溝口敦のレビュー一覧

  • 詐欺の帝王

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    率直な感想は、詐欺ってこんなに儲かるんだと言うこと。
    儲かるなんてレベルじゃなくて濡れ手にアワとはまさにこの事。
    ある詐欺師が日本に詐欺被害者が多いのは日本人は義務教育で圧倒的にお金の教育がされていない、と言ってたのが刺さった。
    これが改善されない限り日本は詐欺大国のままだろうな。
    改善される気配は全く無いけど。

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    2024年09月12日
  • 抗争(小学館101新書)

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    本書は2012年に書かれたものだから、既に12年が経過し、暴力団の勢力図も変わっていると思われる。が、しかし抗争=暴力の世界は未だ続いているかもしれない。本書タイトルが表す「抗争」はある意味で動物であるヒトが持つ本能的な要素の一つなのだと思う。縄張りを侵すものがあれば排除する。縄張りの中で生きる為に狩猟する。獲物を探し餌とする。動物的本能剥き出しであるが、そのやり方も社会の変化や法制度の変化に合わせて変わって行く。単なる暴力、腕っぷしの強さだけでなく、頭を使い、法の隙間を隙間をギリギリをすり抜け、町中に死角がない程に設置されたカメラの隙間を縫って、生きるための活動を繰り広げる。勿論私はそうした人々が正しいとも良いとも思わないが、ある意味動物であるヒトのあるがままの姿であり、高度な脳を持つヒトだから、環境に合わせて変化を続ける姿も、またヒトならではの存在なのだと感じる。繰り返し言うが、この様な組織を肯定する意味ではないし、憧れや、カッコ良さを感じているわけでもない。何より10年ほど前は九州に住んでいて、町中を走る各都道府県からの警察の応援部隊に驚くほど、荒れた状況で暮らしていた。知り合いの中にも銃撃を間近で体験した人も居たし、よく通っていた商店街にある飲み屋が銃撃された事もある。そんなニュースを見るたびに何時も心の片隅で、撃たれたら嫌だなと漠然とした恐怖を感じながら生活を送った時期がある。勿論、私自身がそうした危険な組織に狙われる様な人物でもなく、性格的にも争いを積極的に避けていながらも。それでも近くで銃撃があれば、巻き込まれる可能性はあるし、運悪く飲んでる最中に飲み屋ごと爆破される危険が全く無いとは言い切れない。
    幸いにもこうして本書を手に取り、読み終わってみると、改めて暴力団組織の凄まじさを感じる。仲間が殺されれば、やり返すのは普通だし、前述した様な縄張り争いを発端とした殺人などは、幾らでも存在している。なぜ人がそうした組織に集まり、集団を形成する組員となるのか。命の危険がありながらも組に入っていく人がいる。そして組長や仲間のために、自分の命や人生を差し出す。任侠映画ならば、スカッとするが、ニュースで流れる逮捕のシーンを見ていると、何故自分を犠牲にして組に貢献するのか、どの様な気持ちで犯罪を犯したのかは気になって仕方ない。恐らく筆者もそれを確かめるべく、こうした書籍を記し、真実に近づこうとしたのでは無いだろうか。
    謎だらけの世界を、その中心たる抗争を見て行く事で、少しでもその心理に近づけたら、本書の価値はあるのではないか。命の奪い合い、その瞬間のために人生を賭け続ける人々。そして今なお塀の中で罪を償う人々。様々な理由と想いがあるとは思うが、それに近づく一つの方法、ヒントが本書にあると感じる。

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    2024年08月20日
  • 暴力団

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     初版が十数年前の発行で社会情勢が変化してきており、現在のヤクザ像と若干離れているが、その当時に、現在の暴力団の衰退と半グレの台頭を的確に予測しており、またリアルなヤクザ像の描写は、反社取材の第一人者として的確な洞察力を感じた。本書を読むまで、溝口さんの著作は割と暴力団側に立った目線で書かれているのかと思っていたが、感情を排して客観的、合理的に書かれた姿勢から、内容に信憑性を感じられた。

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    2024年01月09日
  • 喰うか喰われるか 私の山口組体験

