あらすじ
ガイナスとの艦隊戦に勝利したシャロン紫檀らに届いた未知の信号。それは、五年前に遭難したはずの友軍艦の識別コードだった──第一部完結。
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Posted by ブクログ
知能と知性の違い
柔軟性と恐怖
ファーストコンタクト以来、接触のたびに戦闘技術が進化していった未知の異星人「ガイナス」は、当初こそ粗野な攻撃だったが、ついに集合体という形状を手に入れて攻撃を仕掛けるようになった。
その時人類との戦いは……そしてその果てには何が待っているのか。
このお話は「架空戦記」そのもの。
元々SFだからすべて「架空」なんだけど、とてもリアルに「兵站」と「政治」で練りあげたスペースオペラ。
なんだかハマってしまう。
韓国王朝ドラマにハマったような感覚。
さて、ラストの数ページでまたまた驚いた。
第二部へ続くって………
Posted by ブクログ
「集団知性」が相手にあるとわかるだけで、「集団知性」成立の条件が絞れるだけで、それを利用する戦術が成立する。
これまでガイナスを有利にしていた「知識の非対称性」が崩れ…
一度非対称性が崩れると、早かったな。
一部完、か。
Posted by ブクログ
表紙はAMineかな。
他が個性的ですぎて、イマイチ埋もれていた水神司令が手腕を魅せる。
いやあサブイボ。
しかし「集団知性」か。
さあ二部へ。
Posted by ブクログ
第一部の最終巻。準惑星壱岐を奪還し、火伏は兵站監として返り咲き、ガイナスとの戦いに臨む。ガイナスの生態というか正体の分析がなされ、勝利へ導く作戦も決まる。軍令と軍政の狭間で織り成す駆け引きや手続きや慣習に重点をおいている、普通のミリタリーSFとは異なる作品だ。故に、英雄がいない小説となっているが、ガイナスと対峙した皆が英雄だともいえる。楽しさを感じるところが、経済小説のように読めるのも面白い。ちなみに、物語は第二部へと続く。ガイナスとの戦いは終わらない。
Posted by ブクログ
第一シリーズ4巻まとめて。登場人物については、類型的でペラッペラ。現実の兵站はいくらリーダーが超有能であったとしても、ありとあらゆる障害が立ちはだかる人間ドラマなんだろうけれど。
しかし!である。ある意味うっとうしい葛藤やトラウマや矛盾に5ページも10ページも取られてはかなわない。そんなものに邪魔されず、ストーリーにのめり込めるのが、林ユニバース。
ところで、ブライアン五月准将とミック・カーン先任参謀・・・え、ミック・カーン?天文学者目指してたらいつの間にか准将までなっちゃった五月さん?!しばらくニヤニヤ笑いが止まりませんでした。
さて、さっそく-遠征-に臨むとしよう。