三田誠広のレビュー一覧

  • いちご同盟

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    初めて、三田さんの作品を読んだ。
    感情と描写をこんなにも滑らかに言葉にできるのか、タッチが柔らかくて控えめなこにこんなに引き込まれるのに感激した。

    特にピアノを弾くシーン、何度か読み返してしまった。他も読んでみたい!

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    2025年07月18日
  • いちご同盟

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    中学生の時に実家の本棚にあったので読んだ。読みやすかった。最後の方、ビニールカーテンの向こうとの最後の会話に泣いた。こんな恋愛がしたいと思う気持ちと、こんな悲しすぎる思いはしたくないという気持ちが入り混じった。
    心通わせることが出来る恋愛に憧れた。

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    2025年07月09日
  • 道鏡 悪業は仏道の精華なり

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    道鏡について興味があり、参考までに読んでみました。面白かったし、道鏡についてのイメージの補足にもなったが、まだ分かっていないことも多いのであくまでも作者の想像の域を出ないことを踏まえた上で勉強になりました。また道鏡といえば、宇佐八幡宮神託事件で有名だが、これは人によって様々な解釈がなされているので、作者の解釈が自分自身の考えの一つの指標になったと思う。

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    2025年04月14日
  • いちご同盟

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    うーーーーん、何と言ってよいのか。
    本棚にずっと前からあり読んだ記憶がなく読んだ本。
    自分の過去の経験から、こういう風に最期を迎える話は少し引く。羽根木徹也、北沢良一、生きろ。

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    2024年11月23日
  • 春のソナタ

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    音楽は感じるものですが、言葉にされた細やかな描写は凄いなと思いました。
    音楽に対する造詣が深いのだと思います。
    物語は淡々と進んで行くのですが、何か心地よいものも感じました。
    主人がクールでいつもモテるんですよね。

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    2024年10月27日
  • 星の王子さまの恋愛論

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    「星の王子様」への三田誠広さんの熱が伝わって来る本でした
    もう少し若い時に読んでいればもっと感動できたと思いました
    それでも十分に楽しむことができました
    不登校になった三田さんに手紙を書いた奥さまと結婚なされたエピソードは、素敵だなと思いました
    私も「星の王子様」から影響を受けて生活しています
    私の妻は王子様の薔薇だと思っています
    「星の王子様」は何度も読みたくなる本だと思いました

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    2024年06月05日
  • いちご同盟

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    透明感のある文体で「生」と「死」について考えさせられる作品。
    間に挟まれる野球やピアノの描写さえも緻密で美しく繊細に描写される。儚いガラス細工みたいな作品でした。
    主人公の北沢が思春期の自分を見ているようで親近感が湧きました

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    2024年05月21日
  • いちご同盟

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    四月は君の嘘。に出てきた、かをりちゃんが読んでいた小説。

    むりをして生きていても
    どうせみんな
    死んでしまうんだ
    ばかやろう

    どうせいつか死ぬことが分かっていても、未来のことは不安になるし、悔やまれる過去もたくさんある。今に集中して生きることで不必要な不安に押し潰されないように生きたい。

    自分の将来を知りたい気持ちもあるけれど、結末が分かって、それを辿るだけの人生はなんだかつまらない気もする。それにたとえ不安だとしても想像できる未来があるだけ幸せなのかなと思ってみたり。

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    2024年05月03日
  • いちご同盟

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    中学三年生、受験や将来の夢、恋愛、漠然とした不安、何も悩んでなさそうで実は一番多感なのは15歳なのかもしれない。
    病気を患った少女の運命が引き逢わせた3人の恋愛と友情、生と死の物語

    これ読んだことある人は是非 #四月は君の嘘 も読んでほしいなぁ

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    2024年03月28日
  • いちご同盟

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    中学三年生の良一は、自殺とピアノについて考える受験生。ある日野球部エース徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の美少女・直美を知る。三人は徐々に親しくなっていくが、直美が突然良一に言った「あたしと心中しない?」繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死を情緒的に描いた作品。
    野球のシーンとピアノのシーンが作品の中で長くてそこは退屈に感じたけど、特に後半の薄氷の上を歩くような緊迫感の中の三人の関係の揺れ動きが目を離せなかった。のでこの評価。この年齢って綺麗で危うい脆さを孕んでる気がする、そしてそれが綺麗に描かれてる。

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    2024年02月26日
  • いちご同盟

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    生きるとは何かを中学生の視点から描いているが、自分にも重なる部分が多く、あらためて生きることについて考える機会を与えてくれた。
    ストーリーの秀逸さに加えて、メッセージ性や思考を働かせる意図が込められていて好みの作品だった。

