溝口敦のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
読み終わって「何でこの本読み始めたんだろ…」と思うくらい、悲しい。。
「反社会的勢力取材の第一人者」という物凄い肩書きがプロフィールに書かれているノンフィクション作家が、「オレオレ詐欺の帝王」と呼ばれていた人物への取材を軸に、一連のシステム詐欺が誕生した経緯やエピソードを纏めた一冊。
優秀な頭脳が巨額のお金を騙し取ることに浪費され、中でのいがみ合い、当人たちも幸せとは言い切れないような状況(これは著者の味付けによる部分も大きいですが)、結局誰も幸せになってないじゃないか!
幅広い知識を得る目的で本を読んではいるものの、本著は読んでいてトップクラスに気が重い一冊でした。
ただ、現実としてこうい -
Posted by ブクログ
梟雄=残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領。
目次
第1章 横井英樹―時代に乗り遅れた“乗っ取り王”
第2章 岡田茂―三越、窮極の私物化は「なぜだっ!」
第3章 豊田章一郎―版籍奉還するトヨタ武士団の血
第4章 若狭得治―人心収攬の凄みで全日空に君臨
第5章 永野一男―老人の命金まで詐取した果てに
第6章 中川一郎―ポキッと中折れする血筋なのか
第7章 矢野絢也―「公明」政治でカネを貯め込む
第8章 山崎正友―トリックスターは正義をもたらす
第9章 池田大作―地味で悲しい少年の「今に見ていろ」
その内容のせいであろう、極めて抑制された筆運びで、ぼくとしてはもう少し煽っても良