伊藤潤二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
開幕。雨の夜の玉川上水で女とウィスキーを分かち合う。
ずり落ちる瞬間、草をつかむ!
この場面だけで、ああ伊藤潤二先生わかってる! と感激してしまった。
少年時に人格を歪めてしまう下男下女による強姦。きちんと描いてくれた。
そうそう。太宰の小説はあまり言及されないように思うが、実に「散文的な性」(薄暗い畳の部屋でやむにやまれぬ行為)が、透明な糸で巧妙に織り込まれているのだ。
旧家独特の文化として「オズカス」が性的虐待を受けてもおかしくないほど軽視されていたということでもある。
「凄惨な改変」がありやなしやで評価は変わると思うが、僕はありと見た。
なぜなら葉蔵は少なからぬ人間を、「触れ合っただ -
Posted by ブクログ
まさかの猫漫画!?
伊藤潤二作。なんと、ホラー漫画家が動物漫画まで描いてしまうとは!
他の作品とは一風変わった猫漫画。作者が飼っている猫を飼い始める経緯から現在までをホラーチックに且つ、面白おかしく描いた作品。
作者の飼い猫に対する憎しみ(という名の愛情)、恐怖(という名の愛情)、そして愛情。その溺愛ぶりが溢れる作品!
この作品はいつになくリアル描写な猫と作者の家族を描いたある意味、ファンとしてはとても嬉しい作品!
もちろんホラー漫画と風は変わらないのに猫漫画。これだけでもクスりと笑えるのに内容もいつになくシュール!もうツボにハマって読んでいてニヤニヤしている始末! ホラ -
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ネタバレ本書の題材となっている一連の事件が起きた当時は、今のようにはソーシャルメディアが発達していませんでした。だからというのは言い訳にならないですが、鈴木宗男さんは確実に悪いことをしていると信じていました。マスコミの報道は真実だと信じていたからです。
しかし、アラブ諸国民主化の流れを見ても、ソーシャルメディアの発達が旧態依然としたマスコミのウソや怠慢を明らかにしています。そしてこのコミックの内容は、僕たちがソーシャルメディアを通して見て感じた現実と合致していることがわかります。堀江貴文氏や小沢一郎代議士への対応を見ても、検察がいかに横暴で傲慢な組織であるかがわかります。そしてこのコミックは、その事実 -
Posted by ブクログ
釘をガチュガチュくわえ、怪奇少年双一が怪事件を巻き起こす!?……もうこの煽りだけでゾクゾクしちゃう。
比較的初期の方の作品群なのだろうか、現在の伊藤潤二作品と比較するとややキレに欠け、大人し目な気がしないでもないがそれでもやはり面白い。ほんとゾクゾクするって表現がしっくりくる。そしてなんだろう、双一はものすごい嫌な奴だ、それは間違いない。だけどなぜか……なぜかどこか憎めないところがあるのだ。なんとも不思議で奇妙なキャラクター。台詞回しもまたこの人独特、「ホラーな目にあわせてやるぜ!!」とか。
ひと通り読み終わってみると双一って基本的にかなりマヌケなんだよね。実は恋もしてるし構っても欲しいみ