【感想・ネタバレ】コンサルティングとは何かのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月12日

『コンサルティングとは何か』(堀紘一)
コンサルティング業の仕事内容や、コンサルタントとしての心構えや必要な技能などが書いていて、純粋なコンサル業の実務的な事が知れて勉強になった。著者がエリートコースを進んできた人で、普段接点のないような人の価値観が垣間見えて面白かった。

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Posted by ブクログ 2014年10月16日

「コンサルティングとは何か」
堀紘一がコンサルティングを語る。


世の中には、コンサルティングと言う言葉が溢れ過ぎている。例えば、銀行の相談窓口から生命保険の営業職までコンサルティングと言う言葉が使われているし、金融以外でも、不動産コンサルティングや空間コンサルティング等、⚪︎⚪︎コンサルティング...続きを読むが沢山ある。


コンサルティングには相談の意味があるし、銀行や生命保険会社でも相談する事があるから間違いでは無い。しかし、コンサルティングと言う仕事が誕生した経緯を踏まえると、これらのコンサルティングは、殆ど本来のコンサルティングからかけ離れたものである。少なくともコンサルティングの本場アメリカや欧州では、銀行窓口での預金相談や生命保険の営業をコンサルティングと呼ぶ人は一人もいない。


堀紘一はそう言う。確かにそう思う。ちなみに、私は上記のものより厄介なものは、表向きは本来のコンサルティングに見えて実際は上記のようなサービスを提供している企業だと思う。これは、学生では判断しにくいので、注意して欲しい。特に、ITコンサルティングや業務改善(経営)コンサルティングになんちゃってが多い。


では、本来のコンサルティングとは何か。堀紘一は、経営戦略コンサルティングこそ、本当の意味でのコンサルティングであると言う。経営戦略コンサルティングでは、ボストンコンサルティング、マッキンゼー、ブースアレン、ベインアンドカンパニーが4強であり、ここに新卒で入る人は、バケモノだと思う。


これらは、全て外資であり、彼は日本発の一流コンサルティングファームは存在していないとも言っている。


また、一般的に、コンサルティングファームと呼ばれる会社の中には、経営戦略以外をやっている所がある。例えば、戦略コンサルティングが誕生する前まで、本当のコンサルティングと呼ばれた業務改善コンサルティング(戦略から実行までコンサルティングする。個人的には、戦略コンサルティングファームも手掛けているように思うが)、ITコンサルティング(アクセンチュア等)、会計コンサルティング(pwc等)、人事コンサルティング(ヘイグループ等)等だ。これらも十分本当のコンサルティングではあるが、戦略コンサルティングはちょっと別物な気がする。だからこそ、憧れるのだが。


本書では、コンサルティングの本当の姿を語っている。また、コンサルタントの働き方についても本当の事を言っている。コンサルティングは、頭ばかり使うクールな仕事ではなく、泥臭く頭ばかり使うからこそシンドイと言う事を。


ちょっと嘘くさい顔をしている堀紘一ではあるが、コンサルタントでは超大物である。きっとこの人もバケモノである。しかしながら、この人のコンサルティングへの気持ちは本当だと思うし、この仕事を楽しんでいる。いやはや凄い。


私は数ヶ月前、彼が会長を務めるドリームインキュベーター(DI)のセミナーに行ったが、非常に面白い戦略コンサルティングをしていると感じた。惹かれたのは、官庁を巻き込んだコンサルティングだ。官庁の政策にコンサルティングの戦略と技術(多くのコンサルタントは強力な理系のバックグラウンドを持つ)が絡むのには、非常に興味が惹かれた。


しかし、DIでの仕事も、当たり前だが、非常にハードである。時間を作りたければ、自分が成長し続けるしかない、とDIのコンサルタント(しかも上位のクラス)が言っていた言葉が心に突き刺さったw

