林譲治のレビュー一覧

  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 謀略! マッカーサー暗殺指令

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    ネタバレ

    仮想戦記で「米豪分断」はいくらでもあるが、豪州側の視点で描いたモノは少ない。まあ、手段が若干エキセントリックだが。戦争中の対戦国家の将軍への「攻撃」は「暗殺」とは違うと個人的に考える。将軍は軍の一部であり、戦時中に敵対する軍への攻撃は軍の本分だから。では、テロ組織幹部への個人攻撃はどうだろう?テロ組織の構成員に対する個人攻撃は、しょうがないんじゃないの?と言うのが個人的認識。テロ組織及び構成員は司法手続で守られるべき対象から自ら望んで外れているのではないかと。

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    2018年10月14日
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 無人爆撃機“鉄槌号”を撃墜せよ!

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    北嶋総隊長はともかく、ここ何巻か谷口が優秀すぎるのはちとアレ。終盤の倫理の議論はちょっとひっかかったので、時間をおいて再読しよう。と思ったが、処分。やはり、「戦争をいきなり非人道的と言い切ること」には引っかかりを覚えるし、戦争全体の被害者を抑えるために毒ガスを使うという論理構成には違和感を感じないではないが、では、東京大空襲やドレスデンへの空襲と広島、長崎への原爆投下のどちらが非人道的なのかと言うことは判断出来かねる。かといって、どちらかを否定出来るのかというとそれも正直できかねる。

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    2018年10月14日
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 米軍クーデター作戦を阻止せよ!

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    戦時体制のソフトランディングに失敗すると、戦争終わらせても社会不安で革命が起こりかねないよね。それじゃあ困るよね。という視点は仮想戦記ではあまり見られないので、ここまで広げた風呂敷をソフトランディングできるのかに注目したいところだが、そうは言ってもシリーズが長引きすぎて中だるみした点は指摘せざるを得ないw処分

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    2018年10月14日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 超爆撃機撃墜指令!

    購入済み

    ドイツ軍と新たな死闘

    太平洋の戦いが緊張状態ながら、静かになってきている中、満州、シベリアでは
    今度は陸軍を主体としてソ連軍の傀儡のドイツ軍との死闘がくり拡げられ様としています。どんな展開になるか楽しみです。

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    2017年08月28日
  • 南太平洋大決戦(2) 豪州攻略作戦!

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     このシリーズに限らず、林の作品には毎回何らかのテーマがある。今回は「現場」だろうか。機械化に必要な整備に注目することで、陸軍の機械化がなぜうまくいかなかったのかをあるべき姿を示して検証している。現場経験の有無、すなわち「やっている」と「習った」の違いを上手く描いている。教科書通りにはいかない、全ての道具、材料があるわけではない戦場においては経験は大きな強みになるのは当然であるが、知識だけでだいたいのことはできてしまう現代においても、やはり最後に物を言うのは経験であることは変わらない。また、ワシントンからはポートモレスビー、クックタウンの状況、そしてオーストラリア国民の気分が分からないため、せ

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    2017年05月01日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 超爆撃機撃墜指令!

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    最終巻。ほぼ10年だそうで。ついに完結が似合うかな。
    それでも急遽ここでおしまいにしたそうで、あと3巻程度考えていたとの事。
    ストーリーは日米講和を間近にして超重爆XB-36と核兵器の試作品2点セットで日本を叩き戦後を有利にしたい米国と、それを阻止したい日本。
    面白いシリーズでした。

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    2014年09月28日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 装甲列車撤収作戦!

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    米軍のXB-36がジェットエンジン搭載と知り愕然とする6発戦略爆撃機トロロ開発チーム。
    満州からの邦人と軍の撤収支援の通商さん列車砲部隊。
    輸送船団を狙ったソ連潜水艦戦隊の唯一の生き残りの拿捕。
    小さな戦闘の話が次巻以降にどう展開されるのだろう

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    2014年06月08日
  • 太平洋戦争のロジスティクス

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     帝国陸海軍は兵站を軽視したといわれるが、本当にそうだったのか?という疑問に答えを出すべく論を展開する。 著者は「兵站を重視していたという」立場で論を展開しているが、問題点も十分指摘しているので決して結論ありきの論とはなっていない。兵站の重視、軽視と作戦の成功、失敗は別の問題であるという前提のもと、どのような組織が存在し運用されたかを順に紐解き、作戦の成功事例としてマレー作戦、失敗事例としてインパール作戦を兵站の視点から分析している。
     結論を始めに言ってしまえば「兵站の重要性を理解し準備をしていたが、運用、マネジメントに問題があり、また太平洋戦争という新しい考え方とそれに伴う部隊の規模の拡大

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    2014年04月23日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 ソ連潜水艦隊を壊滅せよ!

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    通商さんの船団護衛が成功しソ連の潜水艦隊は壊滅し、船団は無事目的地に到着。目的地は中国、船団の船籍はアメリカだった訳で、終戦工作の一環なんだろうけど、積荷はなんだろう

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    2014年04月21日
  • 旭日の牙 -比島強襲作戦

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    米太平洋艦隊の艦船を大西洋に移動させるための遣欧艦隊。
    その遣欧艦隊による戦艦ノースカロライナ撃沈。
    米太平洋艦隊根拠地フィリピン、スービック海軍基地攻撃による米太平洋艦隊壊滅。
    と、ストーリーは進むけど基本は情報戦というか情報操作メインでお話が進むのでかなり楽しい

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    2014年02月03日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 殲滅! 東シナ海護衛戦

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    日米の停戦交渉が進み、戦後の枠組みが作られつつあるなか、なんとしても有利な立場を確保したいソ連の謀略が続くってところかな

    日本輸送船団へのB-25の攻撃は通商さんが何とか防ぐものの、ソ連潜水艦隊がまだ行く手に。
    満州で敗退したドイツ人民軍を集めて満州内に国家を作ろうとする勢力も現れる。
    しかし、ソ連のエージェントになった米軍顧問団が率いる、元中共軍兵士による国民党軍のB-25部隊ってのはいかにもありそう。
    ソ連の脅威ってやつを何となく理解できちゃうのは歳のせいだろうね

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    2013年11月03日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 工作艦『須磨』爆撃作戦!

