林譲治のレビュー一覧

  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 撃滅!日米決戦カウントダウン

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    ついに完結まであと1巻。

    独立行政艦隊通商機動部隊「通商さん」の東海岸での戦艦アラバマ撃沈。
    イギリスはこれを日本が非対称戦へ舵を切った可能性があると判断し停戦への道を探り始める。
    何としても戦果を国民にアピールしたいアメリカは依然として日本本土侵攻?を推進中。
    通商さんを発足させた陸海軍以外の各省庁若手官僚は、戦争に勝っても負けても国が破産して滅ぶ状況を何とかするため、ついに戦後と政権の引継ぎを目指して新体制研究会を発足。
    一方、肥大化した連合艦隊は巨大なお役所らしい仕事の進め方で、エニウェトクの米軍前進拠点にただトラックの航空兵力をすり潰しただけでなく、逆に奇襲を受け航空戦力に甚大な被害

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    2012年03月03日
  • 帝国海軍要塞艦隊(4) 太平洋戦争シミュレーション

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    帝国海軍というお役所の思考に染まっていない、普通の人たちで構成される設営隊と第四航空戦隊のお話。
    またも、ガダルカナルで負けない戦いをして、今回は海兵隊を撤退させてしまう。
    この作家は柔軟な組織とその運用を書かせると上手いし、ユーモアもあって面白い。あっという間に読み終えてしまうな。

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    2012年01月11日
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 轟沈! 戦艦『アラバマ』夜襲作戦

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    独立行政法人通商さんの活躍を描くこのシリーズ、たぶん22巻。時事ネタも絡んでいたりして愉快系の架空戦記で面白い。
    今回は米軍の日本本土襲撃計画を防げるかという本筋への序章。
    一方で南米大西洋沖の嫌がらせに対応するため国の威信をかけて戦艦アラバマを派遣するがというお話

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    2011年12月18日
  • 帝国海軍要塞艦隊(3) 太平洋戦争シミュレーション

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    大破した重巡青葉のガダルカナル着底、砲台化。
    島嶼防衛に軍艦が組込まれた戦術の確立への第一歩。

    とはいえ基本は設営隊とウッドラークの戦い(だと思っている)ので、今後はどうなるのかな。
    そういえば落とし所はどうするのかも楽しみ。

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    2011年09月17日
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 夜襲! 米軍陽動艦隊を撃滅せよ

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    鉄槌号関係者が個性的なキャラクターのためなのか、組織内での人間関係というか人間性のような物が目立った巻

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    2011年09月03日
  • ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079(1)

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    リアル路線寄りのゲーム「ジオニックフロント」のノベライズに相応しい。背面への集中砲火でザクを撃墜する戦車隊など、戦術好きがニヤリとできる場面多数。ガンダムものにありがちな過剰に戦争を否定しだすキャラもなく、といって単に殺し合いをするでもないバランスの取れた出来になっていると思う。挿絵のレベルも高い。

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    2010年12月11日
  • ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079(2)

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    「闇夜のフェンリル隊」によるオデッサ脱出の支援、新兵器・ガンダム6号機の強さ、この辺りがポイント。
    個人的に6号機のデザインは好き。

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    2009年10月04日
  • 知能侵蝕 1

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    航空宇宙自衛隊、宇宙作戦群が地球を取り巻くデブリがはれ上がっていることを観測した。
    同じ頃、廃ホテルを確認しに来た同級生がそこで見たのはパイプが人型になったロボットに襲われ逃げるが仲間が首を切り落とされるところを目撃した。そのロボットはその後「チューバー」と名づけられた。

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    2025年12月08日
  • 惑星カザンの桜

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    #惑星カザンの桜
    #林譲治

    750名の一次調査隊が消息を断った、1万光年の彼方の惑星で、二次調査隊のメンバーは地球の桜と見分けのつかない花を目にする。カザンを巡る権益、人間の愛憎。1万年を隔てて異文明と邂逅しても、変わらない鎖に縛られる人々がリアル。

    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年11月25日
  • 惑星カザンの桜

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    一万光年レベルのワープ航法が確立されている未来のファーストコンタクトもの。地球から一万光年離れた惑星カザンの第一次調査隊が全滅し、第二次調査隊が向かった先で見たものは。
    調査隊の艦船の構造や人員構成、必要な物資は3Dプリンターで作るなど、設定がきっちり整っていて、読んでて説明臭くないのもいい。
    なにより惑星カザンの謎はなかなかに新鮮で、謎解きと調査隊内の軋轢など様々な要素が絡んできて後半に向けて盛り上がっていく。あまり謎を謎のまま引っ張って、最後がっくりと言うこともない、良いバランスだ。

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    2025年08月19日
  • 知能侵蝕 1

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    #知能侵蝕 1
    #林譲治

    全4部作の第1巻。
    2030年代という極近未来。自衛隊やJAXAの描写、各国のパワーゲームがリアルすぎて、今の世界のすぐそばにあるように感じる。
    ナノブラックボールの存在、異星人の意図など謎を多く残して、これからの展開が楽しみ。

    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年08月07日
  • 惑星カザンの桜

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    SF作家林譲治の総決算、なのかな?

