副島隆彦のレビュー一覧
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いつもは単行本で出されているこの本の著者の副島氏の本を新書コーナーで見つけました。偶には副島氏も新書で書くのだなと、本屋さんで手に取りました。
余剰の時代というタイトルなので、日本が経験した「デフレ」についての解説かなという気持ちで本を開いてみたのですが、はじがき、を読んでみると、どうも雰囲気がいつもと違いました。
彼はこの本を書くにあたって、かなりの覚悟があったようで、本を書き上げるにあたっても、多くの文献を読みこんだ様です。「余剰」という問題は、彼によれば、欧州で100年ほど前に始まった、解決不能な問題で、いまも日本も含めて多くの国が苦しんでいるということです。
デフレを脱却する、と -
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アメリカ人は、日本、これまでに二度、丸裸にしている。
だから、日本に対して、何の幻想も持っていない。27
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十九五〇年に始まり、十九九一年に終わった、四十年つづいた核兵器均衡の上に成り立っていた、この「非政治の世界」が終わり、今や、この地上に、本当の政治の時代がやって来たのである。45
もはや、消滅した。日本は、ソビエト・カードを失ったのだ。149
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全ての人が偽りではなく、正しく「名」を使う政治社会の秩序を作 -
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社会人になって物心ついたころから世界経済の動向を理解するために、この本の著者である副島氏の本を読んできました。
彼は自分で調べて自分の言葉で本を書いているという姿勢が好きで、自分の書いた事に常に責任を持っています。どちらにも取れるような安全サイドのコメントは無く、断言していることが多く読んでいて気持ち良いです。
特に印象に残ったのは、昨年末(2013.12)に行った安倍氏の靖国神社参拝がなぜいけなかったのか、初めて分かりやすい解説を読みました。
また金価格の今後の動向について、また各国がアメリカのFRBの金庫に委託して保管してある金塊がどのようになっているのかも興味ある内容でした。金の価 -
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ネタバレ初の副島隆彦本。いわゆる「危機本」の著者としてちょっと敬遠していたところもあったのだけど、そんなに悪くもないかも。明らかに多作すぎるせいか、文章も構成も全く練られていないが、著者の熱みたいなものは伝わる。
とにかく、立派なのは「黙っていれば分からない」という、税金対策の基本をはっきりと書いてあることだろう。普通は思っていても言わないのだけど。
著者は将来的に預金封鎖や(日本国籍を捨てようとする者に対しては)出国税というかたちで召し上げられることを主張しており、実物資産、特に金(ETFはダメ)に変えることと外国に行くときは1000万ぐらいを手持ちで持ち出すことを進めている。「人間はできるかぎ -
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アメリカによる日本への振り込め詐欺だな。
この資産運用ってのは、どうも疎くて分かりづらかったけど、この手の本は読めば読む程、懐がかたくなるね。
もう有価証券なんて紙キレね。
しかし、物質資産が良いってのもねー。金も上がりつつはあるけども。2007年前後からプラチナなんて、半値になってるし...
がん保険は嘘くさい。
ですよね。
もっと、勉強しないといけませんな。
我が身は自分で守らねば。
1.注意深くなる。
2.疑ってみる。
3.警戒心を持つ。
著者の予想通りになっている、現在のアメリカの経済破綻、欧州破綻。
さあ、アベノミクスとやらも一過性で終わりそうだな。 -
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日本や世界経済の動向に関する本をよく書かれていた副島氏が、宗教について書いた本です。私の場合、宗教との関わりは法事程度のものですが、菩提寺があるのは広島県のほうで、距離が離れているのであまり行く機会はありません。
従って、この本のテーマである仏教について深く考えることも少なく、仏教に関するイメージはありませんでした。この本では、日本に伝わった仏教を含む宗教について私の知らなかった多くの内容が書かれています。
例えば、仏様(お寺でよく見る阿弥陀如来等)は柔和な顔をされていると思いますが、当然、男性だと思っていました。それを、副島は、仏様ではない女神であると言い切っています。
宗教家の方が書