あらすじ
京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、アットホームな佇まいの私立図書館。 この図書館には、現世で道に迷う“道なし”と出会ったお客様が訪れる。その解決法を記した不思議な書物を紐解く図書館長・小野篁こそは、彼らを救う“冥官”だった。 季節は春。篁たちのもとに、上官である安倍晴明が訪れる。彼が新米冥官の少女・時子に伝える使命とともに、からくさ図書館にも、新たな芽吹きの季節がやってくる──。 悠久の古都で綴られる、ほろ苦くも温かいライブラリ・ファンタジー、第二集。
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Posted by ブクログ
2冊目!リボンと人力車がやっぱり好きかな〜
だんだん人間味が出てきて楽しい
たまーに、言葉にひやっとする。私がすごく運がいいのも、無駄に繊細なのと繋がっていたりするんだろうか
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篁、今回もかっ飛ばしてたなぁ。なかなか面白いキャラしてますよ。
今回は、また少し時子様の謎が解けて、なんと神様も出てきました!私、時子様、大好きだなぁ。優しい人なのだ。酷い目にあってても、誰にも文句を言わず粛々と役目を全うしてきた人。
そりゃ、天道にも行きましょうよ。今は楽しいんだろうなぁ。
今回の道なしたちも、バラエティに富んで、よかったです。舞妓さんの話が良かったなぁ。お師匠さんの教えが、なんというか、しゃんと背筋が伸びる思いでしたね。お花が生けたくなりました。
Posted by ブクログ
ちょうど、GWに京都に来ていて読んだのがまたよかった。
流鏑馬や斎王代の禊など、タイムリーで。
道なしと呼ばれる亡者が出てくるから、時おり背筋がぞっとしちゃうんだけど(怖がりなもので、元来こういうお話は苦手なのです)それでも続きを読みたいと思うのは、この作品がホラーでないこと、描かれているのは人々の切ない思い、そしてすべての話の根底に、ひとに対する温かい愛情が流れているように思うから。
いずれにしても、次巻も楽しみです。
今巻のなかでは、蜂須賀さんと鳥師の「鳥めでる若君」が面白かったなぁ。
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時子様を天道へ導いた冥官の茜や、有名な陰陽師の晴明とレギュラーメンバーも増えて面白くなってきた(^^)♪時子様の成長も楽しみだし、今回は春の京都を満喫しました(*^^*)
Posted by ブクログ
京都のいろんな場所がでてくるので面白いです。
表紙のイラストが少女向けっぽいけど、中身はそれなりに大人でもちゃんと面白い。あちこち散策したくなる。
春になったらするかな。
Posted by ブクログ
前回よりも少し踏み込んだ感じ。
人の心の苦さを表に出すのはつらいけれど、そこから得るものもあるというなら救われる。ただし失うことを求めることもあるのだけれど。
鳥めずる若君は想像してちょいと動揺した。そんな姿なのか。
全体的にやさしい気持ちが下地にあるのがよいと思う。
Posted by ブクログ
七話の花梨さんの気持ち、同じになりたいって気持ちは分かる気がするけど篁と同じくもったいないって思ってしまうのは当事者じゃないからなのかな…
この中じゃ八話のお話が好き。横須賀さんが記憶をなくしてしまうの仕方がないと思いながらも悲しい