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    2024年01月15日
  • いちご同盟

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    ネタバレ

    北沢良一
    徹也に試合のビデオを撮るように依頼される。日々、ピアノのレッスンをしている。自殺について考えている。

    羽根木徹也
    野球部のエース。良一の同学年で人気者。

    北沢孝輔
    良一の弟。遠くの私立中学に通っている。
    成績優秀。マーラーが好き。

    船橋
    良一と同じクラス。野球部でキャッチャー。通称は「番長」。

    東山
    ショート。陸上部にも入っている。
    俊足好守好打、さらに勉強でも秀才と非の打ち所が無い。

    上原直美
    徹也の幼なじみ。小学校から私立の女子校に通っている。足に腫瘍があり切断し入院中。徹也に連れられて来た良一に恋心を抱く。

    和泉
    直美が入院している病院の看護婦。

    良一の母
    自宅でピアノの講師をしている。良一とはピアノに対する考え方が違う。

    宮坂先生
    良一が通う中学校の音楽教師。良一が中学二年時の担任。

    直美の母
    直美にそっくりの、目のきれいな女性。

    ピアノの先生
    良一が習っているピアノの先生。良一の母親と大学で同窓だった。

    良一の父
    良一がピアノを習っていることに何も言わない。孝輔のことなら真剣になるが、良一との間には共通の話題がない。新書判の本を編集するプロダクションの社長。

    直美の父
    額の上部が見事に禿げあがった、けれども童顔で、若々しい感じがする。電機メーカーの研究員。

    下馬
    船橋の子分。

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    2023年11月07日
  • いちご同盟

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    中学三年生の北沢良一は同年代の自殺した少年について考えるなど人生に厭世観を持っていた。そんな時、同学年の野球部のエースである羽根木徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の上原直美を知る。直美は自分のおかれた境遇にもめげずに懸命に生きようとする。直美や徹也に会うことによって良一の人生観が変わっていく。

    ↑↑↑Wikipediaより

    【むりして生きていても 
    どうせみんな 死んでしまうんだ
    ばかやろう】

    十一歳で命を絶った少年が 飛び降りたアパートの壁に残したメッセージ。

    良一はたびたび そのアパートを訪れ 少年が飛び降りた13階から下を覗き込む。

    中学3年生の夏。受験、友情、恋。

    良一は悩んでいる。
    頑張って勉強しても上がらない成績。偏差値という数字で“入りたい”高校ではなく、”入れる”高校は決まってしまう。
    自由に演奏するピアノは好きだけれど 音楽学校に入るには演奏に点数が付けられふるいにかけられる。

    ピアノ教師の母からは「音楽学校に行きたいの?プロになれると思ってるの?」と。
    夢に敗れ 望まない仕事をしている父からは「将来のことは二十歳になったら考えろ。今はとにかく勉強しろ」と言われる。

    良一の頭の中にふとよぎる言葉
    「ばかやろう」

    死んだら 努力も夢も 何もなくなるんだ。

    人はなんの為に頑張るのか。自分はどこに向かって頑張っているのか。

    「おれたちはみんな十五歳だ。いちご(1 5)同盟だ。」 良一と 徹也は 病気の直美の姿を通して 「生きる」ことを考え始めます。

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    いちごって、甘酸っぱいほうのじゃなくて
    15歳ってことだったのか。

    こんなことで自殺を考えるのかと大人は思うだろう。でも中学生は見えている世界がすべてで、小さな箱の中でもがき苦しんでいる。

    先日、息子の高校から呼び出しがありまして。
    欠席日数が多いとのこと。
    「就職でも 進学の推薦でも それで選んでもらえなくなるよ。なんとなく休みたいで休んでるなら会社では通用しないよ」と。はい、わかります。先生が親身になって心配してくださっていることは。それはそれは息子が言葉を話し始めた頃から「こんな繊細すぎるこの子は社会に出てちゃんとやっていけるのだろうか??」とこちとら絶賛不安継続中ですわ!中学で結局卒業まで教室入れなくて 高校では楽しそうに学校通ってて「欠席日数より出席日数の方が遥かに多いじゃん!やったね!」という考えが甘いってことは! 学校を欠席してしまう理由を聞かれて「自分は何も出来ない」と泣いている息子に ただ背中さすって「大丈夫だよ」しか言えなかったわたしも母親としてどうなんだってことは!
    でも言いたいんです。泣くくらい悩んでることがもう偉いよって。悩むのも落ち込むのも泣くのも笑うのも 全部生きてなきゃ出来ないからね。なんだったら呼吸してるだけで偉い!もう存在が尊い!!