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Posted by ブクログ 2012年03月17日

著者は堀 絋一氏。

ボストンコンサルティング日本代表を務めた経験等から
コンサルタントの本質を語る。

コンサル業界に携わる人、目指す人は必読なのかな。

多くの刺激を受けました。

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Posted by ブクログ 2021年06月05日

コンサルタントの仕事がどのようなものなのか、ボストンコンサルティンググループで社長だった人が、仕事の内容から経験まで、様々具体的なエピソードを交えて書いてあった。
コンサルティング業界は、3年で半分、7年で7人中6人しか残らないというのはとてもいい驚いた。かなり大変な仕事だけど、力はつくのかなと思っ...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2020年01月12日

p72の意義の見出しが整理されていないように感じる。
コンサルティングの歴史から意義、役割まで堀さんの視点から語られた本。

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Posted by ブクログ 2019年06月12日

タイトル通りのないよう。
コンサルティングについて、垣間見える。日本人らしいコンサルティングが必要だと思う

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Posted by ブクログ 2019年03月06日

実務に基づいた整理がされており、読みやすくまたタメにもなったと思う。コンサルタントという職種以外にも役に立つ考え方や取り組みも多く、また読みたいと思った。

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Posted by ブクログ 2017年03月21日

堀紘一氏のコンサルタントとしての知識が詰められた1冊であるといえます。
確かに途中蛇足では?と思われる部分も見受けられましたが、それらを差し引いても戦略コンサルティングを志すものとしては十分に学びになる本だったと言えます。

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Posted by ブクログ 2016年12月15日

2014/10/19
大きくなりすぎた企業はひずみが生まれやすい。同じ会社内でも各部門で育った人間たちは他の部門のことがよくわかっていない。そのズレを経営者にかわって外部から見出すのがコンサルティングの基本。経営者はそこまで見えないのだ。経営も社会も変化し続ける。ボクも変化し続ける。

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Posted by ブクログ 2014年08月24日

BCG日本代表を経てドリームインキュベータを創業した掘氏によるコンサルティング論。本人の経験ベースによる業界論で分かり易い。

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Posted by ブクログ 2013年09月08日

コンサルティングについて知りたくて読書。

本書にも登場する大前研一氏もそうであるが、アメリカ留学経験がある著名なコンサルタントの人たちは、自慢話にも受け取れるような自己顕示欲が強いと日本人は感じるかもしれない。そのため、苦手だというアンチが生まれる一方で、熱烈な信奉者も多くいると思う。

本書は、...続きを読む著者の30年以上のコンサルティングの経歴が語られている。

「答えを教える」のではなく「考える」ことが仕事(p96~)
留学時代の担当教授とのやりとりから日本の教育や社会習慣との違いを感じることができる。

徹底した現場主義で、何が問題かを常に考えることが、改善や成長の鍵となる。

ダイエーの中内功氏、ホンダ、JALでのエピソードは興味深い。
経営陣と仲良くなることがコンサルティングの目的ではないので、大変な仕事だと思う。経営者、特に創業者はプライドが高く、そのプライドが邪魔をして、抜本的な改善や行き詰まりを打破できないことが多い。どうやって上手に問題を伝え、プライドを傷つけないように揉みほぐして強力を得ることができるかだと思った。

読書時間:約55分

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Posted by ブクログ 2013年06月03日

BCG時代の体験談がふんだんに盛り込まれており、非常にコンサルティングの仕事をイメージしやすい作りになっている。

堀さんの語るプレゼンテーションのコツは興味深い。

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Posted by ブクログ 2013年04月08日

 ボスコン出身でありドリームインキュベーター創業者である著者がタイトル通り「コンサルティングとは何か」を論じている。
 著者の経験や価値観がかなり強く反映されている気がするけど、コンサルティングは「考える」ことに対価をもらうという主張には納得できた。文章も読みやすいし、ボスコン時代の経験談も面白い。...続きを読むコンサルにちょっとでも興味のある人にはおススメ。

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Posted by ブクログ 2012年02月17日

コンサルティングとは何か?というタイトルの通りでコンサルについて書かれている。
コンサルについての見識を広めたいのなら良書だと思われる。
ただ、この本から実生活に活かす何かを学び取ろうというものではない。
あくまで、見識を広げるのみである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月29日

