あらすじ
空気に支配され、空気で物事が決まる国、それが日本。空気を読んで周りに流されて仕事をしているだけではビジネスの成功は覚束ない。グローバルスタンダード時代の働く人たちの心得を説く!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
変にまどわされなってかんじの本。
戦艦大和の最期は初めて知ったけどすごい怖かった。
第2章はインドとかの最近に触れられてた。今格差社会の日本とか言ってるけどインドのそれとは比べ物にならないと勉強になった。
あと失敗を恐れるなとか。
とにかく周りには流されずに自分の確固たるものを築けってことでした。
Posted by ブクログ
空気を読むことは必要だが、それだけでいい仕事をできるか?
めっちゃ要約するとそんな感じの本。
日本経済は、「空気を読む」ことによる社会全体のまとまりにより、空前の成長を遂げてきた。
だが、日本が世界のトップとなり、オリジナリティが求められ始めた瞬間、成長はパタリと成長を止めてしまう。
オリジナリティは、お互いの顔色を読み合うだけでは出せない。空気を知りつつ、そこにプラスアルファを出さなければならない…といった感じ。
俺自身もそれを心がけてきたつもりだけど、オリジナリティ求めすぎて見当はずれな方向に向かうことも少なくない…というのは、リアルタイムで俺を見てきた人ならご存知かもしれません(汗
確かに、空気をあえて読まないことは重要である。
でもそれは、すでに存在する空気を踏まえた上で、そこに新しい変化を加えることである。
決して「空気を読まなくてもいい」というわけではない、ということにご注意を。
…基本を疎かにしたまま奇抜さだけを求めてしまいがちな自分自身に対する戒めとして、心に刻んでおきます。
基本を着実に学び、教えを真摯に受け止めた上で、新しい価値を探したく思います。
Posted by ブクログ
2010年2月
堀サンの本。まず、説明・例が明快で読みやすい。
実体験話が多く、いつの間にか惹きこまれていた。
空気を読む事、空気に支配されない事を述べている。
その方策として、高い志、中長期的目標、広い視野が必要。
Posted by ブクログ
空気読むなっ!です。
「朝まで生テレビ」で、コメントが
簡単に分かりやすいのが
印象的だったので買ってみました。
東大受験の時の話が良いです。
Posted by ブクログ
堀紘一さん、好きなんです。
この本を読むと、もっともっと努力して社会に貢献できる人にならなくてはと思います。
空気を読まないというのは決してKYという意味ではないです。
空気を作れる人になりなさいということです。
Posted by ブクログ
久々に読んだ堀紘一さんの一冊。今の日本人は空気を読みすぎ、読むことばかりに力を使っているという論はごもっとも。たしかに仕事ができる人でも空気を読まないからこその実行力の強さとかはあるし、いい子ぶっていても結果を残せないとしょうがないということですね。後半は空気を読むとかそういう話を離れている感じはあるが、勢い良く読むことができた秀作です。
Posted by ブクログ
相変わらずジャンプのような情熱と泥臭さを持ち続けている堀紘一氏の新書。大前研一と比べると現場っぽい感じが魅力と言えば魅力です。DI自体にジャンプ的な躁感が出ているのもやっぱりトップがこうだから、というのがとてもよくわかる作りです。
本作はまぁ堀紘一が日頃から言っていることを単にまとめて書籍にしたものですが、いくつか心打つ部分もありました。
『…いいものを創るためには、予定外のコストをかけなければならない場合もあるもので、いいものを創る気があり、それが実現したならば、そのコストが少しも余計なものではないことがわかっていくはずだ…』
『…私は常々、もうどうにもならない、絶対だめだと思ったようなときにでも、『あと最後の一センチだけ努力しよう』と考えることにしている…』
「予定外のコストをかけなければいけない場合もある」ということを認識しておくのは非常に重要だなと思いました。もちろん恙無く物事がすすむに越したことはない場合が多いだろうけど、そうじゃない場合のことが多いので、それをボスが認識しているかいないかで、組織のまわり方は違うんじゃないか、とそう思います。
空気の話は特にどうでもいい気がします。
著書内にある、空気の研究、をよむといいのではないのでしょうか。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
まわりの空気に流されて、本当の勝負ができるか?