    すみません。後半はモヤモヤ吐き出しただけです。スッキリしました。

    今は高校PTAの役員会来てます。バッタリ息子を見かけたら大きく手を振ろうと思います。(子どもが嫌がるタイプの親)

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    三田誠広さんの作品は
    高校生が主役の『 春のソナタ 』
    大学生が主役の『永遠の放課後』があり
    青春三部作となっているようです(急に)

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    2023年10月20日
  • ワセダ大学小説教室 書く前に読もう超明解文学史

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    著者は母校の早稲田大学で「小説創作」の講師を務めており、そこでの講義を本にまとめたのがワセダ大学小説教室シリーズ。本書はその三冊目にあたる。純文学を書きたい若者のために近代日本文学の変遷を学ぶことで、創作に活かしてほしいというものである。著者は「文学史を学べばアイディアは無限」と語る。もちろんそんな野心のない人にも読み物としてじゅうぶんに面白い。「ものすごーくわかりやすく説明します」と述べるように、硬くないので文学史のおさらいとしても、楽しく読めるだろう。

    あくまで団塊世代の著者の目を通した文学史なので、日本文学の東西の横綱に大江健三郎と中上健次を選ぶなど違和感もあるかも知れないが、この世代の「文学」への熱き想いは感じられる。昔は純文学はインテリの中心的話題のひとつだった。いまはなかなか売れないそうである。明治から20世紀までの時代を創った作家の粗方を網羅しているのでブックガイドとしても使えるし、著者の評論もユーモアに富んでいて面白い。大変に好意的に取り上げられてる作家あり、ちょっと意地悪に書かれてる作家ありで、心の中でツッコミを入れつつ読んだ一冊だ。巻末には著者によるインタビューも掲載。

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    2023年10月02日
  • いちご同盟

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    進路や恋愛の悩みで一杯一杯になる学生時代の辛さを軽やかに書いている本。中学生から高校生に読むことを強く勧める一冊

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    2023年08月19日
  • いちご同盟

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    中学3年生の北沢良一は、幼い頃からピアノを習っていたが、自分の進路を決めかね、もやもやとした毎日を過ごしていた。そして、自殺した小学校5年生の少年のニュースについて、彼は度々考えるようになり、少年の自殺した現場を訪れる。
    そんなある日、良一は、同級生の野球少年、徹也の頼みで、重い病気を患った同い年の女の子、上原直美に出会う。死を目前とした少女との交流を通して、良一は、生きていく決意を固める。

    直美の言葉を前に、言葉を失う良一の姿が、印象的だった。
    「可能性がある人がうらやましい。自殺のことを考えるなんて、贅沢だわ」
    「まだ、自殺のこと、考えてる?」
    「あたしと、心中しない?」
    音楽の道に進んでもプロになれるほどの実力はない。かといって、何かやりたいことがあるわけでもない。良一を自殺への興味に駆り立てる悩みは、思春期の少年であれば、誰でも持ちうる悩みだった。そんな彼に直美が投げかける言葉は、本当に死と隣り合わせであるが故に重い。

    それまで好きなれなかったベートヴェン十五番のソナタを演奏し、その魅力に気づくシーンもよかった。楽譜通りに弾くことに対する気づきを得て、「わざと抑揚をつけ、テンポを崩して、感情をこめようとしていたいままでの自分の演奏が恥ずかしかった」と思うシーン、自分にも心当たりがあり、読んでいて自分も恥ずかしくなった。

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    2023年08月10日
  • いちご同盟

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    ちょうど鳥肌が立ったタイミングで終わり、終わり方いかついと思った。
    タイトルはあまり気に入らないけど、内容はほとんど主人公の胸の内の言葉で進むのに飽きなくて良かった。

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    2023年06月24日
  • 永遠の放課後

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    流れるように読んだ。
    ドロドロ展開はなく、、
    3章の終わり、紗枝が不意にぼくの腕をつかんだシーン。
    全てがここに詰まっていたと思う。
    永遠の放課後の名の通り、青春時代を共にした人たちとは永遠にあの頃の気持ちのままでいられたらいいな、そういうもんなんだろうなと思った。
    でも2人が社会貢献で海外が〜ってのはちょいと綺麗すぎる。

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    2023年06月05日
  • いちご同盟

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    思春期の心が、丁寧に優しく描かれている。まるで自分がそこにいるかの様に思えた。
    うまく言葉で言い表すことができないが、友情といえ単語一つにおさまる話ではなく、それぞれの気持ちがバランスをとって話が展開していく。
    主人公の北沢が、ベートーヴェンの田園を弾くシーンは、本当に音楽を理解し、殻を破ったんだなと感じた。
    直美が、病気になったから、あなたと出会った。この運命に感謝すべきなのか、というシーンは、本当につらい。病気にならなければ出会わなかった、病気になったから出会った。
    時代を、超えて読み継がれて欲しい。

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    2023年01月20日
  • 夫婦って何? 「おふたり様」の老後

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    実際にこの年代になって、常々感じていることが言語化されていて、「そうそう!それそれ!」と思いながら読んだ。
    あまりにも自分の気持ちを代弁してくれているので、不覚にも新書を読んで泣いてしまった。
    15年ほど前に書かれているので、少し古いな、と感じる部分もあったが、定年を迎えた夫婦が共に、心も身体も健やかに過ごせるヒントが満載だった。

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    2022年10月11日