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    学校で習った歴史は、勝者の歴史だったり、権力者の歴史だったりする。
    刺されて負傷したり、編集部が暴漢に襲撃されたり、息子さんがつけ狙われたりしながらも続けた、暴力団幹部たちへの取材を振り返る、自伝的ノンフィクション。読んでいると昭和のヤクザ映画的効果音が聞こえる、マッチョな内容。
    50年にわたる暴力団の「歴史」としても読めるけれど、その「歴史」の陰の名もない人たちは見えづらい。と、感じるのは「ヤクザ・チルドレン」を読んだ後だからかもしれない。

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    2023年11月05日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    衰退していくヤクザ。ヤクザと半グレ。
    食品からオリンピック〜政治やメディアまで近年のヤクザ事情がなんとなく分かった。

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    2023年07月04日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    ギャンブル自体はやればやるほど胴元の期待値どおりに負けた状態に陥るわけだけど、それでもやりたい人は自分の判断でやれば良いと思います。
    ただ、警察官が汚職まがいの行為でパチンコ業界から甘い汁をすっているというのが真実なら、それはきっちりと取り締まってもらいたいです。

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    2023年05月26日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    基本的に暴力団が衰退した現在を前提とした対談なので犯罪集団とか任侠といったイメージの話は少ない。法規制によって暴力団はもう何もできないという認識を基調とした話がメイン。

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    2022年10月15日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザが絶滅危惧種としても、半グレみたいな集団は結局残ってしまう。暴力や恫喝の思考、根絶はなかなかに難しいわけですね。

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    2022年09月12日
  • 闇経済の怪物たち~グレービジネスでボロ儲けする人々~

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    すっきりせんな。
    グレージビネスもはわかるが、やっぱり「被害者」は存在するわけで。
    確かに、心意気とかビジネスマンとしての目は堅気にも役に立つ部分はあるのだろうが、やっぱり、すっきりせん。
    最後の、モロヤクザ、脚色も勿論入っているだろうが、こう言う、あるのかないのか分からない「任侠」ってのが一番すっきりするって言うのは。

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    2022年06月29日
  • 職業としてのヤクザ(小学館新書)

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    著名な暴力団ルポライター二人による対談形式のヤクザ講座第2弾。ヤクザないない方がいいに決まっている。しかし世の中からアンダーグラウンドな世界を無くすのは無理。日本式マフィアのヤクザは必要悪なのか、、と改めて考えてしまう。

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    2021年11月18日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザの本業は喧嘩。
    ヤクザは衰退するだろう。
    江戸期以来ヤクザは男伊達を売る「半」社会的な存在だった。
    半グレは経済犯罪を専門にするアングラ。シノギ以外の分野では法的に堅気であり、暴対法も暴排条例も適用されないり

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    2021年10月27日
  • シャブ屋の懺悔 西成密売四十年

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    彼が間接的に覚醒剤を売ることで殺した人数って数え切れないだろう。

    そこらの大量殺人犯など比べ物にならないくらいの人数の人生を狂わせ、あらゆる面で国家に悪影響を与えてきたにもかかわらず、死刑にならないのはよく考えたら不思議。

    懺悔したくなったのは理解できるが、罪深すぎてどうすれば救われるのやらって感じだろう。

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    2021年06月24日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    面白い。本書はヤクザに詳しいライター2名が語り合う対談形式の新書となっている。
    本書を読んで実感したのはヤクザも経済社会の中の一部であるということである。そのため日本経済が衰退する現在では、ヤクザ社会も衰退の道をたどるのは仕方のないことである。
    私たちいわゆる気質の一般庶民はヤクザが衰退するのは非常に望ましいことではあるがそれとは反対に半グレが増長しているのはまたこれも困る。
    筆者が終わりにで言っていたようにこれも世界的な潮流と一致しているようなのでこれも避けられないのであろう。

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    2021年04月20日
  • 暴力団

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    シノギ、上納金など、暴力団独特の仕組みについて、簡単に書かれている。
    名前を借りることで円滑に違法行為を行うことから、フランチャイズに近いという表現はなるほどと思った。

    暴力団に対しては法的な締め付けがキツくなり、利益の上がる活動ができなくなり、経済的に追い込まれ、それに伴い新規組員も減っていく落ち目の状況だという。

    本書は10年前に書かれたものであるが、暴力団にとって厳しい状況は変わってないだろう。代わりに最近話題の半グレ集団が台頭してきており、今は裏社会のプレーヤーの過渡期にあるのかもしれない。

