【感想・ネタバレ】陰謀論とは何か 権力者共同謀議のすべてのレビュー

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Posted by 読むコレ 2012年12月08日

日本における陰謀論の成り立ちから歴史などが幅広くまとめられている一冊です。

陰謀論は荒唐無稽なマニアの妄想だという説が流布していますが,日本に入ってきた段階で,つまり翻訳の段階で言語の誤差により解釈が間違っているということや陰謀論ではなく権力者共同謀議論であるという指摘は正鵠を突いていると思っ...続きを読むています。

こういった事象は陰謀論に限らず,何らかの翻訳本を読まれた経験のある方であれば,翻訳者の翻訳のレベルや解釈によって,そこに書かれている本来の意味が伝わりやすかったり伝わりにくかったり,全く別物となってしまったりという印象を味わった事は少なからずあるはずです。

伝言ゲームと同じで,間に多くの中継者が入るほど,元々の言葉や本来の意味(意図)が正確に伝わりにくくなっていくという事が分かります。

根拠と証拠に基づいて論証していくと,権力者共同謀議、即ち談合は存在するという指摘です。

勿論,全ての物事が一部の人間の思惑通り行くわけではないし,時代の流れによって権力者は移り変わっていくものですから,世界中で起こりうるる,ありとあらゆる出来事で謀議が行われているということではありません。

世界の流れを知る上で,あるいは様々な角度から真実を見極める為の判断基準を補う一つの視点として意識することは必要かと思います。

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Posted by ブクログ 2012年10月24日

きつい表現はありますが、扱っている内容は至極まっとうなものです。

『陰謀論』自体は、実際は権力者にとって煙たい論考に向けられる、やっかみみたいなものか?

後半は、欧米の歴史から色んな引用がなされていて、非常に興味深く読めました。お勧めです。

最後まで読んで、これはスマッシュヒットです。

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Posted by ブクログ 2020年09月08日

陰謀論を俯瞰している内容は一読の価値ありだと思います。陰謀はない、あるのは権力者共同謀議だ、という説も説得力があります。ところが、最後の最後で持論のアポロの話が出てきてしまうので、台無しです。ですが、陰謀論を一通り知った人にとってはよい本だと思います。

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Posted by ブクログ 2013年11月09日

サラリーマンは奴隷。
教育は洗脳。

のほほんと暮らしていると、つい見過ごしがちな恣意的な世の中のバイアスに我々は無頓着過ぎますね。

ここに書かれている陰謀論全てが正しいかどうかではなくて、その視座を持つことが大切なんじゃないかと思います。陰謀論がトンデモだという乱暴な理論を持つ人は「歴史」を勉強...続きを読むしたことがあるのかと。

本書は個々の陰謀論についてはあまり深く掘り下げておらず、著者の各陰謀論(ではなく権力者共同謀議)に対するスタンスや陰謀論業界(!?笑)の自身の立ち位置の再確認といった意味合いが強いようです。

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Posted by ブクログ 2012年11月20日

前段の陰謀論・論の開き直り方もすごいし、それより何より、やっぱり陰謀論は面白いのだ。
ダメな人にはまったくダメな読む人を選ぶ本だと思いますが、僕には突き刺さったよ。しかし、陰謀論の中に陰謀が隠されているかもしれない。ああ楽しや。目くじらをたてずに読む本。

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Posted by ブクログ 2020年02月28日

 陰謀論は陰謀論ではないんだよな。
 木は森に隠せ、この言葉を考えれば陰謀とよばれている中の何パーセントかは事実である可能性が強いという事なんだろう。

 だとすれば多くの陰謀論が正史の中よりあぶり出される可能性も無きにしも非ずという事で著者の言うように一定量は権力者共同謀議でくくってしまうのもあり...続きを読むなのだろう。

 ただ、難しいのはそれを探す事であり、多くの人はその手前であきらめてしまう傾向にありその裏で喜んでいる人間もいるという事を頭の片隅にでも置いておかなければいけないという事なのだろう。

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Posted by ブクログ 2013年07月30日

陰謀論者と言われている著者自身が、陰謀論について語ってる一冊。

著者自体は陰謀論者であることを否定してるが、否定の否定なので面白味がない。
ただ、最後の「アポロは月に行ってない」論だけは説得力があった。

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Posted by ブクログ 2013年06月02日

トンデモ本大賞をとった「人類の月面着陸は無かったろう論」を書いた人の本。そのネタについても最後の章で書かれている。メインは、Wikipediaで書かれている陰謀論の代表的なものについて述べたり、他の陰謀論者について述べて自分の立場を説明したりなど。対談形式でいろいろ話していて、WikipediaはC...続きを読むIAが作ってると言ってみたり、思い込みなのか、わざとなのか、不思議な本。

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Posted by ブクログ 2012年10月13日

著者の本は数冊読んでいましたが、単行本ものは初めてです。イルミナティ=フリーメーソン、ロックフェラー、ロスチャイルドといったキーワードで世界にとりまく陰謀と言われている事件について本当かどうか著者の見解を述べています。その一つにアポロ計画の「月面着陸はなかった」との見解が、、確かに違和感のある映像な...続きを読むのは、幼少のころから思っていたので。。。

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