副島隆彦のレビュー一覧
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辛辣。
極端すぎる物言いはありますが、言い切っているから印象に残りやすい。
これから「騙され」そうになる人が一歩足を止めることはできると思う。
それにしても取引の不安定さはあるし、確実に儲けられる話はあるわけないから自己責任は自己責任だけど、最近の金融機関は確かに説明不足な面もある。説明不足というより、理解させる気がないような。
確かに商品を売る時わざわざ欠点をあげつらう営業はないけど、人生さえも左右してしまう資産に対して責任感が薄いようにも思える。
でも根本は営業マン自身も理解しにくい複雑すぎる金融商品の組み合わせが出てきてること。果たして金融工学や高等数学を理解しきれている営業マンはどれだ -
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Posted by ブクログ
以前にこの本の著者である副島氏の「属国・日本論」を読んだことがありまして、手に取って読んでみましたが、興味を持って読めたのは近代史における日本と欧州との関係を解説してくれていた点でした。
普段は多くの経済の解説をされている副島氏による、政治学に関する本は興味深く読ませてもらいました。田中角栄についてのイメージは報道を通じて私が持っていたものと比較して異なるものがありました。
一例として、国際連合は「連合諸国」と訳すべき(p200)ということを知っていれば、日本が常任理事国になるのは不可能であると理解できると思いました。また、今まで学校で習ってきた世界史は「なんだったのだろう」と10章を読ん -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
株、投資信託、外貨預金、FX、保険商品…。
金融で大損したマネーの屍たちの実態とは。
信頼の仮面をかぶった金融の鬼たちに資産を騙し取られないために、世界マネーのカリスマが事例をもとにお金のカラクリを暴く。
[ 目次 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
購入済み
内容はさておき伝え方に問題
文明と文化と歴史についての考察で参考になる部分はあったものの、一般的にはトンデモ論と取られてしまう話が盛りだくさん。仮にこれらのトンデモ話と取られがちな話に真実が紛れているにしても、突然の固有名詞での個人批判や前提の共有がないままトピックがあちこちにとぶ文章で読みづらいことこの上ない。対談をそのまま文字に起こしたのだろうが、新しい読者への配慮が足りない。全てが嘘や妄想というわけではないのかもしれず、程度の問題で事実も含まれるところもあるのかもしれないが、少なくともこの対談本では伝え方として失敗している。過去の議論のまとめや少し背景を説明する注釈を読みやすい形で追加するだけでも読みやすさや理解の