昔読んだ気もする。でも読んで良かった。
著者は堀紘一氏。日本を代表するコンサルタントの第一人者。

感想。
やっぱりコンサルタントになりたい。


・コンサルタントは傭兵
・コンサルタントはコーチ。選手よりその道で優れてなくても、理論と客観的視点を提供できる。
・だからその業界のプロであ...続きを読むるクライアントには、事実と理論を示さないとダメ
・コンサルタントの意義→①顧客の顧客を把握②過去に縛られない見解③因果関係の徹底的追求④技術と経験の低価格
・コンサルタントの魅力は本業に変化をもたらす仕事であること
・コンサルタントの仕事はグラフを書くこと。そして締めくくりのプレゼン。
・求められる素養①地頭②素直さ③努力家④打たれ強さ⑤運
・得られる喜び①理論構築の達成感②プレゼンが相手に響いた時③提案をクライアントが実行して成果があがった時

以上

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Posted by ブクログ 2019年04月02日

コンサルタントとして長く現場で活躍されている著者の過去の経験から得た知識、見識をわかりやすくまとめられている。
なんとなく響きが良いとか、カッコいいという事で目指せる職ではないと一刀両断される。
クライアントの課題をきちんと把握して、それを解決する方法を提言する。それを実現するまでを、提供できるコン...続きを読むサルティングファームは世の中にあるのだろうか?
責任分界点を明確化するのが難しいのかもしれないし、そこまでわかるんだったら自ら取り組む方が良いと思うのか。
提言された通りにやる事が大事なのではなく、やると決めた事を徹底的にやり切る事が出来る企業が強い。
そんな企業に対してなら、プロのコンサルタントが提言する価値は高いだろう。

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Posted by ブクログ 2018年12月22日

コンサルティング「業界」(スキルではない)を知るには良い本。ただ後半になるにつれ、自慢と自社の宣伝が多くなる・・

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Posted by ブクログ 2016年06月23日

BCGの日本オフィス立ち上げ時の裏話などが知れて、面白い。コンサルティングの「3つの喜び」には共感。

■コンサルティングの「3つの喜び」
・限られた時間の中でクライアントに納得してもらえるような戦略の論理を構築できたときの達成感
・クライアントにコンサルティングの価値を認めてもらえた時
・提案した...続きを読む戦略をクライアントが実行して成果が数字として表れてきた時

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月05日

■まとめ
日本における戦略コンサルタントの第一人者でも有る元BCG堀紘一さんの著書だけあって、「コンサルタントとは」ということが体系的に書かれている。
コンサルタント職が溢れ、名ばかりの「コンサルタント」にならないよう、今一度「コンサルティングとは何か」を定義づける意味において、本書は価値がある。
...続きを読む
内容メモ
▼戦略コンサルティング「4つの意義」
・企業は往々にして、顧客を把握できていない
・「過去の成功体験」が発展を阻害する
・「因果関係」を徹底的に追求できる
・戦略立案には技術と経験が必要
⇒言うならば、コンサルティングを委託する側としては、「ゼロベースでの客観性」と「戦略立案における参謀」を期待している

▼コンサルティングの仕事の本質
・何が問題かを突き止め、その答えを考える
 →知っていることを教えてお金を頂くのはコンサルタントとして邪道
 →お金をもらうのは「考える」であり、そこにかかる時間と労力への対価
・経営者とコンサルタントは選手とコーチと同じ関係である
・コンサルタントは「あるべき論」を語るな。現状を多面的に把握し、事実を語れ
・地頭こそがコンサルタントにとっての最大の必須能力
・限られた時間で最大限の情報を引き出すためには「仮説」が必要
・現場での発見をグラフに落とす
 →何をx軸y軸にするかが一番重要
・プレゼンテーション能力はコンサルタントにとって必須

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Posted by ブクログ 2015年11月13日

堀紘一がコンサルティングという仕事について語った本。コンサルティング業界に関わる・志向する限りは手元に置いておきたい一冊。遠藤功さんの「コンサル塾」の書籍版。

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Posted by ブクログ 2015年03月01日

日本における戦略コンサルタント最長記録(?)を誇る堀紘一氏が書いたコンサルタントとは何かという本。裏話的なものから、あるべき論までなかなか面白くよんだ。理解が深まった。

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Posted by ブクログ 2015年01月13日

コンサルティングという言葉がさまざまな業界で使われている今、経営コンサルティングの第一人者からその真髄を学ぶ。経営コンサル以外でもその考え方から学ぶべきことは多い。

