堀紘一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【概要】
堀紘一が自身の経験(東大受験やハーバード時代)も交え描いた勉強法の本。
【感想・印象に残った点】
新しい感じた点や心に残った点は下記。
・国際ビジネスでは5万語もの語彙を必要とする。そこまで社会人になってからそこまで学ぶのは難しいため、ほかの能力開発にあてた方が良い。
・東大受験の際はひたすら出題法則の研究に時間をかけた。
・資格はただの免許のためのもの。それそのものには何の価値もない。
・ハーバードでは個人のの力を磨くことが重視される。これ以上は考えられないと人が諦めたときも「最後の1センチ」まで知恵を絞る重要性。
・ハーバードの試験では肝になる要旨を10通りほど用意しておき、試験 -
Posted by ブクログ
著者の勉強の手法がかかれた本です。
従来の受験に受かるためだけの勉強法は、社会人になってから
は役に立たない。そのために何をどのように学ぶか、どう吸収していくか
等、様々な視点からの勉強の手法が書かれていました。この著者は本を読むことが、一番の勉強法であると述べているとともに、本を読むことを目的にするのではなく、読んだ本から、自分がその本で何を学んだか、どこを修正したらいいか、あるいは修正しない方がいいかを読んだ後に考えなさいと述べています。なるほど、最近本を読むことに集中しすぎてて、本質を見失っていました。改めて考えなおされましたね。 -
Posted by ブクログ
日本社会の弊害として、「空気を読む」ことを求められる社会であること、一般のサラリーマンは、「空気を読む」ことによって、そこそこの人生に安住しようとしている。これでは、日本社会は活性化できないという。同感である。この本でも紹介されているが、山本七平の「空気の研究」が引用され、第2次世界大戦での戦艦大和の出陣が、戦術ではなく、「空気」で決められたことに、大きな日本人の持つ負のメンタリティーがある。その一方、聖徳太子が作った憲法17条の第1条にある「和を以て尊し為す」も決して、空気を読み争うことを避けるということではなく、相手の意見を十分に聞くことであり、その上での和を形成することである。日本文化の