仲町六絵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ晴明様が出てくるのは粗筋から分かっていたけれども、まさか井戸からあの方もこんにちはするとは思いもせず。
そう言えば今回の主人公である沙良姫は、この方の血筋だったなと妙に納得。
平安時代にあってもキャラが全くブレていなくて妙に安心しました。
晴明様もだけれども。
いつもの京都のお話と同じ設定ながら、時代は晴明様が現役だった頃の平安時代。
主役は前述の沙良姫と、彼女の護衛についた大江山の鬼の暁。
和歌を詠むことで様々な加護を施せる力を持つゆえに、様々な思惑や鬼にも狙われてしまう彼女。
そんな彼女を守るのが暁。
これまでのシリーズだとバディの片方がベテランなことが多かったが、今回はお互いがまだ青く -
Posted by ブクログ
ほのぼのとした雰囲気のお話です。
あやかしバトルはないのでそういう展開をお求めの方には合わないのだろうと思います。一方で、あまり傷ついたりしないところは安心して読めますので、戦いが苦手な方には合うのだと思います。
主人公とヒロインは幼馴染で、特別な感情をあまり抱いたことがないのだろうと読み取れます。
最後のお話で、主人公がヒロインとためにあやかしに対して敵意を向けるシーンはかっこいいなと思いました。
奈良には旅行で何回か行ったきりですが、このお話を読んで地元の雰囲気を感じられてほっこりしました。
京都が舞台のお話はたくさんありますが、ちょっと違う古都の話が読みたい方におすすめ。
言われてみれば -
ネタバレ 購入済み
終わり
これで、この話は、終わりなんですね。京都の一年の風物詩を織り込んだ、篁と時子の話。二人の未来が、どうなるなか?冥官の仕事を終えた1200年後、人間として生まれ変わった後、どうなるのか?それまでと、その後の二人に幸あれと、祈りたい、
-
ネタバレ 購入済み
興味は、尽きず
なかなか、内容の濃い話で、読み応えが有る。上村松園の美人画、現物の無い刀剣、八瀬の赦免地踊り、それぞれに纏わる道なし達の想い、時子の成長、冥官達の行く末と興味は、尽きない。
-
ネタバレ 購入済み
!
冬から始まって、春、初夏、夏と、京都の祭をと共に、移り変わる季節。一巡りしたら、終わるのだろうか?
茜の正体が明かされた!こんな大物を、持ってくるか!って感じだった(笑) -
ネタバレ 購入済み
思わぬ所で
山吹茂と名乗る冥官は、太田道灌だったし、歴史上の人物で道なしになっていたのは、曲亭馬琴だった(笑)思わぬ所で、歴史の勉強が出来る。
-
ネタバレ 購入済み
冥界と現世
この作家の作品を読むのは、二作目になるのだが、京都と冥界の冥官と現世という所が、同じだが、こちらは、善行を積んで天道に行けるのに行きそびれている魂(道なし)を救うという仕事をしている。迷える魂を救いながらも、それに取りつかれた現世の人達も救っている。そんな話だった。
-
ネタバレ 購入済み
残念
桃花が、大学に合格して、入学式の日に、晴明が、冥界から帰って来て、話は、終わってしまったが、桃花の陰陽師の弟子としての成長をもっと見てみたかったな。これからって感じなのに….….残念。
-
ネタバレ 購入済み
どんな未来が?
一歩大人への階段を上り、桃花は、気付いてしまった自分の恋心を晴明に告げてしまう。けれど、それは、叶うはずの無いものだと、本人も、理解していて、切ない話だけれど、有る意味、しょうがない。ずっと、お隣のでは居てくれるようだけれど、これから、どんな未来が、有るのだろう?