【感想・ネタバレ】奈良町ひとり陰陽師のレビュー

あらすじ

古都・奈良にあって、歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。奈良町の一角にある「くすば菓子店」の息子・楠葉シノブは、奈良ではもう最後となる、由緒正しい陰陽師だった。シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神様、走る大黒様まであらわれる奈良町で、猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、シノブは今日も不思議を解きほぐす――歴史薫る古都から贈る、優しいあやかしファンタジー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

奈良舞台の仲町さんのお話まってた!
どのお話もコンパクトにまとまりつつ、奈良のうんちくや行事も盛り込まれ満足。
天竺ムスル、聞いたことあるなーと思いきや「南都あやかし帖」のムスル!
なんかこんなキャラだったっけ!?と思いつつ、嬉しい。
ぜひシリーズ化して欲しい。
「南都あやかし帖」もぜひ次巻を!

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2017年06月26日

Posted by ブクログ

ほのぼのとした雰囲気のお話です。
あやかしバトルはないのでそういう展開をお求めの方には合わないのだろうと思います。一方で、あまり傷ついたりしないところは安心して読めますので、戦いが苦手な方には合うのだと思います。
主人公とヒロインは幼馴染で、特別な感情をあまり抱いたことがないのだろうと読み取れます。
最後のお話で、主人公がヒロインとためにあやかしに対して敵意を向けるシーンはかっこいいなと思いました。
奈良には旅行で何回か行ったきりですが、このお話を読んで地元の雰囲気を感じられてほっこりしました。
京都が舞台のお話はたくさんありますが、ちょっと違う古都の話が読みたい方におすすめ。
言われてみれば登場人物が方言を話していないです。セリフが多いので余計に気になる人はいるのかも。個人的には読みやすかったので問題なかったです。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Tさんのおすすめ。

同じ作者の京都での話もあるが、
それに比べると奈良はなんだかのんびりしている。
自分の勝手なイメージか、鹿や黒猫が出てくるからか。
または主人公の陰陽師が和菓子屋の息子で、
和菓子が出てくるからか。

走り大黒天が出てきたがお姿を知らなかったので調べたが、
確かにこれは僧がなまけるのを叱る神様で、大黒様っぽさはなかった。
本物(?)は静電気なんてなまやさしいものではなく、
槌で釘を打ち込むとか。
あな恐ろしや。

幼なじみとの恋模様も全く始まっていないので、続編があるのかな?

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

奈良には奈良の不思議あり・・・
奈良在住ですが、まだ奈良の不思議には遭遇していません。気が付いていないだけかなあ・・・

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2018年03月25日

Posted by ブクログ

歴史ある奈良で和菓子店を営む両親をもつシノブは唯一の陰陽師であった。シノブの元に舞い込むのはどれも奈良町で起こる不思議な出来事ばかり。幼馴染のゆかりとお目付け役である猫又の墨香と共に、今日も困っている人々を助けていく……。

***

古都・奈良にある奈良町で若き陰陽師として奮闘するシノブの物語。和菓子屋の息子であり、祖父の元で修行をしたシノブは、陰陽師として奈良でおこる不思議の一切を取り仕切っていた。そんな彼のもとに舞い込んでくる相談事はどれも不思議な事件絡みのちょっと困ったことばかり。
彼はその事件たちを持ち前の優しさで寄り添いながら解決してくのであった。 久しぶりの和風ファンタジー。全5話からなる短編集でほっとする雰囲気の話ばかりだった。陰陽師の話だが、護符や式神を飛ばして悪しき妖怪を倒すという派手さはない。その代わり、困った人に寄り添い、自分の持っている知識をもってその人にとっての最善を導き出していく。妖術は使うがそのどれもがやさしいものばかりだった。
一瞬不穏な雰囲気になった話もあったがシノブの周りにいる幼馴染のゆかりやお目付け役の猫又である墨香の支えもあってすぐに柔らかい方向へと戻っていく。シノブも奈良でたったひとりの陰陽師として悩むところもあったが、事件を経るごとに成長していったので読んでいて、がんばって!っという気持ちになる。 久しぶりに胸のあたりがジーンとなるよい本だった。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

パワフルなヒロインは好き。主人公はかわいくて意外に頼もしい。随分濃いご先祖さまだと思ったら、そちらのお話が先にあったのね

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2021年06月16日

Posted by ブクログ

読んだときはちょうど當麻蹶速の塚の前を通った翌日だった

楠葉西忍の子孫の陰陽師と當麻蹶速の子孫の幼馴染が、奈良の不思議を解決

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

奈良町を舞台にした、奈良の伝承や土地にまつわるお話。主人公は奈良の最後の陰陽師。
2018/10/22

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2018年10月22日

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