堀紘一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ■感想
テクニカルで面白いです。直ぐに読めます。コミュニケーションの本質やホウレンソウなど、実践的な章で納得することは多々あります。冒頭の章は筆者だからこそ辿り着いた学びを描いています。
■心に残った話
話は13分以内 集中力が切れるギリギリのライン
話の中身は4つのマトリクスで
ある なし
知識
関心
知らない話で、関心がある話、これを4割にする。知らない話4割、知ってる話6割の黄金比。黄金比は変えずに中身はアップデートしていく。
話し下手ほど話を聞かない。話を聞くのは直接学習。読書は間接学習。
コンサルティングは説得ではなく、納得。
本質論者 難しいことを簡潔に自分の言葉で結晶化 -
Posted by ブクログ
堀紘一紙による読書についての考察。
本書の前半は、
・哲学書などの難しい本は40ページだけ我慢
・カバンにはいつも文庫本
・内容を1行に超・要約
など、ありふれた内容。
でも後半の堀氏の半生を読書を通して描いた部分が面白かった。ある程度の名をなした人は、人生のどこかで必ず人の数倍以上の努力をしているんだよね。
著者が三菱商事で社費留学したハーバード・ビジネススクールで、全学800人のうち成績上位5%の学生だけに与えられる称号「ベーカー・スカラー」(最優秀生徒賞)をアジア人として初めて受賞。
これって、半端ない。本書にも書いてあったけど、勉強が大変過ぎて、ナポレオンじゃ無いけど一日2、3時間し -
Posted by ブクログ
コンサルタントとして長く現場で活躍されている著者の過去の経験から得た知識、見識をわかりやすくまとめられている。
なんとなく響きが良いとか、カッコいいという事で目指せる職ではないと一刀両断される。
クライアントの課題をきちんと把握して、それを解決する方法を提言する。それを実現するまでを、提供できるコンサルティングファームは世の中にあるのだろうか?
責任分界点を明確化するのが難しいのかもしれないし、そこまでわかるんだったら自ら取り組む方が良いと思うのか。
提言された通りにやる事が大事なのではなく、やると決めた事を徹底的にやり切る事が出来る企業が強い。
そんな企業に対してなら、プロのコンサルタントが -
Posted by ブクログ
豪傑なお爺様の武勇伝を聞いているかのような本。自慢話を聞かされているようにも思えるけれど、大企業のビッグネームが実名で出てきて興味深い。
しかし本の冒頭で述べられている、人生を楽しく生きる3つの方法は1. 金持ちに生まれる、2. 有名人の子どもに生まれる 3. 読書で教養を身につけて一流の人間になるとあるが、何故この3つ?そもそも「楽しく生きる」ことをどのように定義しているのか?疑問に感じた。
そして学歴主義をバカバカしいと度々批判し、それよりも学習歴が重要と説いているけれど、高学歴の人は相対的に学習歴の質と量があるからこそ結果として高学歴なのでは?と思った。もちろん卒業後も学び続けてい -
Posted by ブクログ
著者自身の読書人生を振り返りながら、人生の後輩達に向けて本との向き合い方を述べています。
金持ちや有名人の家に生まれなくても、読書を習慣化すれば一流の人間になれる、つまり、学歴ではなく、学習歴を高めることで、私たちは成功できるようになるそうです。
ただ、内容としては、特別なことが書いてある訳ではなく、読書の技法や考えについてもあまり中身がありません。
●ビジネスパーソンが読むべき4つのジャンル
1.生物学
2.歴史
3.軍事学
4.哲学
ビジネス書40%、小説30%、その他30%のバランスが望ましい
●著者おすすめ本
「愛するということ」エーリッヒ フロム
「実存主義とは何か?」サル -
Posted by ブクログ
著者は雑誌での執筆なども多い経営コンサルタント。
著者の論点では空気を読む=いかに周りに合わせるか。欧米を追いつけ追い越せだった高度経済成長期にはその類が重宝されたが、独創性やアイデアが問われる現在では、空気を読む=周囲との摩擦を避けて、いかに何事もなく生きていけるかばかりを考えている、と説く。
