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本書の前提は、いわゆる「永田町の政治」と、日本の政治学者たちの考えている政治は、西欧で通用している「政治」と似て非なるものであるということである。そして、この日本の「政治」と欧米の「政治」が食い違っていることが、人間の知性にとって不健全な状態なのだ、と憂慮する人が日本には少ない。政治学者たちでさえも、仕方がないこととして諦めてしまっている。このことが、日本人の国際政治理解を難しいものにしてしまっているのである。そこで、本書では、西欧とは食い違っているこの国の「政治のコトバ」を、もともとの意味に解釈して読み替え、その上で、「世界基準に合った日本の政治学への道」を考える。著者の代表的著作である『属国・日本論』の下敷きとなった思想が満載された貴重な一冊を復刊。
...続きを読むPosted by ブクログ 2010年06月15日
新刊を乱読した為に旧版の本書を読み返す。
主に内容の中心は戦国時代から江戸時代に至る日本と世界情勢の関わりだが、やはり鎖国策に導いたウィリアム・アダムスの影響であったりシーボルトの存在、オランダという国の存在意義が非常に大事になってくる。
イエズス会の侵略目的を家康に説いたウィリアム・アダムスは...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月21日
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アメリカ人は、日本、これまでに二度、丸裸にしている。
だから、日本に対して、何の幻想も持っていない。27
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十九五〇年に始まり、十九九一年に終わった、四十年つづいた核兵器均衡の...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月15日
以前にこの本の著者である副島氏の「属国・日本論」を読んだことがありまして、手に取って読んでみましたが、興味を持って読めたのは近代史における日本と欧州との関係を解説してくれていた点でした。
普段は多くの経済の解説をされている副島氏による、政治学に関する本は興味深く読ませてもらいました。田中角栄につい...続きを読む
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