他人と同じであることをやめる新しい発想とは?
空気を変えるより、自分を変える。
[ 目次 ]
第1章 職場を縛る「空気」を読むな(「空気」の正体 突破すべき空気!)
第2章 空気を読んでいるだけでは生きていけない時代(組織のスペシャリストは必要とされない! 日本を引き離す、「世界」の現実)
第3章 社会で生き残るための「自分の磨き方」(会社の中でまずやるべきこと 「努力」を「成果」に変える方法)
第4章 チャレンジから掴みとる成功(人生における「勝負時」の見つけ方 「リスク」と「投資」の捉え方)
第5章 「同じであること」をやめる!(「沈滞」から抜け出す方法 「人生」を分ける決断)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
空気読み上手な人で優秀な人に会ったことがない。
それにしても著者の堀紘一は頭の硬いおっさんというイメージしかなかったが華々しい経歴の裏に色々苦労があったんだな。
Posted by ブクログ
空気を読んでいながらも、新しい空気を創っていける人
失敗や憤りは個々の心の弱さが根本の原因
自分が正しいと思ったことを主張する
空気なんてクソくらえ、くらいの気概を持つ
空気と協調の違いを見極めないといけない。
自分の行動をなぜそうしたのか、把握することが大切。
周囲の人の気持ちを動かす人になる
いい言葉だ。
そのためには、人の気持ちがわかる人間にならないといけない。
相手にとって有意義なことは何か、どんな言葉、態度が必要とされているのかを考え、実践する。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
自分のプライドが邪魔をする。成功には素直が必須。
知っているつもりやわかったつもりが一番良くない。
Posted by ブクログ
ベンチャー企業支援コンサル会社社長堀氏。
KYという言葉が流行語にもなっている昨今であるが、本当に一流の人は空気は読まないという持論の展開。
結論としては、一流の人は、空気を測った上で、あえてそこで空気を読まない行動をとることのできる人物であると堀氏は言っている。
中堅ビジネスマンにいい1冊ではないだろうか。
Posted by ブクログ
宮本常一 忘れられた日本人 どれだけ優秀な教育を受けていても、空気を読むばかりの人間だけがふえていったならば、現状は打破できない。しかし、周囲の気持ちを動かせる人間が増えてきたならば、日本経済は確実に変わる。一言でエリートを定義するならば、それは大衆のために犠牲になる精神を持っている人間ということになる。もういい加減正しい判断を模索する旅は終わりにしよう。人生にもっとも大切なことは正しい判断でなく、必要な判断をその時々にタイミングよく下して行く勇気だということを思い起こしてほしい。
Posted by ブクログ
著者は雑誌での執筆なども多い経営コンサルタント。
著者の論点では空気を読む=いかに周りに合わせるか。欧米を追いつけ追い越せだった高度経済成長期にはその類が重宝されたが、独創性やアイデアが問われる現在では、空気を読む=周囲との摩擦を避けて、いかに何事もなく生きていけるかばかりを考えている、と説く。
個人的にはそれよりも、輝かしい経歴を持つ著者がいかに失敗を重ねてきたかのほうが興味深い。万事がうまくいって過ごしたわけではなく、失敗を重ねてきた結果今に至る。
負けそうになったときには、どんな手段を使っても、同点にして延長戦に持ち込むようにする。負けてしまえばそこで終わりだが、負けさえしなければ、その後に何が起こるかわからない。本文中で心に刺さった一言。
Posted by ブクログ
全く周囲の人々の感情を理解できない天然のKYは困ったものだけど、空気を読みながら周囲に同調し、冒険せず安定指向を強める人々が増加していることは大問題だと、堀紘一さんが日本人に喝を入れた一冊。
堀さんの人生における幾つもの挑戦が紹介されていて、これは自分も頑張らねば、という気持ちにさせてくれます。
2008年の出版だけど、あれから7年。日本人は変わってきたのか、それともあいかわらずKYで内向きに萎んでいっているのか?どっちだろう??
