林譲治のレビュー一覧
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昨年の「惑星カザンの桜」に引き続き、林譲治の新作書下ろし「地球壮年期の終わり」が出版された。題名から判るように、クラークの「幼年期の終り」をオマージュ、若しくは意識した作品となっている。勿論、全く同じ作風に仕上がっている訳でもなく、あくまでも方向性は同じで種々の細かい設定に林譲治のオリジナリティーが出ている。自衛隊がらみのテイストはまさにそのもの。
幼年期では異星人の挙動がいちいちセンセーショナルであるのに対して、壮年期はじわじわと小さな個別対応を重ねていく。それぞれのファーストコンタクトも地味。ストーリーは三本立てで最後に収束するといったごく一般的な構成となっている。この手法を他でも結構見 -
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7,000光年先からやってきた一風変わった宇宙人=侵略者の先行調査員たち。その視点を通して地球人を見てみると、食べもしないのに同族を大量殺戮するのは人類だけ、パレスチナで100人死ぬのは当たり前だけどニューヨークで10人死ぬと大ニュース、難民問題、AIによるフェイクニュースなど人類のおかしな部分や現代の問題が浮き彫りになっていく。
そんな侵略者の調査員たちと、人間たちがズレた会話をしながら、ある一点に向かって進んでいくのはよくできているし、読んでて考えさせられるが、中盤どうにも人類の問題を盛り込みすぎな気がして、少し飽きてくる部分があった。しかし、気付きも多く、構成というか設定のおもしろさが抜 -
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地球から一万光年離れた太陽系外惑星カザンに、史上初の地球外文明が存在することを人類は把握していた。
しかし発展を続けていたカザン文明が、突如として原因不明のままに滅亡したのではとの疑義が生じる。
もしもそれが事実であれば、地球文明にとっても脅威となる可能性があると考え、調査隊を送ることになった
調査隊チーム750名は、7年間に亘るワープ航法(光の速度を超える速度で宇宙を移動する航法)によってカザンに向い、カザン文明の動向を探る使命を帯びていた。
しかし、地球への帰還予定の14〜15年を過ぎても帰還しなかったことを受け、新たに総勢3,600名からなる第二次調査隊を組織し、万全の態勢のもとにカザン -
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ネタバレある星の調査に向かった宇宙船が行方不明になり、第二陣として主人公らが乗る大型の宇宙船が調査に赴く話。惑星カザンには文明が発見されていたはずだが、主人公らが到着した際には文明が滅んでおり、何故か地球に存在する植物が生えていたりするなど、奇妙なことが続く。調べていくうちに星の表面がすべてナノマシンで構成されていることが分かる、という内容。
超強力な学習機構を持つナノマシン群と手探りで会話を進め、認識の溝を手探りで埋めていく辺りが面白い。登場するナノマシン群が模した人物らには不気味さや何をやってくるか分からない怖さもあるのだが、なぜかレゴブロック遊びをしている子供のような感じがした。相手からの敵意 -
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ネタバレこてこてのハードSF。文明が成長し滅亡したと思われる惑星カザンに第1次調査隊が派遣されるが行方不明に。第2次調査隊の吉野は、惑星表面にナノマシンがあり、第1次調査隊や桜など地球の植物を複製する存在とファーストコンタクトする。カザン人が複製した21世紀の地球の大都市に入ると、そこには亡くなった吉野の妻蒼井の複製がいる。言葉が通じてもコミュニケーションがまったくとれず、亡くなった妻がいるとは、ここまではソラリス。
複製蒼井にAI蒼井がダンロードされてしまう。複数のナノマシンは生存競争を行い均衡状況にあったところに第1次調査隊が来て均衡が崩れる。ここは砂漠の惑星(無敵)。
林譲治にしては竜頭蛇尾に終