あらすじ
「もっと違う仕事がしたかった」「あの時ああしておけば……」「毎日が充実していない」「10年後の自分が想像つかない」……。20代、30代ビジネスパーソンは多くの不安や悩みを抱え、前に進めないという。著者は彼らとの本気の対話から、「心の奥底にあるもの」を浮かび上がらせる。そして、「失敗だらけの自分の仕事人生」を赤裸々に語り、ユーモアを交え、実践的なアドバイスしていく。あえて「正しい失敗」をすることで道を切り開く! コンサルタントのプロが見出した、23の「大逆転の成功ルール」を提案する書。
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Posted by ブクログ
最近、「失敗」という言葉にものすごく興味があります。
これまでに読んだ本も、「失敗の本質」、「失敗学のすすめ」、「失敗の科学」とかがありますが、成功した話(大体は都合よく脚色されている)を聞くよりも、失敗した話を見たり聞いたりする方が、今後のためにはよっぽど有益だと強く思うのです。
成長そして成功のために、失敗は欠かせないものだと思います。
堀さんの本も何冊か読んでますが、本書は、成功への道は正しい失敗をどう積み上げていくかにかかっている、と言う堀さん流の前向きな失敗のススメだと受け取りました。(20代30代向けの本なのですが)
失敗のみならず、印象に残るエピソードも多かったです。
「これがいい」と「これでいい」というのでは胸中はまるで違う、という指摘にはハッとさせられました。
また、「ビジネスで一番大事なことは何が問題なのかを考えることだ。…解決策は大した問題ではない。…方法論を学ぶことではなく、何が問題かを常に考える思考力が重要なのだ」という、ハーバードの教授が著者にかけた言葉も強く響きました。
林真理子さんの「野心のすすめ」を読んだ時にも思ったのですが、無難な道を進むだけでは、結局得られるものも少ないよなあ、ということを改めて感じた次第です。
Posted by ブクログ
読みやすく、シンプルで分かりやすい良書。堀さん自身が今までどういう人生を歩み、様々な選択をどのように下したかをもとにして、若者向けにアドバイスを書いている。
Posted by ブクログ
BCGからDIを創業し、今は会長の堀さんの本。
タイトルから予想できる通り、よくある失敗の先に
成功があるというパターンの本です。
言いたいことは巷の本とそう変わらないのですが、
堀さん自身の失敗談がたくさん掲載されており、
日本有数のエリートもこんな失敗をしてきたんだなと
少しだけ安堵すると同時に、挑戦する大切さが
身に染みてわかります。
(エリートが故の失敗もあるのですが、まぁご愛嬌。)
「20代30代の内の差はそう変わらない、ここからが勝負」
という言葉は、元気が出ますし、
「自分の幅を広げるためには恋愛をしろ&旅をしろ」というのも、
興味深かったです。
元気の出る&勇気のもらえる本です。
Posted by ブクログ
貯金思考の今の世代を見て、「インフレが一度きたらパーになるのに、貯めておいてどうするのか」という一言が、この本の内容を示している。
若いうちは貯金ではなく、その金を全て「投資」するくらいのスタンスでいくのが良い、なぜならお金は投資の結果後から勝手についてくる、と。
若い世代に「とにかく行け!」とエール出しているような一冊。
Posted by ブクログ
コンサルタントとして有名な堀氏が、石橋を叩いて渡る慎重な性格だったということには驚きと安堵を持った。
・人脈というのは、2度目に会ってもらえるかどうかが命だ。(P84)
・失敗するうちに、やりたいことは分かってくる。(P249)
Posted by ブクログ
「正しい失敗」って何だろうか?タイトルの疑問から読み始めました。
堀さんのキャリアや人生を知る一冊でした。
俺も「正しい失敗」をしようと思います。
Posted by ブクログ
仕事で失敗した日に買いました。
失敗から学ぶことは多いけれど、やらかしてすぐの時にはやはりこたえます。
こちらの文庫特有のクールなデザインの表紙と裏腹に、内容は「大人向け 道徳の教科書」といった趣き。
どうやらビジネスシーンではかなりアグレッシブかつ怖い上司のようですが(笑)大きな実績を残すだけあり、それだけの人物ではないことが伺えます。
どんな仕事でも一人ではできず、経験を積めばそれだけ後に続く人たちを率いる機会も増えてくるので、この方は一癖も二癖もある後進を諭す才にも長けているのでしょうね。
若者たちのことを闇雲に煽ったり難癖をつけたりすることなく、何故やるのか、やった結果自身はどうなったのか、また何をするにも遅すぎることは滅多にない(芸術やスポーツだけは、幼少期の積み重ねが大事だと述べています)と言った話で励ます内容になっています。
女性の労働問題に関してだけは少し読みが浅いような気がしたので、マイナス1。
Posted by ブクログ
将来に挑戦しようとしている今の自分にとって良いアドバイスになった。過去の転職から得た教訓も織り交ぜながらのストーリー仕立だったので読みやすかった。
□小さな問題であっても「その原因は何だろう」と、常に考える。そしてその解決策を周囲と話し合う。
□「一点で光れ」自分が得意だと感じる能力を伸ばす。
□転職の起点は転職を考えるのが「面倒臭い」と思わなくなったとき。
□「人を裏切った」という事実は、君に一生ついて回る。
□踏み出す勇気と、引き返す勇気。この双方を持っていなければ、挑戦の途中で自らの道を見失う。
Posted by ブクログ
いつも通りの堀節炸裂という印象。
失敗を恐れることないのは大事だけど、その前にきちんとやるべきことはやろうねという真っ当な話です。ぶれないのはもうわかってきたので、この人のこの手の本は新たに読まなくても大丈夫かな。企業分析とかそういう話をもっと掘り下げて行くか・・・
Posted by ブクログ
正しい失敗とは?
→挑戦はしっと表裏一体だが、挑んだ先にこそ幸せがある
方法論ではなく、何が問題かを常に考え続けることが大事
金や名誉といった世の中の価値観ではなく、自分の物差しで判断する
自分の意見を数回ブラッシュアップした程度では自分のものになっていない
失敗するうちにやりたいことが見えてくる
失敗の研究は改良に繋がらない
正しい失敗の先には学びがある
Posted by ブクログ
若者向け。
堀さんが自分の信念を持って、常にありたい姿を求めていることはすごすぎます。収入を何分の1にしてまでやる勇気は僕にはない。
問題解決を出来る人、優秀でもできない人がいる事を改めて感じた。東大卒の流暢な人の話より
Posted by ブクログ
失敗は成功までの必要経費といいますけど、「失敗しないと成功しない」そうです。
10回チャレンジして8回は失敗と。
失敗の許容の文化が必要ですね。
Posted by ブクログ
こういう本を出せるくらいに成功してる今があるから書けるんじゃないの?という留保はありますが…失敗を回避するのでなく、果敢に挑戦して何かしら学ぶという姿勢は大事だと思う。
根気と根性と正直と素直と謙虚