林譲治のレビュー一覧
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ネタバレある星の調査に向かった宇宙船が行方不明になり、第二陣として主人公らが乗る大型の宇宙船が調査に赴く話。惑星カザンには文明が発見されていたはずだが、主人公らが到着した際には文明が滅んでおり、何故か地球に存在する植物が生えていたりするなど、奇妙なことが続く。調べていくうちに星の表面がすべてナノマシンで構成されていることが分かる、という内容。
超強力な学習機構を持つナノマシン群と手探りで会話を進め、認識の溝を手探りで埋めていく辺りが面白い。登場するナノマシン群が模した人物らには不気味さや何をやってくるか分からない怖さもあるのだが、なぜかレゴブロック遊びをしている子供のような感じがした。相手からの敵意 -
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ネタバレこてこてのハードSF。文明が成長し滅亡したと思われる惑星カザンに第1次調査隊が派遣されるが行方不明に。第2次調査隊の吉野は、惑星表面にナノマシンがあり、第1次調査隊や桜など地球の植物を複製する存在とファーストコンタクトする。カザン人が複製した21世紀の地球の大都市に入ると、そこには亡くなった吉野の妻蒼井の複製がいる。言葉が通じてもコミュニケーションがまったくとれず、亡くなった妻がいるとは、ここまではソラリス。
複製蒼井にAI蒼井がダンロードされてしまう。複数のナノマシンは生存競争を行い均衡状況にあったところに第1次調査隊が来て均衡が崩れる。ここは砂漠の惑星(無敵)。
林譲治にしては竜頭蛇尾に終 -
Posted by ブクログ
「工作艦明石の孤独」の外伝。設定された世界が同じなだけで、登場人物は重複していない。
150年前に植民された惑星シドンには、人間のような知的生命ビチマが存在したが、入植者から家畜あるいは奴隷のように扱われていた。そのビチマの正体が、3000年前にワープの事故により遭難した宇宙船コスタ・コンコルディアの乗員の末裔と判明する。
彼らの人権回復が図られる中で、ある遺跡でビチマの惨殺死体が発見される。いつ起こった事件なのかは不明。そんな中、地球圏統合弁務官事務所より調停官のテクン・ウマンが派遣されることになる。
これは、私のお気に入りの眉村卓氏の「司政官シリーズ」を彷彿させる。更に殺人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ兵站で勝つというよりは、「兵站を確保して、それを活用するのは大変なんだよ」という話。制式装備がいくつあって、その中の必要な物を必要な時に必要な量だけ届けるというのがいかに難しいか。数が揃うのを待っていたら勝機を逸してしまうし、見切り発車すると現地部隊の英雄的な活躍に頼らなければならない。工業的な問題だけでなく、他星系の工場を効率的に動かすのに武力による威嚇が必要だったり、有効な装備があってもそれを使える法的根拠が無かったりして、兵站というのは範囲の広い概念だなあと。
小説としては、前半の調査・政治的な話は読み進めるのに何度も中断するほどの平坦さだけど、後半の戦闘シーンは五里霧中で想定外がたく