佐々木常夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は元東レの取締役。
妻は病を患ってからうつ病になり何度も自殺未遂を繰り返し、長男は自閉症、取締役についたものの、改革を進めていくと、上役からの批判で左遷‥‥と、大波が沢山やってくるジェットコースターのような人生を送ってきています。
そういった逆境を経験して、それを克服、または受け入れしてきたからこそ言える言葉が沢山詰まっていました。
親兄弟、子どもとの付き合いも、一線を引いて、ほどほどに、というのも妙に納得しました。愛情があるからこそ相手に求めすぎたり、期待したりするのは、ゆくゆくのトラブルのもとになる家、ありますよね。
生活は贅沢はせず、締めるところは締める。
身の丈にあった好奇心をも -
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期待するのをやめること
東レの取締役にまでなった著者が、子会社への左遷人事を言い渡されたり、妻がうつ病になったり、長男が障がい者だったりするのに、自分が受けた理不尽さを憂いたり憤ったりするのではなく、老い先を楽観視できるのはビジネスマン人生で強いられた理不尽のお陰とまでいう。そして「なるようにしかならない」「何とかなるさ」という考え方を身に付けるのです。
そのコツは「期待するのをやめる」ことだそうで、これからの余生において大きな人生訓となった一冊でした。 -
Posted by ブクログ
東レにて取締役など要職を経験した著者が多くの家庭内の困難に直面しながらも乗り越えてきた経験から学んだ人生哲学を書いた一冊。
妻はうつ病で自殺未遂を繰り返し、長男は自閉症を抱えるなかで東レにて取締役を経験した著者がおもに老後を豊かに過ごす為の考え方について書かれており、非常に色々と考えさせられるものがありました。
人間関係、お金、健康、趣味、死後などの老後の人生にまつわる様々な事柄について、経験豊富な著者ならではの語り口で解説されており感心しながら読みました。
期待しないこと、頼ることは頼り、自立することは自立するメリハリをつけて時の流れに身を任せて生きることが大事であり、見栄を張ったりせず -
Posted by ブクログ
★本書のメッセージ
課長ほど面白い仕事はない。部下を家族と思い、その活躍のために、尽力しよう
★読んだきっかけ
上司の立場の思考を学びたいと思って読んだ
★本の概要・感想
うつ病の妻と自閉症の子どもを支えながら東レ経営研究所になったスーパービジネスパーソンパパ、佐々木氏による課長・上司論。そんなに目新しい記述や、奇抜な意見は少ない。聞けば「そりゃ、そうだよな」という話が多い。他のマネージャー論にもあるような。ただ、その実践レベル、度合いがものすごかったのだろうか。佐々木氏のすごさは尋常じゃないと思うが、他のマネージャー論の本と比べて、その違いをうまく読み解けなかった
★本の面白かった点、