溝口敦のレビュー一覧

  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザの本業は喧嘩。知らない世界で面白い。タピオカドリンク、密猟、賭博、ヤクザと政治、半グレ。今では考えられないけど、とエピソードごとについているが信じられない。

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    2021年01月04日
  • 暴力団

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    やくざ取材の第一人者、溝口敦による暴力団の解説本。まず文体がですます調で拍子抜けする。2011年の発行だが、2020年現在もさほど状況は変わっていないと思われる。暴力団の構造、暴対法による影響などが繰り返し説かれる。やくざの全体数が減り半グレが暗躍する理由や、香港の暴力団組織の構造も興味深い。もっとも恐ろしいのは台湾のやくざというのがやや意外であった。著者は繰り返し、やくざは必要悪ではないと説く。さすが出版をめぐりやくざに刺されただけのことはある。

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    2021年01月03日
  • 武富士 サラ金の帝王

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    武富士だけではなく大手サラ金について書かれた本。
    1983年から2003年に渡って書かれたものを加筆修正している。
    時代を感じられる良書。

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    2020年12月27日
  • 食肉の帝王

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    日本の食肉業界を長く牛耳っていた浅田満氏の物語。

    食肉事業は昔から同和と切っても切り離せないことは知っていたが、その力そのままに、政・官・業・暴・同和を巻き込んで事業拡大を続け、まさに業界を牛耳り続けた彼を生み出したのは、いったい誰なのか。

    かつての狂牛病問題に絡む、国産牛肉買取における詐欺行為が発覚したから彼の暴走は食い止められたものの、これが無かったら今も独裁は続き、安心安全安価な牛肉は我々の口に入らなかったかもしれない。

    ある意味偉人の物語であり、また日本の闇を映し出す物語でもある。

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    2020年10月28日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    二大ヤクザライターによる集中講義。日本人として知るべきヤクザ、暴力団の実情。

    暴力団排除条例により今や暴力団、ヤクザは風前の灯火。ヤクザの資金源としてタピオカ屋、食肉やミネラルウォーターまで。

    半グレ勢力に押され、暴力団排除条例により副業からも締め出され、普通の生活もできなくなるヤクザたち。

    ある意味警察と共存し社会的にも必要悪として認められてきた存在が、今や真に世間から隠れてアングラ化していくという。

    オウムや北朝鮮との関係も含め、あまりに知らなかったヤクザに関して多くを知ることができました。

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    2020年09月27日
  • シャブ屋の懺悔 西成密売四十年

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    西成密売40年、シャブ屋の懺悔。
    このタイトルだけで持っていかれてしまった。

    まずタイトル、コピーが素晴らしい。
    裏社会モノが好きな関西在住の自分には、これだけで即購入。
    家でじっくり読みたい。

    大きく感想から言えば、悪の道から足を洗うのは、人の心しかないんだなという事。

    悪の道に入る人は、法律や倫理では修正出来ない。
    人を傷付ける事を自分の中で正当化し、悪事を働く事も「必要悪」であると思っている。


    確かに、社会にはそう言った部分もある。
    シャブが欲しいという客がいるから、売っている。
    それの何が問題?という感じだ。
    (もちろん、法律的に大問題だが、あくまでワルになる人の感覚として)

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    2020年04月23日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    闇営業問題で興味を持ったため購入。
    ヤクザライター2名の対談形式で、ヤクザの現状がざっくりと理解できた。

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    2020年03月17日
  • 暴力団

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    勧められて読んだが、なかなかおもしろかった。暴力団の内実、代替勢力「半グレ集団」など社会の動きもわかった。

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    2020年03月08日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ネタバレ

    社会生活のあちこちに「ヤクザ」あり

    「力」で生きていくのか「アタマ」で生きていくのか
    シロとクロのあいだにさまざまなトーンのグレーがあるんですね…

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    2020年01月24日
  • 食肉の帝王

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    十勝に来たからには読まねばシリーズ。
    十勝の地域の話のみならず、牛肉流通の歴史まで含めて勉強になった。そして何より、いわゆる「同和」についても理解が深まった。
    ここまで個人に焦点を当てて徹底的に物事を追求するのは、並大抵のことではない。浅田満の糾弾に終始するのではなく、官僚や関係団体の怠慢を同じくらい糾弾しており、公平な目線に立った本なんだなと大変交換が持てました。
    にしても、浅田満はまだ生きてるんだよな……どこで何をしてるか気になる……

