飛浩隆のレビュー一覧

  • 象られた力

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    SF。中短編集。

    「デュオ」
    ミステリ、ファンタジー、ホラー、どれにも分類できそうな音楽SF。個人的には怖さを感じたので、ホラーの印象が強い。
    「呪界のほとり」
    異世界ファンタジー風。いまいち。
    「夜と泥の」
    テラフォーミング。情景描写が圧巻。
    「象られた力」
    わからない。読みにくい。

    表題作が一番苦手…。「デュオ」と「夜と泥の」が好きでした。

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    2017年11月26日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    ネタバレ

    ・はぐれ者のブルー:九岡 望
    色を塗ることに執着する電基漁師と知識に執着するケイ素生物が共に旅をする羽目になった話。ラストが弱い。色を残す習慣という話は全然魅力的でない。村の人に思いが伝わったからハッピーエンドでしょ、という安直な考えが透けて見える。
    ・破綻円盤-Disc Crash-:小川一水
    巨大階層都市内にあるはずの恒星について仮説を何重にも展開しつつ、ラストは更なる長い旅路を示唆するストーリー。
    検温者と非力なケイ素生物の奇妙な男女関係含めて非常に緊張感のある展開。この話の続きを読みたくなるくらい魅力的。
    ・乱暴な安全装置ー涙の接続者支援箱ー:野崎まど
    セーフガードがバカすぎ。作者が大

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    2017年10月09日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    マンガを読んでいないとイメージしづらいかな?斜線は、マンガを読んでいるとニヤリとすること間違いないね。

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    2017年05月21日
  • グラン・ヴァカンス 廃園の天使I

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    知らない本を買う時は、ほとんど表紙裏の粗筋しか読まない。著者の経歴や刊行年も見ない。だからSFなのだな、ということしか分からない。

    中盤まで読んで、こんなはずじゃなかった、と考え始めた。タイトルから、読み始めた時から受けた印象が大きく覆されてきたからだ。だってヴァカンスだ。海岸沿いのリゾートの長い夏休みなのだ。なのに、痛苦に満ちている。
    こんなはずじゃなかった。
    でもその考えは、私が読書に期待する喜びそのものである。新しい本を読む時、常に望んでいるのは、これまで読んだことがないものを読みたいということだから。

    著者のあとがきには「ただ、清新であること、残酷であること、美しくあることだけは心

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    2017年01月16日
  • 象られた力

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    イマジネーションの奔流、理性ではなく肌で理解する物語。

    鴨が飛浩隆氏の作品を初めて読んだのは、2年前に読んだ「日本SF短編50 V」に収録されていた「自生の夢」。正直言って、まったく訳が判りませんでした。でも不思議と気になって、海外での評価が高いというハロー効果もあってか、この短編集を手に取ってみました。

    で、読んでみた感想ですが、正直なところ、やはりよく判らない、と思います。例えばSFを読み慣れていない友人にこの作品を判りやすく紹介せよ、と言われたら、鴨にはできないと思います。ポイントを押さえて巧いこと言語化して要約することが難しい作品だと思います。
    元々言語で記述されている小説なのだか

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    2015年10月29日
  • グラン・ヴァカンス 廃園の天使I

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    構想から10年の歳月をかけて書かれたというSF大作。そして、そこでは「大途絶」から1千年後の「夏の区界」のヴァーチャル世界が実に緻密な筆致をもって描かれる。小説世界の基本構造は極めてシンプルである。ジュールと、ジュリー、ジョゼとアンヌがそれぞれの極をなしつつ、そのムーヴメントが作品の時間を形作っていく。この作品に内包されるもの、そしてここで描かれるものは、「時間」そのものの形象だ。そして、そのすべてを見通すことになる老ジュールこそは、まさにゲルマン神話の「さすらい人=ヴォータン」にほかならないのである。

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    2014年04月05日
  • 象られた力

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    おしゃれで品位ある文体で書かれていて、SFファンタジーが
    盛り上がっていた頃の元気ある雰囲気を強く感じる短編作品集です。

    しかし、古臭いかというとそうでもなく、
    特に、表題の「象られた力」が短編ながら、面白いアイデアの作品です。
    もっと状況設定を入り組ませて、長編でじっくり読んでみたいと
    物足りなく思いました。

    とにかく、作品のアイデアにデザインが持つ力や音がもつ力など、
    身近にあるものに対して、もしかしたらある特異な力があるのではないか…
    という空想科学領域の漠然とした妄想思考の種を
    誰もが抱えていて、それをうまくキャッチして作品
    にしているなあ、と感じました。

    ある一定の共感力で読者

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    2013年11月06日
  • 象られた力

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    SF中短編集。「デュオ」では感応をめぐる幻想を、「呪界のほとり」ではメタフィクション的な諧謔を、「夜と泥の」では記憶に馳せる思いを、「象られた力」ではかたちに対する欲望を、ひしひしと訴えかけていた。
    作者の提示する世界観や情景はあまりにも豊潤すぎて、私の想像力では到底追いついていけないほど。
    この美しく力に満ちたモノに、どうにかして触れたい――まさしく、そのような欲求に駆られる作品だった。
    単純に完成度で見たら、少し荒削りにも感じられる。

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    2013年06月03日
  • グラン・ヴァカンス 廃園の天使I

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    名作とのレビューも納得。美しい文章と自然に練り込まれたプロット。ここ一年のベストです。
    どうしても続編を読みたいとまでは思いませんでしたが。

    解説にネタバレ(プロット)があります。

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    2013年04月14日
  • ラギッド・ガール 廃園の天使II

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    グラン・ヴァカンスでは描かれきれてなかったところを補完した短編集。
    AIの人権。情報的擬似の心。制作者と利用者のエゴ。そして読み手への当事者意識。
    謎は解けた。あとは3部を待つばかり。

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    2013年07月09日
  • ラギッド・ガール 廃園の天使II

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    前作の『グラン・ヴァカンス』は寓話的すぎて物足りなかったが、こちらを読むことで〈数値海岸〉の世界観の深みを感じることができた。

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    2011年07月18日
  • グラン・ヴァカンス 廃園の天使I

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    やはり飛さんはすごいですね。
    描写も設定も展開も複線の張り方もとにかく緻密、濃密。
    ベートーベンみたい。

    ただ本作品はあまりに痛々しくて読んでいられなくなって挫折してしまいそうになりました。。。
    以前、美術館でアネット・メサジェという人の作品を初めて見た時の衝撃を思い出しました。

    ともあれ、読む人の五感にここまでの働きかけが出来る作家はそういないと思います。

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    2019年01月16日