三田誠広のレビュー一覧

  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    公文推薦図書シリーズ。
    若い時に読むと込み上げてくるものがありそう。
    どちらかというと親目線で見てしまったので、最後の直美のお父さんの長いセリフにグッとくるものがあった。いろんな登場人物が出て来るが、直美にとっては何故か一番縁の薄い主人公の存在が一番大きくなっていく。そのプロセスはとても繊細で読み応えがあるが、せっかくなら心情だけではなく実際に場面が変わるなどもう少し2人に動きがあってもいいような気がした。

    家族や友人の病気や死に直面するという辛いが誰もが経験する状況を客観的かつリアルに命の重みを描いているという意味では若い人に是非読んでもらいたいと大人が思うのも頷ける。

    0
    2024年03月19日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    恵まれた環境にいるくせに、自殺に魅かれる良一のへなちょこ具合が腹立たしい。
    それに対して直美のお父さんは素敵!辛いときでも穏やかな笑顔が見せられる人。強い!!こんな人になりたいなぁ。

    全体的に口調が文語体一直線な感じがあってぎこちない印象。
    中3とは思えない発言だよー。

    0
    2023年08月05日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    四月は君の嘘を読んでから気になったので読んでみた。
    物語自体は読みやすくさらっと読めた。
    タイトルの意味を理解した時は思わず感心した。
    リアルな中学校後半の時期の人間模様と、身の回りの雰囲気を見事に描き、まさに生きることとはどういうことなのかを考えさせてくれる、いい題材だった。

    0
    2023年07月05日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    再読。さすがに死には直面はしていないが、中学時代の心の揺らぎを思い出させる。何度も読み返す本のひとつ。

    0
    2023年06月17日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    主人公のデリケートでおとなしい性格が自分とダブった。あと、酔っぱらった父親が愚痴をこぼしたところが印象深かった。

    0
    2023年04月01日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    直美の死を受けて、前向きな2人の考え方がすごく大人びてて立派だなと思った、いちご同盟が素敵な言葉。15歳はこんなに大人びているんだろうかと少し疑問も残る
    重たい話だけど、最後はどこか希望が持てたような前向きに感動を与えてくれた本でした。

    0
    2023年01月11日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    何回か違うところで名前を聞いて、ずっと読みたかった本。
    四月は君の嘘ってこの小説をモチーフに描かれたんだったかな?
    それくらいお話が似てた。
    自分が中学生高校生だったらもっと刺さったのかもしれない。
    風のようにさらっと吹き抜けていく小説だった。

    0
    2022年12月14日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    何故イチゴ同盟なのか。最後にその真実が語られます。生きるとは何かと答えの無い問いをこの本で少しでも考える人が出ます様に。

    0
    2022年12月13日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    15歳の時に結んだ同盟なので「いちご同盟」。
    中学生の頃の苦悩とみずみずしい感性が描かれている。死を考えていた主人公が、身近に死を体験することで「生きる」ことに舵を切っていくストーリー。

    0
    2022年10月24日
  • 夫婦って何? 「おふたり様」の老後

    購入済み

    夫婦って何? 「おふたり様」を読ませて頂いて今までの疑問や悩んでいたことがばっと明るく開けてきました。読んでとても有意義でためになる素晴らしい指針もなり得るほんてす。

    #深い

    0
    2022年10月21日
  • いちご同盟

    Posted by ブクログ

    中学生くらいの頃に一度読み、確かその時は涙が出たように思うのですが、大人になった今再読してみるとあまり感動は起きませんでした。悲しい。主人公に子供っぽさが全くと言っていいほど感じられないのが少し違和感だったかな。死ぬという事を直接的な表現ではなく抽象的に表現している部分がとても印象的でした。短いのでとても読みやすかったです。

    0
    2022年10月16日
  • 永遠の放課後

    Posted by ブクログ

    いちご同盟以来久しぶりにこの人の本を読んだ。
    少しばかりあっさりし過ぎている気がする。
    もう少し展開に強弱がついてもよかったのではないかと思う。

    0
    2022年09月07日
  • 僕って何

    Posted by ブクログ

    拠り所がないと人間は生きていかれへんいうこと。
    主人公と同じ1人っ子なので、気持ちはよく分かった。ただ、この時代の孤独と、今の孤独は違うやろな。
    教条だけを読み上げてるB派の学生を、主人公がバカにしてる描写を見て、欧米産の理論をベラベラと押し並べてる、今の人文社会科学の諸先生方とあんま変わらへんなと思った。
    中盤までは面白かったけど、最後はちょっと満足いかん終わり方やったので星3つ

    0
    2021年07月05日
  • 夫婦って何? 「おふたり様」の老後

    Posted by ブクログ

    なんか読んだことあるなと思いながら読み進めている。
    旦那を産業廃棄物、粗大ゴミとか刺激の強い言葉で書かれているが、読みすすめることをオススメします。楽しかった。

    0
    2020年11月17日
  • 西行 月に恋する

    Posted by ブクログ

    西行と待賢門璋子との恋を中心として描く。西行の生い立ち、待賢門璋子の苦悩など、人生の行く末と和歌が重なり、すごく感銘をうけました。

    0
    2020年03月02日
  • 実存と構造

    Posted by ブクログ

    終盤は様々な文学に実存と構造を説明しており、そのあたりの知識の乏しい自分としては実感は薄かった。
    この前提を持った上で色々な文学や歴史に触れてみると、楽しめるかもしれない。

    0
    2020年01月07日
  • 空は終日曇らず

    Posted by ブクログ

    大企業「ニッポンバイク」の本社宣伝部でバリバリの企業戦士だった義明に出た突然の左遷辞令は、片田舎での一販売部員というものであった。いったい何があったのだ!でも負けはしないぞ。きっと立ち直ってみせる。翌日から展開された強引な販売作戦。著者の体験にもとづく異色のサラリーマン青春小説。

    0
    2019年07月09日
  • 高田馬場ラブソング

    Posted by ブクログ

    キャンパスを行く堀田紅美子、立花麗子、栗原芳絵の仲良し3人組。青春まっただ中の彼女たちの関心は、手ごたえのある大恋愛。なのに紅美子には中年男に好かれる背後霊でもついているのか、せまってくるのはオジさんばかり…。軽快でせつないトレンディコメディ。

    0
    2019年07月09日
  • 数式のない宇宙論

    Posted by ブクログ

    数式を用いずに宇宙論をということで、古代ギリシャから今に至るまでの科学者たちの発見、エピソードを紹介。紀元前にはエラトステネスによって地球の概略のサイズまでわかっていたというのがすごい。パスカルの考える葦の引用で始まり、同引用で締めくくられる。

    0
    2019年04月27日
  • 源氏物語を反体制文学として読んでみる

    Posted by ブクログ

    藤原地獄から抜け出せず、人物関係が掴みきれなかった。
    自分の勉強不足。
    もうちょっと勉強してから再読したい。

    0
    2019年02月12日