仲町六絵のレビュー一覧

  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

    ネタバレ 購入済み

    読後感がいい感じです

    登場人物全てがいい人。
    それぞれに一生懸命生きていて、それぞれに悩みを持っていて。
    読んだ後、いい感じになります。
    読者層をどのあたりに想定しているのかなぁ。
    若い年齢にしているような、それでいて時代背景はあえて昔に持ってきている。
    本を読んで勇気をもらいたい人にぜひどうぞ。

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    2014年12月23日
  • からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち~

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    前回よりも少し踏み込んだ感じ。
    人の心の苦さを表に出すのはつらいけれど、そこから得るものもあるというなら救われる。ただし失うことを求めることもあるのだけれど。
    鳥めずる若君は想像してちょいと動揺した。そんな姿なのか。
    全体的にやさしい気持ちが下地にあるのがよいと思う。

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    2014年04月24日
  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

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    気になっていたので購入。
    面白かったのだが、もう一つインパクトが欲しいかも。一つのストーリーと思ってたから短編連作だったのにちょっと驚いてしまった。そのせいかな。
    でも設定は面白いなと思う。もし次があるのなら、もう少し深みにはまる話でもいいかなと思う。基本的に善人しか出てこない形なので、それは話の性質上どうしようもないけれど、予想外なことがもっとあってもいいのよ、と思った。

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    2013年11月01日
  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

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    読み終わって、ちょっと歴史でも勉強しようかなぁ?と思いました。

    (小野篁は全然知らなかったので…)

    現代×時代物=ファンタジーみたいな感じですかね?
    結構楽しんで読みました!続編出るなら読みたいです!楽しみにしてます!

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    2013年09月04日
  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

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    何度涙ぐみそうになったか…。
    私の大好きな辻村深月作品の「ツナグ」ともほんのり似たようなテイストではありますが、登場人物とそれを取り巻く関係性がステキです。

    是非とも続編希望です!!

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    2013年09月02日
  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

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    作品にたびたび出てくる1200年という時間。読んでいけばいくほどその時の長さを印象付けられる。
    1話1話完結しているのでとてもわかりやすく読みやすい。

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    2013年08月28日
  • からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~

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    和風系のラノベで、とても楽しめました。ただ私的に各章で内容的に濃かったり物足りなさを感じた部分もありました。ここ最近のラノベはレトロな舞台をモチーフにしたミステリー系が流行ってますね。

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    2013年06月12日
  • 霧こそ闇の

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    戦国時代の大和の国、筒井家に典医として仕える義伯の妻狭霧の物語。
    物の怪が見え、退治することもできる狭霧は、夫と共に物の怪がらみの病を治していたが、主家に対する呪詛を祓ううち、戦乱に巻き込まれてゆく。
    狭霧の原動力は夫と息子に対する愛のみで、これが全編を通じて貫かれている。殺伐としたシーンも多いが、狭霧の心情が救いになっていて、困難な時代だけに、この一家に幸せになってほしいと心から思わせる力がある物語だった。

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    2012年07月26日
  • 霧こそ闇の

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    一言で言うと「夫婦愛×伝奇モノ」といったところ。最初から最後までこの軸はブレない。
    しかし、1章「典医の女房」(受賞時はこの1章のみの短編)を読んだ時点と最後まで読んだ時点で持つ印象は変わってくる・・・いや、変わってないけど変わってるというか。うまく言葉に出来ないのが悔しい。

    狭霧は怪奇を視ることができる不思議な力を持っていて、夫と二人で怪異によって病んだ患者治療するという話。しかし、ある患者からだんだん大名同士の争いに発展していく。

    最後は感動の終章で締められている。若干どうしてこうなった/(^o^)\と思わなくもないが、感動というからには感動です。

    主君である順興がなかなかの曲者だっ

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    2012年02月17日
  • 霧こそ闇の

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    時は戦国。不思議な力を持つ狭霧は典医の夫とともに病人を助けていたが、主君の子を看病の甲斐なく死なせてしまう。ふたりは物怪に見舞われ、やがて国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。ふたりの夫婦愛がよかった!派手ではなくともじーんとくる物語。

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    2011年09月28日
  • 霧こそ闇の

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    ネタバレ

    これは電撃でなく、MW向きだ。
    情報が整理されていて読みやすい上、語り口がよくて、さくさく読める。
    場面場面のひきもあって、次々ページをめくっちゃう本でした。

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    2011年07月01日
  • 霧こそ闇の

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    本屋で見つけて衝動買いした一冊。歴史や妖という響きに弱いもので...
    空気感からしてもう戦国。歴史の波に抗えない人間の葛藤や、時の流れの非情さ、歴史物ならではの無常観のようなものがうまく書かれていたように思います。
    登場人物の関係がちょっと分かりにくいと感じたので☆-1。
    終わり方や文章の感じが好きでした。
    これがデビュー作ということなので、これからが楽しみな作家さんです。

