鬼澤忍のレビュー一覧

  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)

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    国家の繁栄は包括的な政治制度、包括的な経済制度が必要であること。今までどのように主に西洋諸国でこれらが形成されたか、またこれらが主にアフリカ地域如何に阻害されてきたかを書かれており、今後包括的な政治制度、経済制度を持たない国に域渡せることの課題等が書かれている。

    もともと当たり前だと感じていた(学校教育によりそう教えてもらっていた)ことを史実に基づき解説している本。

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    2014年01月26日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    ちょっと内容が私の趣向とは違ってました。経済の発展とその国の政策制度で変わって来るというのは理解できますが、いかにも欧米的な理論でちょっと辟易してしまいました。

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    2014年01月12日
  • 人類が消えた世界

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    多くの知的好奇心を満たしてくれる一冊。
    人類がいなくなった世界はどのように自然に還っていき、人類の痕跡としてどのようなものが残るのかを色々な目線から追っている。

    しかし読み終えるまで長かった…自分には少し難しかったため、疲れているときに読むとすぐに文章に集中できなくなってしまう。
    今まで不思議に思っていた答えはすべて複雑なものなのだなと思う。

    ボイジャー1号は最近太陽系を脱出したらしい。その先にいるかもしれない知的生命体に人類の痕跡を伝える為に人類が滅亡してもひとり飛び続けるというのはなんと壮大で寂しいことだろうと感じた。

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    2013年10月22日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)

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    内容は、大変興味深い。
    国家の繁栄は、『包括的政治制度』からに根差す創造的破壊に
    あるとし、衰退を『収奪的政治制度』にあるとした視点は新鮮だった。

    ただ難点は、豊富な事例との裏返しだが、やや冗長な感がある点、
    導き出される結論はすでに上巻で主張され、下巻の意味合いが
    薄い点である。

    15章の結論を読めば、大概の内容は把握できてしまう内容である。

    個人的には、15章の中国の未来が、筆者の理論をベースに解説
    されている部分が、興味深い。今後の中国を見るうえでの指針と
    なる内容だった。

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    2013年07月28日
  • 人類が消えた世界

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    人類が消えたら世界がどう変化するか。人類が蔓延る前の姿に世界が戻るのかを環境問題と歴史を絡めて検証したノンフィクション。ナルシズムに酔った感が拭えないが(人がいなくなって悲しいのは人)、読むにはいいタイミングだった。

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    2011年06月28日
  • 人類が消えた世界

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    「人類が消えた世界」3

    著者 アラン・ワイズマン
    訳  鬼澤忍
    出版 ハヤカワ文庫

    p462より引用
    “ことわざにあるように、私たちは「命あっての物種」であり、
    地球もまたしかりだ。”

    あらゆる科学的データを元に、
    今突然人類が地球上から消えた時、
    どの様な変化が訪れるかを考察した一冊。
    近代都市の建築物から大海まで、
    その行く末を科学的根拠に基づいてシミュレートされており、
    自分達の普段の生活について考えさせられます。

    上記の引用は、
    最後の章の冒頭の一文。
    少しでも元気に長く生きる事が出来れば、
    今問題になっている事が次々に解決される所を、
    見る事が出来るのでしょうか?
    出来ると思

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    2010年12月14日
  • 人類が消えた世界

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    人類の存在が地球に与える負荷は計り知れない。本書は、ある日突然、全人類が姿を消した後、どれくらい経てば地球は人類出現以前の姿に戻れるのかを淡々と語ったノンフィクション。

    農地や家畜は自然と同化するのに然程時間を必要としない。犬は人が居なくなれば絶滅するが、猫は野生化して生き延びる。建築物は持って数千年、いずれ来る氷河期までだろう。厄介なのは、プラスチックと核燃料。これらは気が遠くなるような時間をかけて土に還る。地球外へ発した電磁波は減衰して宇宙ノイズに紛れてしまう。人類が存在した痕跡を最も永く残せるものは、太陽系外へ旅立った惑星探査機だろう。

    人が滅ぼしてしまった動物は元に戻らない。しかし

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    2010年11月06日
  • 人類が消えた世界

    Posted by ブクログ

    人類がいなくなった世界を思い描くために
    人類が行ったこと、人類が世界に残したものを描き
    今の人類が未来に向けて何をするか考えさせる本
    カラーのイラストは殆ど無関係

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    2009年10月10日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)

    購入済み

    訳者のあとがきがすべて

    上下巻に分かれた大部な書物であるが、手際よくまとめられた訳者のあとがきがすべてを語っている。
    「包括的」「多元的」「収奪的」という単語が頻出するが、普通に使われている意味とかなり異なるので私はいちいち下記のように言葉を置き換えて読み進めた。
    包括的=>自由公正
    多元的=>広範囲
    収奪的=>専制的
    基本的には、マルクスの主張とは逆に政治社会が経済を規定するという主張。納得できるところは多いが、なぜイギリスに「包括的」社会政治体制が発達し、フランスは遅れたのか、「偶然」で片付けているが腑に落ちない。
    著者二人の経歴からも明らかなように、欧米特に英米中心の記述。東アジアに関しては粗雑な記

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    2022年09月10日
  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

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    購入済み

    あえて苦言を

    考えさせられる、考えなくてはいけない提言がなされているのは事実ですが、
    アフガニスタンの話は、この人の根幹は白人の毛唐だと感じました。
    隠密行動でアフガンに侵攻した特殊部隊の人たちが羊飼いに見つかります。
    羊飼いといっても10代前半の少年、殺して作戦を進行するのか、殺さずに作戦を進行するか。
    実際は殺さずに進めて、多大な損害を出した上に、作戦は失敗。
    羊飼いを殺すのが正か、殺さないのが正かを問うているのですが、、
    羊飼いに見つかった時点で作戦失敗でしょう。
    羊飼い殺す、羊の挙動がおかしくなったことに気がつかないくらい、
    アフガンの方々がボンクラだとお考えで?気が付かないと考える方がおかしい。

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    2024年05月02日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

    Posted by 読むコレ

    これはいかしてる

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    2012年09月06日