Posted by ブクログ
日本社会の弊害として、「空気を読む」ことを求められる社会であること、一般のサラリーマンは、「空気を読む」ことによって、そこそこの人生に安住しようとしている。これでは、日本社会は活性化できないという。同感である。この本でも紹介されているが、山本七平の「空気の研究」が引用され、第2次世界大戦での戦艦大和の出陣が、戦術ではなく、「空気」で決められたことに、大きな日本人の持つ負のメンタリティーがある。その一方、聖徳太子が作った憲法17条の第1条にある「和を以て尊し為す」も決して、空気を読み争うことを避けるということではなく、相手の意見を十分に聞くことであり、その上での和を形成することである。日本文化の起源には、皆と共通になる(迎合する)だけではない文化が昔はあった。また、山本七平も書いていたが、その場の「空気」に対し、「水を差す」という議論文化もあったといっている。このままでは、日本がジリ貧になることを著者は恐れている。それに比較し、決して恵まれた環境に育ったわけではない、ベトナム人青年やモンゴル人青年との逸話があり、如何に目的意識を高く持つか、今生きている自分に関わってくれた多くの人に感謝する気持ちが大事であることを説いていた。この点、アメリカ人の優秀な人たちの多くは、拝金主義的であり、その結果、サブプライムローン問題を招く結果となっているとのこと。堀紘一という人物は、テレビでの悪い印象しか持っていなかったが、そのものの考え方にともて共感を覚えた。
Posted by ブクログ
「空気を読むのは大事だけれど、空気を読んでいるだけではトップに立てない」という趣旨の本。これからの日本には、空気を読むことに腐心するような人材は必要なく、周囲の空気を変えていくような人材が求められるという主張はその通りだと思う。
はじめて読んだ堀紘一本!
Posted by ブクログ
天才には天才のやり方がある。しかし、天才などとは程遠い凡才であっても、目的意識を持ち、工夫し他の人より努力をすれば、いくらでも花を咲かせられるものである。はたして自分は一流を目指し敢えて空気を読まないのか、それとも世に迎合し二流を目指すのか。
Posted by ブクログ
P49.「『一流とは』時代を切り拓いていくような人物に対して用いられる言葉である」
空気を読んで周りに合わせているだけでは一流になれない。それでなれるのは”一流の空気読み”すなわり”迎合主義のスペシャリスト”でしかないのである。
■会社への不満を口にする前に……
P97
何事においても中途半端な考えや行動で生み出せるものは少なくなるが、「とことん!」という発想で実行に移してみれば、そのことで結果が出たり、それに対するリアクションが生まれてくるようになる。
■プライドとうぬぼれの違い
P100
社会に出て自分で何もしていないうちから自分が偉いと思っているのだとすれば、それはプライドではなく”うぬぼれ”に過ぎない。自分にプライドを持合いなら、やることをやって、周囲に認められてからするべきだ。
■楽勝だった東大受験
P123
どこで頭を使って「少数派になるか」を考えるというのも大切なことである。
P124
何かの事に臨むにあたっては、対策をよく考えて、合理的で理想的なやり方を見出し、計画を立てておくことで「結果」を引き寄せられるのである。
■「生存のための競争」は歴史的常識
P167
この世にはもともと安全が保障されているようなことは何一つないのである。
■素人投資家はプランクトン
P170
世の中の動きを表す言葉。「矛盾は弱者に解決させる」
結局、庶民=弱者は、強者のいいようにされて泣かされ、強者はそれをそもそもの前提にして勝ち残っているという図式になっているということだ。
■空気とイマジネーション
P179
そういう人たちは、周囲の空気を読めるし、人の気持ちを察することもできる。しかし、その空気に同調することだけを選ばず、同調しない部分でこそクリエイティビティやイマジネーションの真価を発揮する。そうして一番手になれている人たちなのである。
■お金の習性とアヒルの水かき
P200
お金は孤独に耐えられないものであり、儲かりそうな話があれば、密に群がるアリのように、そちらに集まっていく習性があるものなのだ。
P201
つらい、つらいと言っていたなら、同上は寄せられるかもしれないが、同上のほかには何も集まらないのが常である。それよりも、涼しい顔をしていながら、陰で努力を続けていたときにこそ、其の後の未来は拓かれていくものだ。
【出人】