個人的にはそれよりも、輝かしい経歴を持つ著者がいかに失敗を重ねてきたかのほうが興味深い。万事がうまくいって過ごしたわけではなく、失敗を重ねてきた結果今に至る。
負けそうになったときには、どんな手段を使っても、同点にして延長戦に持ち込むようにする。負けてしまえばそこで終わりだが、負けさえしなければ、その -
Posted by ブクログ
読書と名のつく本には自然と目がいってしまいます。どんなことが書かれているのか、わくわくしながら手に取りました。
不勉強で知らなかったのですが、著者は著名でとても優秀な方とのことで、ハーバードで日本人として初めて最優秀学生として称されたのだとか。著名なご友人についても本書で紹介されています。
本書では、読書がいかに語彙を増やし豊かさを与えてくれるものか、教養を身に付けさせてくれるものかご自身の体験をもとに書かれています。
興味深かったのは、おすすめジャンルとして紹介されていたのが「生物学」「歴史」「軍事学」「哲学」だということです。
人間や自然についてよく知るということは、日々の営みや経営 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中々面白かった。
20代までは年間100冊読むこと。
隙間時間を使って読む。忙しいは言い訳にならない。
生物学、歴史、軍事学、哲学がビジネスマンにとっては必須。
最初は差がつかないが、クリティカルマスを超えると一気に仕事力が上昇する。特に哲学は即効性はないが気付けば役に立っているという感じ。
目的を持って本を読む。
ビジネス書:小説:その他=4:3:3
小説は感受性を高めるために必要。ストーリー構築力も高められる→プレゼンが上手くなる。
感受性が高いとわずかな差異に気付くことができる。この能力は起業家にとってもコンサルタントにとっても必須。 -
Posted by ブクログ
著者の読書術のエッセンスが書かれています。
よくビジネス書以外も読んだ方がいいとは言われますが、
小説を読むとストーリー構成力が磨かれる等具体的理由が書かれていたのが
わかりやすかったです。
ビジネスパーソン必須のジャンルとして、生物学・歴史・軍事学・哲学の4つ
が挙げられていましたが、生物学という視点は自分にはなかったので、参考に
なりました。(「適者生存」でつながる。)
細切れ時間を使えば年間50~100冊読めるということは全くの同感です。
(冊数読めばいいということではないですが・・・)
累積経験値を上げてクリティカルマスを超える読書の積み重ねをしたいですね。 -
Posted by ブクログ
自分を変える読書術
学歴よりも学習歴が大切
地球上で人というちっぽけな動物が万物の霊長として威張っていられるのは言葉を身につけて、知識の伝承ができるようになり過去から学んで未来を切り開く学習経験ができるようになった。
学習歴の幅と深さと長さがその人の人生を決める
学習歴を身につけるには耳学問と読書
先人の失敗経験を頭に入れておけば、転ばぬ先の杖となって同じ失敗をしなくていい。
アメリカのウェストサイドの下層の日が使う語彙は3000語
これで世間話しができる
大学で学んだアメリカ人の語彙だと5万語になる
教養人だと10万語になる
語彙と言い回しの引き出しが増えれば、頭の中にある -
Posted by ブクログ
ネタバレ■まとめ
日本における戦略コンサルタントの第一人者でも有る元BCG堀紘一さんの著書だけあって、「コンサルタントとは」ということが体系的に書かれている。
コンサルタント職が溢れ、名ばかりの「コンサルタント」にならないよう、今一度「コンサルティングとは何か」を定義づける意味において、本書は価値がある。
内容メモ
▼戦略コンサルティング「4つの意義」
・企業は往々にして、顧客を把握できていない
・「過去の成功体験」が発展を阻害する
・「因果関係」を徹底的に追求できる
・戦略立案には技術と経験が必要
⇒言うならば、コンサルティングを委託する側としては、「ゼロベースでの客観性」と「戦略立案における参謀