ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
悪党の時代の首領たち。池田大作の通信簿を公開、三越「なぜだ!」岡田茂解任劇場、中川一郎は中折れする血筋か。※本作品は、1982~89年に文藝春秋・諸君! に掲載された記事を再録し、一部加筆・改筆したうえで編集したオリジナル文庫です。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
梟雄=残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領。 目次 第1章 横井英樹―時代に乗り遅れた“乗っ取り王” 第2章 岡田茂―三越、窮極の私物化は「なぜだっ!」 第3章 豊田章一郎―版籍奉還するトヨタ武士団の血 第4章 若狭得治―人心収攬の凄みで全日空に君臨 第5章 永野一男―老人の命金まで...続きを読む詐取した果てに 第6章 中川一郎―ポキッと中折れする血筋なのか 第7章 矢野絢也―「公明」政治でカネを貯め込む 第8章 山崎正友―トリックスターは正義をもたらす 第9章 池田大作―地味で悲しい少年の「今に見ていろ」 その内容のせいであろう、極めて抑制された筆運びで、ぼくとしてはもう少し煽っても良いのではないかと若干物足りなさを感じるが、どれもこれも実に興味深い対象が選ばれており、その切り込みの深さに感心する。 豊田家の質素倹約振りは家康由来のものであろうか。章一郎が頂いたものは倍にして返しなさいと家族に教えていたことを以て、著者は単なるケチではなかったと書いているが、むしろ借りを作らないという姿勢の表れであろう。サッカー場を始め数々の立派なスポーツ施設を豊田市内に有しながら、名古屋オリンピックが取りざたされた頃「施設を使わせて欲しいと頼まれたらどうするか」との問いに、「あれは名古屋のことだろう」とにべもなく断ったという視野の狭さに驚かされた。 (車のトヨタとは無関係の)豊田商事。永野一男は破綻という終末を全く見ない振りで突き進んでいったのか。 中川一郎は殺されたのだとぼくは信じていたが、鈴木宗男に資金集めの根っこを掴まれており、遂に自殺せざるを得なかったのではないかとの説には驚いた。 創価学会関連に三本も割いているのがこれまた興味津々。創価学会の選挙集票能力を疑う日本人はいない。自前の候補を立てない地域では他の政党を単に応援しているだけなのだろうと実は信じていたのだが、この組織はそんな甘いものではなかった。票を売っているんだそうな。なるほどそういう集金ビジネスがあったのか。宗教法人というのは非課税組織なのだが、聖教新聞を初めとする出版やその他の事業の利益も非課税なのだろうか。 等々、なかなか考えさせられる力作である。
某巨大宗教の関係者がラストに書かれてます。 昔の彼女も信者で集会に参加させられ、且つあのどこにでもある巨大集会所で衛星中継でありがたきお言葉を頂きましたなー
2回目。いずれもクセのある男たちの人生を描く。人物ものは書き手が試されると後書きで述べているが、鋭い目線で見ている印象。刺激される部分はある。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
昭和梟雄録
新刊情報をお知らせします。
溝口敦
フォロー機能について
「講談社+α文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
池田大作「権力者」の構造
細木数子 魔女の履歴書
パチンコ「30兆円の闇」
試し読み
英知25人が示す 日本の針路(WEDGEセレクション No.27)
喰うか喰われるか 私の山口組体験
抗争(小学館101新書)
さらば! サラリーマン 脱サラ40人の成功例
錬金の帝王
「溝口敦」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲昭和梟雄録 ページトップヘ