仲町六絵のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
読後感がいい感じです
登場人物全てがいい人。
それぞれに一生懸命生きていて、それぞれに悩みを持っていて。
読んだ後、いい感じになります。
読者層をどのあたりに想定しているのかなぁ。
若い年齢にしているような、それでいて時代背景はあえて昔に持ってきている。
本を読んで勇気をもらいたい人にぜひどうぞ。 -
Posted by ブクログ
一言で言うと「夫婦愛×伝奇モノ」といったところ。最初から最後までこの軸はブレない。
しかし、1章「典医の女房」(受賞時はこの1章のみの短編)を読んだ時点と最後まで読んだ時点で持つ印象は変わってくる・・・いや、変わってないけど変わってるというか。うまく言葉に出来ないのが悔しい。
狭霧は怪奇を視ることができる不思議な力を持っていて、夫と二人で怪異によって病んだ患者治療するという話。しかし、ある患者からだんだん大名同士の争いに発展していく。
最後は感動の終章で締められている。若干どうしてこうなった/(^o^)\と思わなくもないが、感動というからには感動です。
主君である順興がなかなかの曲者だっ -
Posted by ブクログ
歴史ある奈良で和菓子店を営む両親をもつシノブは唯一の陰陽師であった。シノブの元に舞い込むのはどれも奈良町で起こる不思議な出来事ばかり。幼馴染のゆかりとお目付け役である猫又の墨香と共に、今日も困っている人々を助けていく……。
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古都・奈良にある奈良町で若き陰陽師として奮闘するシノブの物語。和菓子屋の息子であり、祖父の元で修行をしたシノブは、陰陽師として奈良でおこる不思議の一切を取り仕切っていた。そんな彼のもとに舞い込んでくる相談事はどれも不思議な事件絡みのちょっと困ったことばかり。
彼はその事件たちを持ち前の優しさで寄り添いながら解決してくのであった。 久しぶりの和風ファンタジー。全 -
Posted by ブクログ
ネタバレ晴明さま、新シリーズでも相変わらず。
お酒から離れませんか?
お弟子さんに関しては、今回名前は登場しないけれども、今回のテーマから考えると、今後は出番がありそうなよかん。
楽しみである。
新シリーズでのメイン冥官は茜さん。
これまた相変わらずの時子さま溺愛な篁さんと時子さま自身も登場だが、こちらは『晴明さん』とほぼ同じ立ち位置。
あくまでサブキャラである。
それでも、二人を引き続き見られたのはファンにとっては嬉しい展開。
今回の主人公は晴明さんの子孫にあたる大学生。
ではあるものの、今回は少し作りが特殊な感じ。
京都の守りを強くするため、式神を作れる人物たちの育成の話になるので、彼一人に物