林譲治のレビュー一覧

  • 星系出雲の兵站―遠征― 5

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    ガイナスと人類の戦いに終止符が打たれる。そもそも、なぜ戦わなければならなかったのか、その原因が明らかになる。前巻で想像もつかない方向に飛ばされて、結末がどのようになるのか楽しみだった。うまく着地できて安心したのと同時に、因果応報というか少し考えさせられるものがあった。人類、ガイナス、ゴート・・・。人類が悪いのか、たまたま運がなかったのが悪いのか、犯人捜しをする小説ではないが、一方向だけで見てはいけないことなのだと思った。また、恨みというのは時間がどれだけ経っても忘れられないものなのだろう。

    物語としては、烏丸が想像以上に活躍するのが個人的には意外なところだった。シャロン紫檀とマイザー・マイア

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    2021年11月14日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 4

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    今まで積み上げた来たものが否定されたような巻。五賢帝を含むガイナスの振る舞い、ゴートの謎など明らかになりそうで読者を裏切る(もちろんいい意味で)。ここまでガラリと展開を変えてしまって、ちゃんとどこかに着地するのかと心配になる。もちろん心配ご無用なのは分かっている。次巻を読むのが楽しみだ。

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    2021年11月14日
  • 大日本帝国の銀河 3

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    舞台は広がり、日本本土、ソビエトに加えて、ウルシー環礁へ

    そして、更に深まるオリオン集団の謎(一つではない?)

    更に大使館、マクロスサイズじゃねえかw

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    2021年07月22日
  • 大日本帝国の銀河 2

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    ネタバレ

    オリオン集団との意思疎通困難×日本国内の意思疎通困難
    に新たなプレイヤーが参入!ますます意思疎通が困難にw

    それにしても、モロトフw

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    2021年04月25日
  • 大日本帝国の銀河 1

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    「この題名は何だ?」「この表紙は何だ!?」「この帯は何だ!?!?!?!」

    なるほど、こうきたか。(コイツはとんでもない盲点だ。ファーストコンタクトモノを仮想戦記にぶっ込んできた。(いや、それだけなら前例があるが、オリオン太郎と主人公?の間の概念レベルの意思疎通ができないだけでなく、主人公と自国の軍人との間でさえ、概念レベルで意思疎通がままならない。

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    2021年01月16日
  • 星系出雲の兵站 3

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    準惑星天涯の要塞攻略失敗により、火伏兵站監が責任を取らされて辞任する。後釜には吉住という平凡だが確実に仕事をする男が就いた。吉住を兵站監として、天涯の偵察に向かう降下猟兵部隊。命がけの作戦の中、ガイナスについてだんだん分かってくる。平行して安久家と南雲家、迫水家で企業間の戦いも表に出てくる。前半は政治と経済の黒い湿った戦いが繰り広げられ、胃をキリキリしながら楽しめる。後半はガイナスとの戦闘シーン。吉住兵站監が冴える。続きが気になって仕方がない。

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    2020年12月25日
  • 星系出雲の兵站―遠征― 5

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    もっと長く続いちゃうと思ってたら、スッキリ完結
    政経スジのトップがスペオペ、ミリタリSFの中で活躍するのは珍しいな

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    2020年09月13日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 3

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    ネタバレ

    ・ガイナスの第二拠点捜索+ガイナスの通商破壊戦対策
    ・敷島でのゴートとのコンタクトを期待しての調査
    これに加えて
    ・出雲星系で播種船の遺構(減速装置)が見つかったよ!ずいぶんと話が違ってくるよ!!のお話。

    今まで伝えられていた「伝承」と違う播種の実態。これが意味することとは…そして、播種船の敷島星系(近傍)通過とガイナス/ゴート/スキタイの関係とは!?

    異星人との関係性の構築を考えていたら、「我々はどこから来たのか。我々は何者なのか」という根源の内なる問いに…

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    2020年03月20日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 3

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    ジャック真田の部下にアスカ黒崎が登場!
    あれっ、柳生一族に出てたっけ、とか、裏柳生にアスカっていたっけ、と思ったら、黒崎輝が出演したのは「影の軍団Ⅱ」からで、アスカは奥さんの芸名だった、との由。
    いずれアニー森永も登場するかな、それよりコム西沢の方が嬉しいかも(笑)

    出雲星系の奇妙なジャポニズムに、ミニスカみたいなお伽噺なのかねぇ、と思っていたら、この巻でいろいろと明らかに。
    その辺は、流石はSF作家林譲治、というべきかな。

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    2020年02月24日
  • 機動戦士ガンダム MSイグルー 黙示録0079

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    待たせたな!ひよっこども!

