佐々木常夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
40歳を過ぎたら、仕事を略すというテーマから働き方について書かれている。
著者は39歳で東レという大企業の管理職である課長であったから、仕事量を自ら調整することができたのではないか。
中小企業の係長のようなプレイヤーの場合、部下もいない状況において、自分が仕事をしなかったら周囲からの評価も低くなり、昇進もできず色々な問題が生じる状況においては、限界まで毎日仕事をする必要があるのではないか。
31
仕事の能力収入人脈といった実力は年をとればとるほど大きな格差
40代の今、頑張らなければ五十代、六十代になった時、さらに埋めようのない差になって君の上にのしかかってくる。年を取って気力、体力も衰えてから苦しい思いをするより今のうちに頑張っておいた方が後々ずっと楽。
出世というのはたまたま特別な才能があったからできるのではない。その場その場でコツコツと何かしらの仕掛けをする努力を怠らなかったからこそ、出世できる。
43
人は何を見て仕事のできるできないを見抜くのか
礼儀正しさに勝る攻撃力はない
ビジネスにふさわしい服装をする
きちんと挨拶をする
相手の目を見て話す
約束を守る
過ちを素直に認める
気遣いを忘れない
欲張らない
47
上司というのは自分の決定に逆らう人間は嫌います
自分の言うことをはいはい聞いているだけのイエスマンを認めることはない。
「あいつは俺の指示通りに動くだけそれだけの人間だ」と思ってしまいます
80
物事はないものではなく、あるもので考えることが大事
人間誰しも必ずそれぞれの良いところがある
様々な人から様々な良いところだけを吸収しようとする
85
上司というのは自ら定期的に報告、相談されるのが大好き
自ら進んで上司の元に出向き、積極的にお伺いを立てる部下を高く評価する
上司は忙しい
分かりにくい報告を口頭で聞かされたり長時間居座って時間を取られれば喜ぶどころか機嫌を損ねる
タイミングを見計らって定期的に手短にわかりやすく
88
上司からの指示を常に注文を聞くというスタンスで受け止めるようにしていた
指示された内容について、①その仕事がどの程度重要なのか、②締め切りはいつか③どの程度の品質で仕上げればよいかということを具体的に確認するようにしていた。
与えられた注文を具体的に細かく処理
上司から仕事を任された時に注意したいことを二つ
上司の性格をつかむ
上司を驚かせないこと
明らかに無理だと思う注文もまずは「分かりました。やってみます」と引き受けるべき
確かに無理だということを確認した後で、翌日か翌々日あたり、「色々検討しましたが、こういう理由で難しいとわかりました」と報告する
あらかじめ代案を準備して「これならできますが」と提案すればじゃあそれでやってみてくれとよりスムーズに仕事が進む
明らかに無理と分かるとその場で「できません」と返事をしてしまいがちですが、その場でいきなり No を言われると、「本当にそうかよく考えているのか」「なんだ逆らうのか」と上司も感情的になってしまう
誰だって突然Noと言われるのは嫌だ
104
部下や後輩は男性であっても「君」ではなく「さん」として敬意を持って呼ぶべき
121 年間目標
自分自身がすべき仕事、部下にやらせる業務、様々な仕事を実際に書き出し、計画的に進めなければ、結局どれも中途半端なまま終わってしまう
要点だけを箇条書きで書いてみること。せいぜい7~8項目に絞る。
一番上に骨太の目標を書き、
その下にそのためにやること、その他にやることを項目として端的に書き出す
年末に振り返って、①昨年はここが不十分だったから今年はまずそれをやる
③次にこれが大事だから優先的にやる。③部下の問題を解決するなどまとめて翌年の年頭所感として活かします
129
長時間労働に慣れてしまうと短時間で結果を出すことができなくなり結果的に効率の悪い仕事しかできない人間になってしまう可能性
組織が求めているのは夜遅くまで働く人間ではなく仕事で実績を出す人間である
138
話す内容を書き出し口頭で話せるようまとめておく
ポイントは①意見を論理的に②できるだけ短い言葉で③よりわかりやすくするよう具体例を入れる。
何事も上達するには反復連打、繰り返すことで習慣にするのが大事
146
メモ
なんでも時系列で書くこと
人の記憶は時系列で記憶されるためテーマごとに一時かき分けるより時系列で書いた方が思い出しやすく便利
161
情報管理のコツはしないを決めること
余計な会議に出ない、余計な人に会わない、余計な書類メールは読まない
240
健康維持のコツ
食事と睡眠
最低でも7時間は睡眠をとるよう心がけました
食事は野菜を多めに肉や魚をバランスよく食べる
毎日体重計に乗って1 kg でも増えれば食事を制限し元の体重に戻すよう調整しました
244
手間を惜しみ友情のケアを略すことはお金では手に入らない貴重な宝を捨てるのと同じこと -
Posted by ブクログ
著者は元東レの取締役。
妻は病を患ってからうつ病になり何度も自殺未遂を繰り返し、長男は自閉症、取締役についたものの、改革を進めていくと、上役からの批判で左遷‥‥と、大波が沢山やってくるジェットコースターのような人生を送ってきています。
そういった逆境を経験して、それを克服、または受け入れしてきたからこそ言える言葉が沢山詰まっていました。
親兄弟、子どもとの付き合いも、一線を引いて、ほどほどに、というのも妙に納得しました。愛情があるからこそ相手に求めすぎたり、期待したりするのは、ゆくゆくのトラブルのもとになる家、ありますよね。
生活は贅沢はせず、締めるところは締める。
身の丈にあった好奇心をもった生活をおくる。
こういったことが、分かっているようで、意外と日々の生活を振り返ると忘れてしまっていることがあります。
一番肝に銘じたのは、地域の人とのつながりを持っておくこと。深入りせずに一線を引きつつ、スマートなお付き合いをしていきたいと思いました。 -
購入済み
期待するのをやめること
東レの取締役にまでなった著者が、子会社への左遷人事を言い渡されたり、妻がうつ病になったり、長男が障がい者だったりするのに、自分が受けた理不尽さを憂いたり憤ったりするのではなく、老い先を楽観視できるのはビジネスマン人生で強いられた理不尽のお陰とまでいう。そして「なるようにしかならない」「何とかなるさ」という考え方を身に付けるのです。
そのコツは「期待するのをやめる」ことだそうで、これからの余生において大きな人生訓となった一冊でした。