・上野 治彦(四谷学院創業者)
・山本茂実(「あゝ野麦峠」)
・細井和喜蔵(「女工哀史」)
Posted by ブクログ
◎空気を読めないよりは読めたほうがいいのに違いはないが、空気を読んでばかりいては仕方がない。
◎今の日本の経済は、その屋台骨を支えるべきそれぞれのオフィスが空気に縛られすぎているからこそ、生産性をあげられなくなっている。
◎周囲からの批難を怖れる、孤立する勇気を持たない、といった心的背景がある。
◎アメリカ人の里親をもったピーター。
ベトナムに投資ファンドの会社を設立することに決めた。
「明日を作るものに力を貸したい」というきもちがあったためで、これから成長していこうとするベトナムの若い未上場企業に投資していくのが有意義だと考えたから。
◎空気に流されているだけの人間では絶対に作れない「吸引力」のようなものが、こうしたところで発揮されている。
◎どれだけ優秀な教育を受けていても、空気を読むばかりの人間だけが増えていったなら、現状は打破できない。
しかし、周囲のキモチを「動かせる」人間が増えてきたなら、日本経済は確実に変わる。
◎私は、大切なことは技術の習得ではなく人の役に立つという考え方だということを教えて、その次には「ほかに、どんなことをすれば人の役に立てるかを考えろ」と言っている。
◎ハウツー本を読んでスキルを先に覚えようと考えるような若者も多いことだろう。しかし、そういう本を読んで、中身のないスキルなどを習得した気になっていても、実際は何の役にも立たない。
自分で考えながら、体を動かしていくことが重要。
◎困ったことのほうが多くて自然なのだから、自分がひどい目にあったときには、「一皮剥けるチャンスを得た」と思えばいい。困ったことがなければ、むしろ人間は成長できない。
◎20代、30代、40代のうちは、「自分に投資」することをまず心がける。
お金をためる余裕や暇があるならば、勉強しろ、チャレンジを続けろ。
◎一番手になるメリットは、2番手に終わるのとは比べ物にならないほど大きい。
◎日本がこのまま去勢文化を抜け出せずに、どんどん世界に遅れをとっていくのを見ていくのは忍びない。
チャレンジをしないで生きているということは、私に言わせれば、死んでいるのと変わらない。
◎だいたい新しいことをやれば10回のうち8回や9回は失敗するもの。
◎いつまでたってもお金が集まってこないのだとしたら、努力が足りないのか、そのビジネスがもともと勝算のないものであるのかのどちらかだ。
Posted by ブクログ
身につまされる本。
・日本人の「周囲と同じ」であることを求めることが「空気」をつくる。
・身の回りに10人いるとすれば、Aさんの空気はAさんを除いた9人がつくり、Bさんの空気はBさんを除いた9人がつくる。
・空気とは読むものであるだけでなく「創るもの」であり、空気を創りだせる人間にならない限りは、先が知れている。
・これからはどんどんとリーダーとそれ以外の人に二分化されていく時代になるにもかかわらず、そんなことも把握していないで、「リーダーなどと言っても、管理職に就けば仕事も増えてつらそうなので、管理職などにはなりたくない」とまで言ってしまう。
・一番手になることではリスクも発生するので、それを避けるために二番手におさまっておくのがいいと考えているわけである。受けられるプラスは10分の1、100分の1になろうとも、とにかくリスクを避けたいという「防御に徹底した姿勢のあらわれ」である。
Posted by ブクログ
BCG出身・DI会長の堀紘一氏の著書。簡単に言うと、空気を読んだ上でその空気を良い方向に変えていけ!という事であろう。途中、氏の過去が書いてあり、参考になる。
最後の方は「若者はなぜ3年で辞めるのか?」と同じような事が書いてあった。ただその点に関してはこの本より、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」を読んだ方が良い。暇つぶしには充分すぎるが、ためになった!!とは言い難い。
Posted by ブクログ
必要性と現実, 2009/7/13
空気を読むことの弊害についてよく分かる、ただ空気を読まない生き方はまだ限られているかもしれない(おかげで酷い目にもあう)
後半は、著者の自伝のような感じ
Posted by ブクログ
驚くほど主張に説得力がなく、全くコンサルさを感じさせない。
が、過去の武勇伝はそれなりに読み応えアリ。
基本的に主張は超頑張れ、ということなのだが、最近そんなものかなと考えてしまう自分がいる。