諫山創のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分たちを取り囲む高い壁の外側の世界を夢見て、人類を蹂躙する巨人に立ち向かう少年たちのバトルファンタジー第五巻。
巨人の力を示したエレンの今後をめぐって、大人たちの駆け引きと本音が飛び交う。そして新兵を加えた調査兵団の初陣へと。
これまでの濃密なアクションの連続からすると少しペースダウン。次の展開に向けて話を組み立てなおすところかな。
ハンジの巨人愛?あふれる変態っぷりや、潔癖症でクールなリヴァイ、エルヴィン団長の一つ高いところから周りを見渡する姿はじめ、多くのキャラの姿が話に沿って自然に描かれ導入されるとともに、調査兵団やこの世界のありかたが説明される。
こういうところは作りがうまいと -
Posted by ブクログ
ユミルの「顎」とはまるで違う 「戦鎚の巨人」が食われたんだ お前がガビを救い出すんだ_この真っ暗な俺達の未来から 大筋は良かったが誤算は多々あった この大国に抗う気概は失われつつありました 私達はジーク・イェーガーの命を受け上官を撃った反マーレ派義勇兵です 「始祖の巨人」を有する腹違いの弟エレン・イェーガーと引き合わせること 力尽くが駄目らなら口八丁手八丁尽くせと言わんばかりだな 壁に潜む幾千万もの巨人で世界を踏み潰す「地鳴らし」の発動条件を 世界はずっと複雑で知らないことだらけだった 和睦の道は絶たれた 勝てなきゃ死ぬ…勝てば…生きる_戦わなければ勝てない_戦え戦え 頼むから悪に裁きを下しま
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズを包括するような感想を書かなければ...あとで読み返してちゃんと評価しなければ...と思ったら、8月10日に読み終えてから、一ヶ月以上経ってようやく読み返した(9月14日)。
正直間を空けすぎて、もっと感想が新鮮なうちに、まとまらなくても良いから書いておくべきだった気がする。しょうがないので、簡単にまとめておくことにする。
エレンが結局悪者になり切ることなく、それを演じた上で英雄を創り出して平和を築こうとするのかな、というのは割と予想通りだった。一応彼らの物語としては、それなりに得たものはあっただろうけれど、結局またも戦争が起こるだろうことは示唆されていて、これだけ辛い物語だっ -
ネタバレ 購入済み
途中までかな
1巻のスタート時は、超大型巨人が出現し、主人公エレンの過酷な運命が始まる。主人公が母親を失うっていう衝撃的な事件は、強烈なインパクトを持っていて、作品の出だしは、この物語の結末がどうなるのか?とても惹き付けられた。
作者自身がリヴァイに言わせてるように、エレン達が壁を超えて海にたどり着いたところまでは、王道的な感じで良かったかな。
問題は、この作品の物語理由(世界観を作り出している理由)、巨人の謎の部分が、開示されたところから、人間の愚かさ重視になって、フィクションの産物である「巨人」をどうにか結びつけてるような感じ。巨人の謎、エレンの父親の謎(地下室の謎)、壁の外側の謎、明かされていくこ