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    2021年03月26日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    対談形式で、ヤクザ(というより暴力団)の話を軽いタッチで読ませる。暴力団の歴史や資金源、人材、現在の状況について網羅的に触れられているので、一冊読むとなんとなく基礎的な知識が身につくようにできている。
    自分は、読んでみてあらためてヤクザや闇社会にそこまで関心がないのが分かった。間接的に流通などで関与してしまうのは避けられないが、過去にこのような人種と接したことはあるが、これからは関わることがないよう願った。

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    2020年12月08日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    日本人にとって身近でありながら、大いなる闇を抱えるパチンコ業界について切り込んだ作品。

    自動車市場全体と同じ30兆円の市場規模を持ちながら、真相がほとんど描かれることのないこの業界は、警察の汚職やヤクザ、中国人マフィアによる犯罪の温床、北朝鮮への送金原資など、公表できないトラブルをいくつも抱えている。

    正直、こんな腐った業界全て潰してしまえという感想を持ったが、これは日本における必要悪なのだろうか。

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    2020年11月08日
  • 詐欺の帝王

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    読み終わって「何でこの本読み始めたんだろ…」と思うくらい、悲しい。。
    「反社会的勢力取材の第一人者」という物凄い肩書きがプロフィールに書かれているノンフィクション作家が、「オレオレ詐欺の帝王」と呼ばれていた人物への取材を軸に、一連のシステム詐欺が誕生した経緯やエピソードを纏めた一冊。
    優秀な頭脳が巨額のお金を騙し取ることに浪費され、中でのいがみ合い、当人たちも幸せとは言い切れないような状況(これは著者の味付けによる部分も大きいですが)、結局誰も幸せになってないじゃないか!

    幅広い知識を得る目的で本を読んではいるものの、本著は読んでいてトップクラスに気が重い一冊でした。
    ただ、現実としてこういう人の弱みを突くような犯罪が行われていること、その背景も含めて知り、目を背けないことはそれはそれで大事なことで、読んだコト自体は後悔していません。人にはオススメしませんが(笑

    さて、幹部だと月収が億り人になる彼らですが、普通の仕事をしても優秀だったんだろうなぁと思わせるエピソードが多数出てきます。
    巨大化した組織を上手くマネージし、暴力団と相対しても言い負けず、足がつかないためにあらゆる努力をして、詐欺のお金を引き出す末端構成員には防犯カメラを意識して顔を白飛びさせる高輝度のLEDライトをつけさせたり、ATMにとりつく前後の仕草を指示して個人が特定されないようにしたり。。
    マジで余計なお世話のコメントでしかないですが、本当にもったいない。

    終章の、日本人にはマネー教育がされていないから詐欺にすぐ引っかかるんだ、という論調は、そういう面もあるのかなと感じました。(どこか満たされない欠乏感と言うか、笑うせぇるすまん的な「心の闇」を生む社会も大きいとは思うのですが。)
    ただ、電話1本で巨額を振り込むなんて騙してほしいって願ったようなモンだ、とか、偽造しやすいテレホンカードを作ったNTTが悪い、という記述については、著者のスタンスが取材対象に寄り添いすぎてるのでは…とも感じました。
    いたちごっこのように新しい手口が生まれる詐欺ビジネス、当分続いてしまうのでしょうか。。

    最後に1点。本著、中盤にリアルにゾッとする描写があるので注意です。。

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    2020年08月09日
  • 暴力団

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    歴史的なところを含め、暴力団とは何かをイチから説明しており分かりやすい反面、視点が低く、一般人、現場レベルの取材しかできていないのが欠点。

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    2020年06月14日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザが苦境に立っていることがよくわかる。日本が高度経済成長の中にいたからこそ存在できていた仕事なんだなぁと感じた。

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    2020年04月27日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    主にヤクザと社会とのつながり、暴対法・暴排条例による変容について書かれているが、大前提である「ヤクザとは何か」といった点が欠落している。そういった意味で「教養としての」というタイトルには反してる印象を持った。

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    2019年10月17日