飛浩隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
名作SF論から作家論、書評、エッセイ、自作を語る、対談、インタビュー、帯推薦文まで、日本SF大賞二冠作家・飛浩隆の貴重な非小説作品を網羅。単行本未収録作品も多数収録。
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単行本で出版された「ポリフォニック・イリュージョン」の「評論集成」のパートを文庫化したもの。「ポリフォニック・イリュージョン」も買ったのだけれど積読状態で、先にこの文庫を読み終わってしまった。
「評論随筆集」とあるように、ここには飛さんによる小説以外の文章が収められている。適度にユーモラスで、チラっと飛さんのパーソナルな生活様式とかが垣間見れて、それはそれで面白かったのだけれど、やはり小説と比べるとその面白さも半減。ちなみにタイトルである「SFにさよならをする方法」はここには書かれていないです。 -
Posted by ブクログ
鴨が初めて読んだ飛浩隆作品は、この短編集の表題作である「自生の夢」です。ハヤカワ文庫の「日本SF短編50」に収録されていて、何となく流れで読んで、撃沈しました(^_^;全く意味不明、清々しいまでの置いてかれっぷり。鴨ごときのSFリテラシーでは全く歯が立たない作家さんだな、と思ったのが第一印象。
その後、「象られた力」「グラン・ヴァカンス」「ラギッド・ガール」と読み進め、飛作品を読みこなす力がある程度は身についたかな?とちょっとだけ自信を付けて挑んだ本作。
・・・やっぱり撃沈しました(^_^;
冒頭に収録されている「海の指」で「おおっ、行けるかも!?」と思ったんですが、アリス・ウォン・シリーズに突入するとやっぱり理解不能になりましたね・・・手強い。
しかし、ある程度飛作品を読んで挑んだ今回、よくわかったのは「SFリテラシー」と言うよりも独特の「飛作品リテラシー」が必要なんだなきっと、と言うこと。
これらの作品をもって飛浩隆が表現したいことを、鴨は多分10分の1も掴んでいません(^_^;が、目の前に広がる圧倒的にしてワン・アンド・オンリーなヴィジョンの力強さ、美しさ、そして語弊を恐れずに言えばグロテスクさ、気色悪さは、「言語的な肌感覚」(自分で書いててよくわからんワーディングだなーと思いますが、そうとしか表現しようがないのよヽ( ´ー`)ノ)をもってビシバシと伝わってきます。この作品自体は、間違いなく言語で構成され表現されているのに、言語以外の迫力が行間から伝わってくるこのユニークさ。読まないとわからないですね、この感覚は。読んでも結局わからないんですけど(笑)SFという文学ジャンルの中で語るにはもったいない、多分別の軸を有する作品ではないかと。
万人にお勧めできる作品では全くありませんが、チャレンジして損はないと思います。