飛浩隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鴨が初めて読んだ飛浩隆作品は、この短編集の表題作である「自生の夢」です。ハヤカワ文庫の「日本SF短編50」に収録されていて、何となく流れで読んで、撃沈しました(^_^;全く意味不明、清々しいまでの置いてかれっぷり。鴨ごときのSFリテラシーでは全く歯が立たない作家さんだな、と思ったのが第一印象。
その後、「象られた力」「グラン・ヴァカンス」「ラギッド・ガール」と読み進め、飛作品を読みこなす力がある程度は身についたかな?とちょっとだけ自信を付けて挑んだ本作。
・・・やっぱり撃沈しました(^_^;
冒頭に収録されている「海の指」で「おおっ、行けるかも!?」と思ったんですが、アリス・ウォン・シリーズに -
Posted by ブクログ
ネタバレ・はぐれ者のブルー:九岡 望
色を塗ることに執着する電基漁師と知識に執着するケイ素生物が共に旅をする羽目になった話。ラストが弱い。色を残す習慣という話は全然魅力的でない。村の人に思いが伝わったからハッピーエンドでしょ、という安直な考えが透けて見える。
・破綻円盤-Disc Crash-:小川一水
巨大階層都市内にあるはずの恒星について仮説を何重にも展開しつつ、ラストは更なる長い旅路を示唆するストーリー。
検温者と非力なケイ素生物の奇妙な男女関係含めて非常に緊張感のある展開。この話の続きを読みたくなるくらい魅力的。
・乱暴な安全装置ー涙の接続者支援箱ー:野崎まど
セーフガードがバカすぎ。作者が大