あらすじ
悠久の都、京の町の不思議を紐解く私立移動図書館。現世と天道をつなぐ冥官として現代に生きる平安時代の文人・小野篁が、愛弟子・時子を伴い開いたそこは、迷いや悩みを抱える人や神様の使いたちを導くように、忽然と彼らの前に現れる。
移り行く季節の花々の力を借りながら篁が編み出した本は、手に取った彼らのためだけに向けられた大切な思い出が詰まっていて――。
異界と人とをつなぐライブラリ・ファンタジー“からくさ図書館”の新たなる物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりのシリーズ最新刊!
もう読めないのかと思ってだので嬉しい限り。
あー篁さんこんなキャラだったなぁ笑
どの話も優して京都も堪能できて満足。
冥官 小野篁の京都ふしぎ案内
神様にも魂にも会えるお話。美しく凛とした少女時子様と穏やかな篁様の不思議な世界の図書館に、この世で彷徨う魂が進むべき あの世 へ導いてくださる。読んで清々しくなりました。キクイタダキという小さな野鳥を見てみたくなりました