仲町六絵のレビュー一覧
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ネタバレ下鴨アンティークを読んだので京都つながりにて。
さらりと読めたし、爽快な読後だった。
植物に絡めた日常のミステリ。
読み終わったあとに表紙の女の子を見ると、
作中の「怪奇、ドリル娘!」のまんまだと笑ってしまった(笑)
花屋の娘&史学専攻した植物園の職員という組み合わせなので、おのずと歴史と植物に関するマメ知識がたまる。
京都が舞台だと、やっぱり歴史や寺院の描写が詳しく記載されるので、なんとなく教養が深まった気がする。
植物のレッドデータブックがあることにへぇ~、
信長の時代はサトウキビはなかったことにへぇ~、
酔芙蓉という花は朝と夕で色が変わることにへぇ~、
桜の染色は樹皮で行うことに -
Posted by ブクログ
戦国時代好きなので購入。筒井順興さんって聞いたことあるかもと思って調べたら実在する武将さんでした。時代小説ではありましたがセリフなどはそこまでコテコテの武士語?ではなかったので単語さえ知ってればスラスラ読めます。物語は順興さんの典医(城勤めのお医者さんみたいな人)の義伯さんとその妻の狭霧さんのお話です。どちらかというと狭霧さんに重点を置いていたと思います。狭霧さんは物心ついた頃から妖怪とか普通の人には見えていない何かが見えていましたが義伯さんは見えない。でも普通の病は診れる。文中にもありましたが2人は荷車の車輪のようなもの(どちらも欠けてはならない)というのがよくわかりました。後半呪詛とか話が