死について考える

死について考える

440円 (税込)

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「本当に苦しいでしょうね」「やがて私たちもそうなるんですから」生き残る者のこの言葉はまもなく地上を去っていく者に理解と人間的連帯とを示し、ある程度の慰めを与える。だが、それは死んでいく者の苦しみの半分を慰めてあげても、あとの半分を鎮めはしない。その五〇パーセントをも鎮めるには……。著者が遺そうとした心優しいメッセージ。

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死について考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    ◯どういうきもちになる
    ・死生について考えるきっかけになる
    ・生活ではなく人生と捉えるようになる。やるべきことが見えてくるような気がする 
    ・亡くなった親類や友人がきっと静かで穏やかな世界にいけてるんだろうなと救われる


    ・「死について」ではなく「死について考える」というタイトルがぴったり。死後の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    時にユーモアを交え、死についてさまざま語られた本。

    「亡くなった肉親や先祖たちのいる世界に戻るという感覚」
    そう捉えると、死もこわいものでは無くなる気がする。

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    Posted by ブクログ 2022年01月03日

    「死」というテーマについての短いエッセイがたくさん。「死」は誰も知らない経験。希に臨死体験者はいるが。でもすべての人に平等に訪れるもの。それについて話されることというのは、人間性というか人生観が滲み出てくる感じがする。そう、なんというか、じわじわと伝わってくる。「ああ、そうなんですね」ではない。じわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    人は遅かれ早かれいづれ死ぬ。大作家だって犯罪者だっていづれ死ぬ。死について考えないで人生終えれたらどんなに楽だろうと思う。死は怖いし死んだらどうなるかなんて誰もわからない。だから人はその死の恐怖をやわらげるために宗教に頼ったりするんだろうか。

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    Posted by ブクログ 2023年12月08日

    またかけがえのない人が亡くなったときこれを読みたいです。仮にある人がまだこの世界にいても、いつか亡くなったときのことを想像するだけで今いる時間を大切にしようと思えます。

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    Posted by ブクログ 2022年08月27日

    「死」に対して様々な角度から、カトリック教徒としての遠藤周作の私見が書かれている。最初の方は、遠藤周作があの時代に力を注いでいたホスピスの様な医療の普及について書かれていた。たった30年ほどしか経っていないのに、ホスピスもたくさんあるし、癌の告知も当然のようにされる世の中に変化していることに驚いた。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月06日

    氏は、60歳を過ぎて死について考えないのは、怠慢か、鈍感な人であって、決して褒めるべきことではありませんよ、と話したといいます。
    昔であれば、60歳なんて、バタバタと死んでいく人がいたものです。
    死を身近なものとして捉えるにあたり、本書はまさに適切な一冊と言えるでしょう。

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    Posted by ブクログ 2021年07月27日

    「死について考える」なんていうタイトルなので、死ぬことを哲学するような内容の本かと思うけれど、
    それよりは少し肩の力の抜けた、老年を迎えた作者が死や歳を取ることについて思うことを書いたエッセイである。


    カトリック信者の著者による本なのでところどころキリスト教について触れているところがあり、そうは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    遠藤周作は昔の人だから、仏教的な考えで死に向き合ってると思ってたら、まさかのキリスト教
    死というのは、たぶん、海みたいなものだろうな
    入っていくときはつめたいが、いったん中に入ってしまうと…

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    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    あとがきで、「キリスト教とは関係のない形で死についてを語ろうとしました」と書いてあるが、キリスト教とめちゃめちゃ関係ある思考回路で書いてるなという印象

    以下読書メモ 
    >>>
    ・「遠藤君、君はまだ若いからそんなこと考えたことないだろうけど、若い時は若さで生きて行ける、壮年まではま...続きを読む

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