【感想・ネタバレ】からくさ図書館来客簿 第四集 ~冥官・小野篁と夏のからくり~のレビュー

あらすじ

盛夏を目前に控えた京都。「からくさ図書館」の館長を務める冥官・小野篁は、上官である安倍晴明から、ひとつの使命を託されていた。 「京の夏の祭礼を守れ」――。 その使命を胸に留めつつ、篁は不思議な書物"偽書"を紐とき、現世で迷う"道なし"たちを、今日も天道へと導いてゆく。 師である篁の影響を受けながらも、新米冥官の時子は初めて、からくさ図書館の外の世界へと踏み出して……。 七月の祇園祭から、夏の終わりの送り火へ。 うつろう悠久の古都を舞台に紡がれる優しいライブラリ・ファンタジー、第四集。

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Posted by ブクログ

夏の物語。祇園祭ちゃんと見てみたいなぁ
あっちに住んでる時に巡ればよかった
夏と幽霊の話なのになんでこんなに暖かいんだろ

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2025年07月23日

ネタバレ 購入済み

冬から始まって、春、初夏、夏と、京都の祭をと共に、移り変わる季節。一巡りしたら、終わるのだろうか?
茜の正体が明かされた!こんな大物を、持ってくるか!って感じだった(笑)

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

京都の夏は暑い。
そして、祭りのために人がたくさん訪れ、人々も熱くなる。
本文中に、夏は生きる力がみなぎり、道なしと呼ばれるこの世のものではないものを見る人も増えるとある。
最近は暑すぎて、生きる力も削がれてしまうこともあるかもしれないが、それでも移ろう季節の中で人は生きている。

今回の物語は京都の祭りが舞台になっている。
からくり人形の仕掛けがどうなっていたのか、修繕とはどういうことなのか。
感心したのは修繕とは何か、ということについて述べた部分。
元の通りにすることが修繕ではない。
その、物自体が過ごしてきた時をも大事にすることが修繕であって、決して時を巻き戻すものではないのだ。
美術品などで、当時の姿が蘇る!なんて宣伝されているけれど、そこだけが修繕の意味ではないのだ。
時を重ねることは悪ではない。
ついつい、日々の中でアンチエイジング(最近はこの言葉が魅力的に聞こえるのだ)だなんだという言葉に触れているせいか、出来立てホヤホヤこそ至上のものと思いがちだが、それは思い込みだということに気づかされる。

さて、もう一つ気になったのが、茜が私はいい母親ではなかったかもしれない、と呟くシーンだ。
高みから見下ろして、誰かの子を、夫を死地へ向かわせたことを悔いているのだ。
人の在り方はその時々で変わる。
今正しいと思っていても、そうではないと気づく日が来るかもしれない。
それが苦しみなのか、喜びなのかは今は、わからないが。

日差しの強さもまたすぐに秋の風に吹かれゆっくり消えていくように、そしてそれが決して寂しいばかりではなく、実りをもたらすように。
日々は巡る。
人の心も巡る。
変化は恐れるものではない。
明日は明日の風が吹く。

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2015年11月12日

Posted by ブクログ

篁が時子大事なのも、時子がちょっと素直でないのも焦れて楽しいけど、お客さまたちが繋がっていくのが心地よい。

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2015年11月01日

Posted by ブクログ

今回もしっかりと京都の行事に触れつつ面白かった。でもちょっと各話の終わりが中途半端な気がしないでもない。
とはいえ、安定の面白さ。

篁が良いなー。

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2015年10月26日

Posted by ブクログ

シリーズ4作目。
茜の正体がとうとう明かされます。
前作で有名な和歌が出てきたのでわかってはいたけど、はっきりします。
登場人物たちは、基本的に生前有名だった人たち。
少しずつ、篁と時子の関係が変化していくのが面白い。
通常の人間が惹かれていくのは少し違い、人間の世界に慣れて色々知っていく上で、関係が変わっていくのが面白い。

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2016年10月18日

Posted by ブクログ

【収録作品】第十四話 からくり山鉾 前編/第十五話 からくり山鉾 後編/第十六話 猫と睡蓮/第十七話 湖北に眠る 前編/第十八話 湖北に眠る 後編

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2016年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は茜の正体がわかります。
仏様などを修復する人たちのおもいにじーんとして、新たな気持ちで仏様を見たいなって思いました。

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2016年02月06日

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