    まぁ、商業的には、xx戦艦大和やら帝国xx隊やらを継続して書く方が安定しているんだろうけど。

    個人的には、ハヤカワJAの遊びたっぷりなシリーズの方が好みですが。

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    2025年06月19日
  • 惑星カザンの桜

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    ネタバレ

    「一万光年を隔てた異星で、
    調査隊員750名はなぜ消息を絶ったのか?」
    という紹介文に惹かれて即購入。こういうの大好き。しかし書店で手に取ったら「薄!」。「一万光年を隔てた異星で、調査隊員750名はなぜ消息を絶ったのか?」がこの長さで解明できるのか!? ちょっと違和感w。

    謎に引かれて、私には珍しく必死で2日で読んだ(読むのが速い人なら1日だろう)。が、ストーリーとしては面白いと思うけれど、読後の満足感はなかった。

    謎が徐々にわかっていくというよりも、登場人物が(突然)説明してくれるし(「推測」を話してるんだと思ってたらそれがそのまま正解だったとか。。) 恋愛がらみ情愛がらみがあるんだけど

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    2025年03月24日
  • YT~県警組織暴力対策部・テロ対策班~

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    林譲治『YT 県警組織暴力対策部・テロ対策班』光文社文庫。

    本作の中ではイニシャルが『YT』の人物のを狙った殺人事件が描かれいるので、読んでいるうちに登場人物のイニシャルが気になってくる。主人公の手塚洋三も『YT』だし、離婚の危機にある妻の雪菜も『YT』なのだ。

    そして、犯人の目的は一体何なのかというのが、本作の中では一貫した大きな謎になっている。通り魔事件、企業を狙ったテロと思われた事件は一転、主人公の手塚洋三を狙ったものという方向に大きく舵が切られる。

    事件の黒幕には途中で気付くのだが、捏ねくり回したような犯行動機には納得出来ず、結末も面白くない。


    殺人事件の捜査の応援に駆り出さ

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    2024年05月17日
  • 工作艦明石の孤独1

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    辺境の連星系と太陽系のワープ航路が寸断されて孤立するお話だが、居合わせた軍艦と工作艦、現地政府の間での駆け引き、組織論に力が入っている。
    ワープ航法のメカニズムが個性的。理論が完成しておらずパラメータと転移先の関係が不明で、他星系にたまたま繋がるパラメータを探す状態。そのため舞台となる星系も既知の星系から光学観測で発見できていない。
    材料は素晴らしく好みだが著者のプロットを読むような坦々とした文体、冷静な登場人物たちの事務的報告を中心とした会話で進むため興奮が続かなかった。妙に引っかかる捻られた日本人名といい、架空戦記の特徴が出ているのだろうか?

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    2024年05月14日
  • コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝

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    途中から面白くなった。
    3000年でそんなに退化してしまうものだろうか。
    今の進化を考えればあり得るか。

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    2023年10月19日
  • 星系出雲の兵站 1

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    敵であるガイナスが人類のクローン兵士であることは、予想できた。この巻ではあまり、兵站が主役とならなかった。今後の展開に期待。

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    2023年07月31日
  • 工作艦明石の孤独4

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     シリーズの完結編である。本の帯には、「最驚の結末」とあるが、何かよくわからなかった。宇宙とは、ワープとは、タイムマシンとは等々について説明不足と感じた。最終巻は端折りすぎじゃないか。もう1巻と言わず、2巻くらい費やして説明してほしかった。
     イビスについても、中途半端。もう少し掘り下げて書いてほしかった。

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    2023年05月07日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 2

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    烏丸さんが出てくると話が和む
    敷島星系にも動きあり
    登場人物が多く、会話が多く、それゆえテンポがいい
    人物は多いが関係性が細かく絡み合っているので無理なく読めている

    いいところで終わってしまったので続きが気になる

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    2023年05月02日
  • 工作艦明石の孤独3

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     今月発売の第4巻で完結らしい。となると、今第3巻は起承転結の「転」となるのか。そう考えると、納得がいく展開である。
     異星人イビスとのコミュニケーションは進展するのか。ワープ航法の謎は解明され、地球圏との交流は再開できるのか。

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    2023年04月06日