    OVAでは描写の薄かったカスペン大佐の心情ががっつり追加されている。
    一見嫌味なタカ派軍人だが、その実ただ口下手なだけであり、祖国の思想や自分の立場に殉じつつも現実的な判断や仲間の安全を考えられるという、ガンダムシリーズ屈指の『まともな軍人』っぷりがこれでもかと書かれている。読了後は好感度天元突破間違いなし。
    というか、カスペン大佐に限らず、登場人物の精神面がかなり深堀りされているので、IGLOOが少しでも好きなら手に取ってみることをお勧めする。

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    2020年02月24日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 1

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    ネタバレ

    前シリーズ最後にでてきた「敷島」星系と、封鎖中のガイナス母星と、人類側の新たなプレイヤー「周防」星系

    異星人とのコミュニケーションが主題と見せかけて、人類側内部のコミュニケーション(奈落で、危機管理委員会で、敷島整形派遣部隊で)も含めたコミュニケーションが主題だったな。

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    2019年10月27日
  • 星系出雲の兵站 4

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    ネタバレ

    「集団知性」が相手にあるとわかるだけで、「集団知性」成立の条件が絞れるだけで、それを利用する戦術が成立する。
    これまでガイナスを有利にしていた「知識の非対称性」が崩れ…

    一度非対称性が崩れると、早かったな。
    一部完、か。

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    2019年06月16日
  • 星系出雲の兵站 2

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    ネタバレ

    八重さんのキャラが濃すぎる!設定盛りすぎ!
    全部八重さんが持って行ってしまうw

    いろいろ、いろいろ展開してるのに、八重さんの印象が強すぎる!

    八重さんが聞き出した
    ・ガイナスは生殖機能を失っている
    ・人類はガイナスが最初に接触した異星人
    という情報は何を意味するのだろう。
    つうか、壱岐はどこまでつかんでいるのか?

    あと、老いた虎と、虎の娘は虎でした。

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    2018年10月31日
  • 星系出雲の兵站 1

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    地球人が恒星間宇宙に進出している時代、播種船で入植に成功したのが、出雲星系だった。他に5つの星系があり、壱岐星系もそのひとつ。壱岐星系でも辺境の空間が壱岐星系第三管区であり、そこで異星人の痕跡と接触する。そこからは異星人(ガイナスと呼ばれる)を敵とみなしての戦争準備が始まる。序盤には派手なドンパチはなく、政治的駆け引きが主となっている。兵站は戦争準備であり、火伏兵站監は、様々な想定をして武器などの調達をする。ガイナスとは準惑星天涯を舞台に武力衝突する。ここでシャロン紫檀が率いる降下猟兵師団第一連隊第七中隊の活躍が目を引く。火伏は戦争で「英雄が誕生するのは兵站の失敗」との持論があるが、不要と言わ

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    2018年10月31日
  • 機動戦士ガンダム MSイグルー 1年戦争秘録

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    通常は、敵役で日の当たりにくいジオン軍のさらに、裏方の話だが、人間ドラマが詰まっていて、ガンダムワールドの奥深さを再認識の。

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    2017年08月05日
  • 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…(上)

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    面白い

    宇宙空間に注目が集まっているガンダムのサイドストーリーとして、地上の話であり、面白く読めました。

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    2017年04月24日
  • ウロボロスの波動

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    面白かった。好みにぴったり合っていて、ついつい気になって他のことをほったらかして最後まで読んでしまった。

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    2011年09月09日
  • 蝕・太平洋戦争(1)突如流れた未来電波が歴史を変えた!

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    未来からの電波で、真珠湾攻撃が予告されてしまうというお話。登場人物の楽しい会話と緻密な考証に裏打ちされた林譲治節炸裂のシリーズ開幕といったところです。
     ドイツの新兵器について、長距離爆撃機が作れないで、Vロケットを作ったなんて、確かにその通りなんですが、新鮮です。

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    2009年10月04日
  • 星系出雲の兵站-遠征- 1

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    落ち着いたように見えてふつふつと不穏な予感がするいつもの流れ。
    ここからどんな破滅的な敗北があるのか楽しみ。
    AIの活用法や情報共有の速度が早く、味方の無能行動による余計なストレスがないのがよい。

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    2025年12月18日
  • 惑星カザンの桜

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    地球から一万光年離れた太陽系外惑星カザンに、史上初の地球外文明が存在することを人類は把握していた。
    しかし発展を続けていたカザン文明が、突如として原因不明のままに滅亡したのではとの疑義が生じる。
    もしもそれが事実であれば、地球文明にとっても脅威となる可能性があると考え、調査隊を送ることになった
    調査隊チーム750名は、7年間に亘るワープ航法(光の速度を超える速度で宇宙を移動する航法)によってカザンに向い、カザン文明の動向を探る使命を帯びていた。
    しかし、地球への帰還予定の14〜15年を過ぎても帰還しなかったことを受け、新たに総勢3,600名からなる第二次調査隊を組織し、万全の態勢のもとにカザン

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    2025年08月26日