あらすじ
京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、できたばかりの小さな私立図書館。 紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめるアットホームな佇まいのこの図書館には、その雰囲気に惹かれて、奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる……。それぞれに悩みを抱えたお客様に図書館長・小野篁が取り出すのは、解決法が書かれた不思議な書物。そう、彼こそは現世で道に迷った道なしたちを救う冥官だった――。 悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど暖かなライブラリ・ファンタジー。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
篁のキャラ…おおい、すごいな、変態さんじゃないっすか。しかも、よくよく読めば幼女趣味!?
それは置いといて、なかなか世界観がしっかりしています。時子様が、凛々しくて素敵です。出てくるひとたちも、道なしになるだけあり、もともと天道行きの方々。優しさも持った方が多くて、人情を感じられます。こういうオカルト大好物です!2巻も読みますー!
Posted by ブクログ
レビューが評判良かったけど、表紙のせいかあまり期待してなかった本作。
だけど予想を裏切り、とても面白かった。
下手したらどの話も中途半端になりそうなのに、きちんと着地しておりなるほどと思う。
続編とか出て欲しいなー。
Posted by ブクログ
浮かばれない霊魂のお話でしょう?
オカルトとか、霊とか、ホラーとか、
そういうの苦手なんですけど(じゃあなぜ買った)
しかし「道なし」と呼ばれるのが、
生前に善行を積み天道へ行ける人たちの霊なので、ちっともこわくない。
むしろ、どこかしら可愛げがある。
特に食道楽の望月さん、シカになっちゃうんだものなー。
こんなお話なら大歓迎♪
久々に、買って正解だった作品。
続編出ないかなぁ。
冥界と現世
この作家の作品を読むのは、二作目になるのだが、京都と冥界の冥官と現世という所が、同じだが、こちらは、善行を積んで天道に行けるのに行きそびれている魂(道なし)を救うという仕事をしている。迷える魂を救いながらも、それに取りつかれた現世の人達も救っている。そんな話だった。
読後感がいい感じです
登場人物全てがいい人。
それぞれに一生懸命生きていて、それぞれに悩みを持っていて。
読んだ後、いい感じになります。
読者層をどのあたりに想定しているのかなぁ。
若い年齢にしているような、それでいて時代背景はあえて昔に持ってきている。
本を読んで勇気をもらいたい人にぜひどうぞ。
Posted by ブクログ
気になっていたので購入。
面白かったのだが、もう一つインパクトが欲しいかも。一つのストーリーと思ってたから短編連作だったのにちょっと驚いてしまった。そのせいかな。
でも設定は面白いなと思う。もし次があるのなら、もう少し深みにはまる話でもいいかなと思う。基本的に善人しか出てこない形なので、それは話の性質上どうしようもないけれど、予想外なことがもっとあってもいいのよ、と思った。
Posted by ブクログ
読み終わって、ちょっと歴史でも勉強しようかなぁ?と思いました。
(小野篁は全然知らなかったので…)
現代×時代物=ファンタジーみたいな感じですかね?
結構楽しんで読みました!続編出るなら読みたいです!楽しみにしてます!
Posted by ブクログ
何度涙ぐみそうになったか…。
私の大好きな辻村深月作品の「ツナグ」ともほんのり似たようなテイストではありますが、登場人物とそれを取り巻く関係性がステキです。
是非とも続編希望です!!
Posted by ブクログ
作品にたびたび出てくる1200年という時間。読んでいけばいくほどその時の長さを印象付けられる。
1話1話完結しているのでとてもわかりやすく読みやすい。
Posted by ブクログ
和風系のラノベで、とても楽しめました。ただ私的に各章で内容的に濃かったり物足りなさを感じた部分もありました。ここ最近のラノベはレトロな舞台をモチーフにしたミステリー系が流行ってますね。
Posted by ブクログ
最初はなかなか話に入り込めなかったけど入ったらどんどん読み進めてしまった
面白いのはもちろん、小野篁のこととか京都のこととか読みながら勉強になる
小野篁は実在してたけど時子も本当にいた人なのかな…?
あとがきでは篁のパートナーって書いてあったけど。
Posted by ブクログ
仲町六絵の小説は,古い時代と幽界とが合わさる,独特の雰囲気.それでいて必要以上にドキドキしないのが良い.京都の雰囲気も少し味わえる.平安時代の小野篁と皇女時子が,現代で主役を務めるオムニバス.