佐々木常夫のレビュー一覧
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ちょっと残念だった本
佐々木さんが学んだ24人の生き方から、さまざまなリーダを紹介している本。
残念なところは、この薄い(200ページ)ほどの内容に、24人もの人物を盛り込んだことから、それぞれのリーダの紹介、コメントどまりとなっていて、深く掘り下げされていないところ。単純な偉人伝記をコメントしている感じ。
なので、ここで紹介されている人をほかの書物などで知っている場合には、内容が物足りません。
逆に、知らなかった人については、その人物像を理解して、「へぇ」で終わってしまいます。
もっと人数絞って、佐々木さんのリーダ論をぶち込んで掘り下げて語ってほしかったです。
紹介されている24人は、
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Posted by ブクログ
・孔子は思いやりと言行一致をリーダーの要諦とした。すなわちリーダーとは、常に他人に心配りしながら人間として基本的な正しい考え方を持ち、それとぶれない行動をすること。
・昨日は過ぎ去った。明日はまだ来ていない。私たちにあるのは今日だけ。では始めよう。byマザーテレサ
・子曰く、君子は能なきことを病う。人の己を知らざるを病えず。優れた人は少し地位が高くなってももっと磨くにはどうするかという志の高いがあり、また自分の至らなさを自覚する謙虚さがある。
・人は自分を40%のインフレで見て、他人を40%のデフレで見る by 堀田力
・ビジネスをしているとき、その人の力強さや説得力を感じるのは、決し -
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サラッと読める内容だった。 折り目つけた箇所を抜粋。
・優先順位をつけて戦略的に仕事に取り組むことは、ビジネスマンが身につけなければいけない大切な能力のひとつですが、長時間労働が常態化している職場では、その能力を身につけるチャンスが奪われる。
・企業にとって最大の経営課題のひとつである生産性向上が実現できるかどうかは、チームリーダーのマネジメント力が肝になる。
・苦手な上司の期待に徹底的に応えることで関係を改善することができる。そうすることで、自分に対する満足度が高まり、評価も上がっていく。
・会社組織では、上司が上、部下は下の立場にあるわけですから、上司と張り合ったところで部下に勝ち目はない -
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東レの取締役を務めた佐々木常夫氏による営業論。
前半は営業の概念や、心構え、方法論が綴られ、後半は(どちらかというと)営業に限定することのない仕事論、生き方論がまとめられています。
恐れながら、営業論は一般に語られる内容の範囲に留まりますが「顧客を幸せにするが、顧客は神様ではない」「二八の法則」「営業は会社の司令塔」など、改めて思い出されたり、氏の言葉で再定義されたものもありました。
佐々木氏はスタッフ畑を歩んできたビジネスマンですが、経験を積むため2年間だけ営業課長に就任されました。
就任期間とその後に蓄積された実績やノウハウ、その背景にある考えがまとめられた有意義な著作です。
後半に綴ら -
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試し読み
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仕事におけるリーダー論というより、人としての生き方について書かれた本であり、その意味では稲盛さんの『生き方』に通じるものが多々あると感じた。リーダーとしてのスキルを磨く以前に、働くとは何か、自分はどのように生きたいのかを考えさせられる。
以下は本から得た学び、気づき
・4つの人間の究極の幸せ
人に愛されること
人にほめられること
人の役にたつこと
人から必要とされること
愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られる
・長期のビジョン、中期の課題、短期の問題
・書くことによって、自分の中の矛盾や相克を知ることができる。そしてそれを乗り越えるた -
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「リーダーという生き方」佐々木常夫
人生論。木綿の白。
リーダーシップはいわゆる組織のトップにだけ必要なのではなくて、個々人がみな自分に対してリーダーでなければいけない、とはよく聞くところですが、
つまりは自分の中に確固たる意志を持って、倦まず弛まず決断しながら生きていきましょうね、と。
私自身は楽観的ながらも頑固なところがあって、そういった意味での意志は強い方だと思うのですが、ではリーダーシップがあるのかというと弱いと思います。
本書を読んで気がついたことは、経験も実績もまだまだ積み上げられていないこと、そしてそれを劣等感として捉えてしまっていること。
だから決断力に欠ける。
結局常に全力