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    2011年06月04日
  • 京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎

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    ネタバレ

    「京都西陣なごみ植物店」シリーズ、第一巻。

    『京都なぞとき四季報』(円居挽)を読みながら、グーグルマップで水族館の場所を確認していた時、植物園が目に入った。
    興味が沸いたので「京都」「植物園」で検索したらこの本を見つけた。

    神苗は植物園、実菜は植物店で働いていて、植物にまつわる依頼が舞い込んでくる。
    登場する植物を画像検索しながら読んだ。
    植物園にいってみたくなった。

    作者は実際に京都府立植物園を取材したそうで、その時の話をエッセイで読めたら面白そうだなと思った。

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    2025年07月10日
  • 京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎

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    京都の街を舞台に、若い男女が植物をテーマに数々のミステリーを解決する。
    植物の生態は時代とともに移ろうものだが、人間の寿命よりはるかにゆっくりとしたものである。数百年前の人々が同じ花を見て感じたことや、同じ野菜や果実を味わった可能性は十分あり、謎解きのヒントになる。
    のんびりした情緒ある京都の街や野山の風景も描かれていて癒される。2人が惹かれ合っていく恋愛要素もお約束のようで、リラックスしながら気楽に読むことができた。

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    2025年05月31日
  • 冥官・小野篁の京都ふしぎ案内 ~からくさ図書館移動別館~

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    同じシリーズを以前に読んでいたので、続編とのことで楽しみにしていた。時子様も篁も晴明様も元気な過ごしていて新しい迷い人の助けになっていて良い気分。自然と語られる京都の風景がとても素晴らしく行きたくなってしまう。

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    2025年04月06日
  • 奈良町ひとり陰陽師

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    歴史ある奈良で和菓子店を営む両親をもつシノブは唯一の陰陽師であった。シノブの元に舞い込むのはどれも奈良町で起こる不思議な出来事ばかり。幼馴染のゆかりとお目付け役である猫又の墨香と共に、今日も困っている人々を助けていく……。

    ***

    古都・奈良にある奈良町で若き陰陽師として奮闘するシノブの物語。和菓子屋の息子であり、祖父の元で修行をしたシノブは、陰陽師として奈良でおこる不思議の一切を取り仕切っていた。そんな彼のもとに舞い込んでくる相談事はどれも不思議な事件絡みのちょっと困ったことばかり。
    彼はその事件たちを持ち前の優しさで寄り添いながら解決してくのであった。 久しぶりの和風ファンタジー。全

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    2024年12月15日
  • あなたと式神、お育てします。第二集 ~京都西陣かんざし六花~

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    ネタバレ

    式神育て第二作。

    なんかもっと話が広がりそうな感じもあったのに、
    あっさり終わってしまった。
    京都の守りを固める話はどうなったのか。
    そこまでいかないうちにおしまい?
    各地の安倍晴明の子孫を紹介しただけ?

    猫の式神が生まれていたが、
    主の代わりにいろいろ働くのが式神のはずなのに、
    あまり働いていなかったのが残念。

    土佐の山犬に晴明があいさつに行ったときに、
    厄を移す人形をまねた雀形に魂をのせて、
    人里まで飛んでいかせた場面が良かった。

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    2023年12月18日
  • 南都あやかし帖 ~君よ知るや、ファールスの地~

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    室町時代のペルシャと日本人の混血の妖術師兼金貸しのムスルとその使え女葉月のちょっと不思議な物語。主従関係なんだろうが、非常に緩い関係でほんわかしているのがいい。インコのタラッサもいいね。刀の精や龍田姫、海に落ちて死んだ少年の霊の話のそれぞれがわりと面白いよ。ムスリという人物は実際にいたらしい。

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    2022年10月06日
  • あなたと式神、お育てします。 ~京都西陣かんざし六花~

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    ネタバレ

    晴明さま、新シリーズでも相変わらず。
    お酒から離れませんか?
    お弟子さんに関しては、今回名前は登場しないけれども、今回のテーマから考えると、今後は出番がありそうなよかん。
    楽しみである。

    新シリーズでのメイン冥官は茜さん。
    これまた相変わらずの時子さま溺愛な篁さんと時子さま自身も登場だが、こちらは『晴明さん』とほぼ同じ立ち位置。
    あくまでサブキャラである。
    それでも、二人を引き続き見られたのはファンにとっては嬉しい展開。

    今回の主人公は晴明さんの子孫にあたる大学生。
    ではあるものの、今回は少し作りが特殊な感じ。
    京都の守りを強くするため、式神を作れる人物たちの育成の話になるので、彼一人に物

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    2022年02月27日
  • からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち~

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    七話の花梨さんの気持ち、同じになりたいって気持ちは分かる気がするけど篁と同じくもったいないって思ってしまうのは当事者じゃないからなのかな…
    この中じゃ八話のお話が好き。横須賀さんが記憶をなくしてしまうの仕方がないと思いながらも悲しい

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    2022年02月12日