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Posted by ブクログ 2014年08月03日

本書全体の感想はさておき、自身の現在の業務と照らし合わせて印象に残ったフレーズのみ以下に記載したい。
・5、10年後の世界を見通す。
・多くの場合、企業はユーザーのことを分かっていない。
・常に理詰めで物事を考えることが重要。
・会社において、トップとミドルと現場のズレは確実に存在している。
・コン...続きを読むサルティングの神髄はグラフと現場インタビュー。グラフについては何をx軸にして何をy軸にするかがキモ。
・プレゼンでは、伝えたいことを一枚のスライドに1行十五文字でクリスタライゼーションする。
・何事も人と違うことをやり、得意技勝負で行け。

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Posted by ブクログ 2012年11月11日

一番衝撃を受けた言葉は、コンサルタントは「答えることじゃなく、考えることが仕事」、「考えることに対する対価をいただく」ということだった(必ずしも引用ではない)。
その他にも、
問題が何かを考えるのが社会人。
や、
コンサルタントは医者であって医者でない。
プロジェクトリーダーは個人として優秀でないと...続きを読むいけない。
なども納得した。

辞めていくコンサルタントの転職先なども書かれており、イメージが湧いた。だがそれでもあまり就職したいと思わなかったので、その理由を深く掘り下げるようにしたい。

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Posted by ブクログ 2012年11月07日

プロフェッショナルの仕事について、非常にわかりやすく書いてあった。特に、英国屋のスーツの話とコンサルティングフィーの話の連動性がとても印象的だったをできることなら、自分もコンサルティングファームで働いてみたいものだ。

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Posted by ブクログ 2012年06月21日

コンサルティング会社を率いる筆者が自身の体験を基に、コンサルティングとな何かを語る。実体験の記載が多く、コンサルティングについて体系的にまとめたというよりも、熱意とか気持ちが伝わる本になっている。
気になった内容
・何をX軸、Y軸に置くかがコンサルタントの能力
・スライドは1枚5行、1行15文字に集...続きを読む約する(1スライド2分のプレゼン)
・何が問題かを定義することが重要
・あくまでも事実ベース、現場から情報を得る

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Posted by ブクログ 2012年06月11日

戦略コンサルティングに大切なこと、
1、地頭力 2、素直さ 3、努力 4、打たれ強さ 5、運

他には、プレゼンと仮説をぶつけること。
地頭力とは、堀さん曰く鍛えられるものではなく、生まれもったもののよう。

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Posted by ブクログ 2012年02月03日

ドリームインキュベータの堀さんの本。

基本的に戦略コンサルティングはプロフェッショナルな職業で、優秀な人材の中でもさらに優秀な人しかやっていくことはできないという語り口調。
戦略コンサルティングの意味は何か?という視点からの文であり、30年間コンサルティングを続けてきた堀さん自身の人生が有意義であ...続きを読むったことを語ることが、この本を出版した目的ではないかと感じた。
あまり読んでいて面白くなかった。
ただ、堀さんが非常に魅力ある人なんだろうなというのはわかる。
こういう人は、実際に会ってみて話をするのが一番魅力が伝わるのではないかと感じた。

最後のドリームインキュベータに関するお話は非常に面白かった。
「政策×戦略×技術」を実践されているのは非常にエキサイティングな印象を受けた。

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Posted by ブクログ 2012年04月18日

職業研究の一環として読んだ.
スタミナ,メンタル,センス,何れが欠けても務まらない厳しい業界みたい.

答えの無い問題を考えることに意味がある,仮説と検証,革命を起こす位でないと意味が無いなどの他にも,研究者の先生方が度々口にすることと共通する箇所が多々有り,プロフェッショナルの思考法は分野を問わな...続きを読むいことが良く分かる.

こういう本を読むと理論の研究室に入るのも良かったかな.
コンサル志望の友人に読ませたら心が折れそう.

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Posted by ブクログ 2019年02月09日

繰り返しが多いものの、著者のコンサルティングに対する考えや経験については豊富に記載されている。

メモ
優秀なコンサルタントになるために必要なことは、地頭の良さ、素直さ、努力家かどうか、打たれ強さ、運。

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コンサルタントは考える仕...続きを読む

実地で訓練。必死にやることで力がつく。

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