あらすじ
昭和15年、日華事変が深刻さを増すなか、天文学者にして空想科学小説家の秋津俊雄は、和歌山県の潮岬にて電波天文台の建設に取り組んでいた。中学の同級生で海軍中佐の武園義徳の要請を受けた秋津は、火星太郎なる人物と面会する。男は、地球と大接近した昨年7月27日に火星を発ったと言う。いっぽう戦火が迫る欧州各地には、未知の四発爆撃機が出現していた――。架空戦記+ファーストコンタクトの新シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
第二次世界大戦前夜、宇宙人と人類とのファーストコンタクト。宇宙人の狙いはなにかという疑問を底流に置きつつ、進んだ文化を受け入れ、紆余曲折しながら文化交流を進めていく人類社会の変化を描く。おススメ。
Posted by ブクログ
「この題名は何だ?」「この表紙は何だ!?」「この帯は何だ!?!?!?!」
なるほど、こうきたか。(コイツはとんでもない盲点だ。ファーストコンタクトモノを仮想戦記にぶっ込んできた。(いや、それだけなら前例があるが、オリオン太郎と主人公?の間の概念レベルの意思疎通ができないだけでなく、主人公と自国の軍人との間でさえ、概念レベルで意思疎通がままならない。
Posted by ブクログ
架空戦記+ファーストコンタクト物。 #日本SF読者クラブ 始まったばかりで、これからどんな展開になるのか。
映画の「地球が静止する日」が思い起こさせられた。オリオン太郎=クラトゥのイメージがある。ただし、彼には仲間がいる。
話しかわって、この題名はキアヌ・リーブス主演のリメイク版のほうなのだが、オリジナル版は「地球の静止する日」となっている。現代は"The Day the Earth Stood Still"。日本語にすると、微妙に違ってくる。