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    アッツ島で拿捕された無断借用中の戦艦ミズーリに対する修理妨害、遅々として進まない満州に攻め込ませたドイツ人民軍と、どうにも事がうまく運ばないソ連。
    ソ連としては南シナ海での輸送船団撃破という謀略を何としても成功させないとならないらしい。
    さてこの3つがどう絡んで日本が破滅しない形での日米終戦に結びつくのか次巻の展開が楽しみ

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    2013年08月09日
  • ウロボロスの波動

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    一読しただけでは置いて行かれそうな舞台設定。設定に重きを置いて良く解らないままドラマが進行して行ってしまうのかと思いきや、最終的には引きずり込まれました…登場人物の半分以上が男前な女性。惚れてまうわ~
    「ウロボロス~」に出て来た黒川さんがお気に入りでしたが、「エウロパ~」でジョブチェンジして出て来たのが嬉しかったな。総じてAADDという組織を描いた人間ドラマでもあります。続編読もう~
    小川一水氏の解説は多分、ハードSFに馴染が無いと激しく同意出来るような(笑)

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    2013年07月07日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 戦艦『ミズーリ』奪取作戦!

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    公海上で撃沈できないソ連のミズーリを無きものにするため、巧妙に領海侵犯させて白兵戦による奪取。法律上は臨検拿捕になるのかな
    ミズーリの件は片付いたので次巻は南シナ海の輸送船団の話らしい。
    満州に侵攻したドイツ人民軍とソ連義勇軍はどうなるんだろうか

    T-34そっくりすぎて不採用になり戦車から特車になった先行量産車両、パナール178そっくりの五式装甲車などが楽しい。
    パクリではなく、あくまでインスパイアされたものという言い回しが気に入ったせいもあるけど

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    2013年03月30日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 発動!満州防空作戦

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    ネタバレ

    通商さんによる密かな攻撃でミズーリを沈まない程度に傷つけられ、B-29のパクリTu-4も撃墜されてドイツ人民軍を先頭に立てたソ満国境紛争も失敗。
    戦後を睨んだソ連の行動なんだけど、どうしてもうまくいかない。

    さて、日本占領下のアッツ島に無理やり寄港しようとしているソ連のアメリカ戦艦ミズーリ。
    ソ連がどうしても秘密裏に壊滅させたい日本船団は、すでにソ連潜水艦8隻に襲撃される寸前。
    次巻はどうなることやら。泥沼の予感でソ連が可哀想になってきた

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    2012年12月27日
  • 大東亜の矛 -ソロモン諸島の激闘-

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    読み始めは違和感を感じて読むのやめようかと思ったんだけど、よく考えると朝日ノベルズなんでラノベじゃないか!
    という事で頭を切り替えてから読んだ。
    すると面白く読めるんだから変なもんだ。

    ちなみに、尺貫法の空母?ありえんなどと思うわけだが、未だにフィートポンドで世界一の軍事大国が存在する事を考えるとそう変でもないかと。

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    2012年11月10日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 策謀!南シナ海対潜作戦

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    ネタバレ

    日米講和を邪魔したいソ連が、供与された米潜を使い、国籍不明潜水艦として対日通商破壊を南シナ海で実施
    そんななかオーストラリアから中国への船団を通商さんが密かに護衛
    さらに、修理でソ連に取り上げられたままのミズーリが船団襲撃に動き出す

    ますます楽しくなってきたので、船団護衛やらソ満国境に集められたドイツ人民軍がどうなるのか次巻を楽しみに待ちましょうか

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    2012年09月30日
  • 興国の楯1945 通商護衛機動艦隊 『テルピッツ』号を撃沈せよ!

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    戦争終結に向けた第2ステージスタート
    まずは米英との停戦に向けて。
    表向きは友好国のソ連が後押しするドイツ人民軍から、ドイツ連邦軍を助けなきゃいけないという混沌からスタート。
    東ヨーロッパがメインになるのかな?

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    2012年08月13日
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊 日米最終決戦!

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    シリーズ完結。2004年から合計24巻らしい。
    以外に年月が経過したなぁ。

    霞ヶ関各省庁の外郭団体である通商さんの活躍が面白いのと、帝国海軍や連合艦隊が軍隊という名のお役所であることが書かれていて楽しかった。

    とは言っても、山本五十六のクーデターに対して霞ヶ関官僚のカウンタークーデター(?)で終戦へ向けての体制変革がなった所で第一部として完結。
    次回からのシリーズも楽しみだね

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    2012年06月03日
  • ウロボロスの波動

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    一読しただけでは舞台設定のイメージが掴めずに、苦戦しましたけれど、ネット等でブラックホールやら何やらのコトを知ると、途端に面白味が増す作品になりました。

    環境やツールが個人の有り様を変え、やがては社会構造さえも従来とは異なる物になり、それが私達の存在する社会との差異を生み出していくという構図は元々好きな設定ですし、太陽系の開発というあまり広がり過ぎていない舞台も地に足のついた物語として読み応えがありました。

    この作品の後にも長編が二作あるようで、ファースト・コンタクトがテーマだそうです。宇宙に進出した人々と地球に残る人々でさえ既に意識や社会の構造が相成れないこの作品世界、異星の知性と果たし

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    2012年03月04日