堀紘一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
綺麗にまとまっているわけではないところは読むのに苦労した。
また、一つ一つの要素を選ぶに至った思考がわからず、思考が偏っているように見えるが…?などと頭をひねりながら読む箇所もあった。
と前置きをしつつも、
まさにリーダーシップのエッセンスとなる要素はたくさん散りばめられていると感じた。
何度も読み返す意味のある本だと思うし、
一読しただけでは(少なくとも自分には)なかなか理解しきれないからこそ、折を見て振り返るべき本だと感じた。
全体的に参考になると感じたのは、
組織としてのあり方、ビジネスサイドから考える部分も、
ピープルサイドから考える部分もあること。
単にスキル、マインドといったも -
Posted by ブクログ
コンサルティングについて知りたくて読書。
本書にも登場する大前研一氏もそうであるが、アメリカ留学経験がある著名なコンサルタントの人たちは、自慢話にも受け取れるような自己顕示欲が強いと日本人は感じるかもしれない。そのため、苦手だというアンチが生まれる一方で、熱烈な信奉者も多くいると思う。
本書は、著者の30年以上のコンサルティングの経歴が語られている。
「答えを教える」のではなく「考える」ことが仕事(p96~)
留学時代の担当教授とのやりとりから日本の教育や社会習慣との違いを感じることができる。
徹底した現場主義で、何が問題かを常に考えることが、改善や成長の鍵となる。
ダイエーの中内功 -
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「自分は何のために学ぶのか」が明確でない人、あるいは、迷っている人に特に適している。タイトルのとおり、30代前後を意識して書いた本。学ぶということの心構えとともに、自身の体験から(当然だが)自ら考え抽出した学び方のエッセンスがわかりやすく述べられている。一読して感じたのは、主体性をもって学ぼうと思えば、なにからでも学べるということだ。こう言ってしまうと身も蓋もないが、本書を読めばそれがよくわかる。そのときに「こういうことに気をつけておくと、けっこう効果があがるよ!」という感じで、あたかも著者がアドバイスをしてくれている感覚に陥る。つまるところ、勉強法には正解などなく、個々人がみずから工夫し、ブ
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Posted by ブクログ
BCGからDIを創業し、今は会長の堀さんの本。
タイトルから予想できる通り、よくある失敗の先に
成功があるというパターンの本です。
言いたいことは巷の本とそう変わらないのですが、
堀さん自身の失敗談がたくさん掲載されており、
日本有数のエリートもこんな失敗をしてきたんだなと
少しだけ安堵すると同時に、挑戦する大切さが
身に染みてわかります。
(エリートが故の失敗もあるのですが、まぁご愛嬌。)
「20代30代の内の差はそう変わらない、ここからが勝負」
という言葉は、元気が出ますし、
「自分の幅を広げるためには恋愛をしろ&旅をしろ」というのも、
興味深かったです。
元気の出る&勇気のもらえる本 -
Posted by ブクログ
相変わらずジャンプのような情熱と泥臭さを持ち続けている堀紘一氏の新書。大前研一と比べると現場っぽい感じが魅力と言えば魅力です。DI自体にジャンプ的な躁感が出ているのもやっぱりトップがこうだから、というのがとてもよくわかる作りです。
本作はまぁ堀紘一が日頃から言っていることを単にまとめて書籍にしたものですが、いくつか心打つ部分もありました。
『…いいものを創るためには、予定外のコストをかけなければならない場合もあるもので、いいものを創る気があり、それが実現したならば、そのコストが少しも余計なものではないことがわかっていくはずだ…』
『…私は常々、もうどうにもならない、絶対だめだと思ったような -
Posted by ブクログ
仕事で失敗した日に買いました。
失敗から学ぶことは多いけれど、やらかしてすぐの時にはやはりこたえます。
こちらの文庫特有のクールなデザインの表紙と裏腹に、内容は「大人向け 道徳の教科書」といった趣き。
どうやらビジネスシーンではかなりアグレッシブかつ怖い上司のようですが(笑)大きな実績を残すだけあり、それだけの人物ではないことが伺えます。
どんな仕事でも一人ではできず、経験を積めばそれだけ後に続く人たちを率いる機会も増えてくるので、この方は一癖も二癖もある後進を諭す才にも長けているのでしょうね。
若者たちのことを闇雲に煽ったり難癖をつけたりすることなく、何故やるのか、やった結果自身は