三田誠広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実存主義と構造主義について、主にフランス文学と南米文学と日本文学を絡めて紹介した文学論の本。
上記思想の定義や論考について期待すると、ちょっとがっかりだと思われるが、本書冒頭にそのことが述べられているので、リアル書店で手にした方は冒頭を読んでから購入することをお薦めします(私はリアル書店で文学論であると予め読んで購入しました)。
個人的には、南米文学というものについて初めて知り、これが非常に面白かった(構造主義の章で登場)。また、実存主義に最近関心を持ち始めた矢先、大岡昇平や永井荷風らには注目していたものの、大江健三郎が実存文学であることを本書で初めて知った。まだまだ教養が足りない自 -
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
マルクスが予言した資本主義の末路!?
かつて人びとを熱狂させ、急速に色褪せたマルクスの思想。
しかし、世界的大不況のもとで日本に貧困が広がり、雇用の安定が損なわれた今こそ、マルクスの問いに立ち返るべきだ。
経験を交えて語る。
[ 目次 ]
序章 なぜマルクスなのか(マルクスは魅力的? マルクスはイワシの頭? マルクスは大貧民の味方? マルクス主義はまちがっていた?)
第1章 マルクスの時代背景(マルクスってどんな人? マルクスの思想って何? マルクス主義は科学的か? 貧富の格差はどこから生じたか? 人間にとって自由って何? 大貧民はいかにして救われるか)
第2章 日本のマルクス -
Posted by ブクログ
去年の10月くらいに読みました。
学生運動してる人たちって、バイトしてないよなーたぶんーと思った。笑
失礼な言い方かもだけど、熱中できることがあまりなかったのかな。
だって、今学生運動なんかあったら、
「おいデモ中に携帯いじんなよw」
とかさぁ、
バリケード内に立てこもり中でも
「ごめーんバイトだからちょっと抜けるわ」
とかなんじゃん?笑
おばかでごめんなさい↓
礼子さんのキャラクターは共感できるし、気になる存在だった。
主人公も頼りないけど、なんかかわいかったし同情できました。
不安だったり説明できない気持ちだったりするのは、今の学生も変わんないな。