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    2020年01月01日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    反社会勢力は、ヤクザと違う。経済的な特殊詐欺グループ。そして押されている。
    ヤクザは男伊達の世界。暴力的で、カタギには優しいという幻想の中で生きる。美学を持つ。一定数、憧れる人がいる。
    ヤクザは、本義として、働かずに金を得るもの。働くヤクザは本末転倒。
    看板には暴力性。そこで恐れさせるのが、看板。怖くなくなれば意味はない。
    暴力団排除条例が強すぎる。関係した一般人まで罰を受ける。支持地域の消滅。
    ヤクザは消えていく。

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    2019年12月21日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    このふたりの対談なんて、そんなのズルいでしょ、読むでしょ、という一冊。

    タピオカとヤクザとかの軽い話だけれど、すでに基本的人権すら与えられていないヤクザという人種を通して、日本の薄暗い未来を見られる、のかもしれない。

    当たり前に面白かったです。

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    2019年12月01日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザの現状から法律との関係、反社会勢力における構造や芸能人たちとの関係性の変化などを、対談形式で読みやすく、さらっと読みました。全部美談では語れないとは思いますが、必要悪な部分はあるかと思いますし、この先どうやって存在していくのか、今まで知らなかった著者の方々を含めて注目していきたいと思いました。

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    2019年11月12日
  • 暴力団

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    暴力団について、その道の第一人者が書いた一冊。

    暴対法によって大分衰えたとはいえ、今もなお存在する暴力団や半グレ集団について知ることができた。

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    2019年07月29日
  • 詐欺の帝王

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    吉本芸人の「闇営業」が注目されています。
    昨日は、問題の渦中にいる「雨上がり決死隊」の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が記者会見して、世間の耳目を集めました。
    ただ、問題の本質はどう考えても特殊詐欺グループだと思います。
    連中のような反社会的勢力をいかに排除するかが問われています。
    ただ、特殊詐欺グループがどのようなグループなのか分からなければ、排除も何もありません。
    というわけで、暴力団などの反社会的勢力について書かせたら右に出る者はいない溝口敦さんが著した「詐欺の帝王」。
    発刊が2014年とやや古く、新手の特殊詐欺についてはフォローできていない懸念はありますが、特殊詐欺グループの思

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    2019年07月21日
  • 闇経済の怪物たち~グレービジネスでボロ儲けする人々~

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    カネ儲けというのは、スポーツや芸術同様に、ある程度もって生まれた才能なのだと痛感する。いわゆるエリートビジネスマンのなかにも、もちろんカネ儲けの才能がある人はいるだろうが、大方は努力の結果身についたビジネスセンスであって、カネ儲けの才覚ではない。そういう意味で、自分にはカネ儲けは難しいなあと自覚させてくれる良書。もちろん、普通では触れることができないウラ社会のことがわかるのもうれしいところ。

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    2019年03月21日
  • 暴力団

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    暴力団とマフィアの違いを学ぶとことで今の日本と、今後日本がどうなって行くかについて深く考えさせられる作品でした。

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    2018年12月11日
  • 薬物とセックス

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    「この2つはセットでしょ~!」
    って誰もがわかってるけど、改めてニュースで言っちゃうと「ゲスい!」「興味持ってクスリやりたい人が出ちゃうんじゃない?」って思われるからあえて報道しないんだけど、そこをあえて掘ったレポ。

    スポーツ選手や芸能人がカップルで逮捕される理由
    入手手口
    暴力団の資金源となる理由
    クスリの闇ビジネス
    コカインと覚せい剤の違い
    副作用といかにして廃人ができるか
    などなど…
    クスリの世界と仕組みがよくわかります。

    LSD、マジックマッシュルームは幻覚系
    コカインはコカの木から採るアッパー系の興奮系
    ヘロインはあへんの実から採るダウナー系の抑制系
    覚せい剤はアンフェタミン、メ

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    2018年07月25日
  • 続・暴力団

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    芸能界と暴力団、新しい法律。めまぐるしく状況が変わったと観るのが正しいよう。ではどうするのが一番いいのか答を出すのは難しい。個人的にはもう十分ヤクザ屋さんは潜っていると思う。条例にあるようなフロント企業の名前も本丸は出せずに居ると思う。関係のない中小企業が大ダメージを受けるような仕組みはちょっと考えもの。利益供与のところなんか無茶苦茶だと思う。ではヤクザを医者が観たらどうなんだ?それはよくて、食事やゴルフはだめなのか?その線引はなんなんだろう?暴力団が問題なのは確かだが敵役がいないと都合がわるいと考えている警察にも少なからず問題があるように思う。

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    2017年12月18日
  • 暴力団

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    です・ます調の文体は読みにくかった。あとがきを見ると、著者の意図があったそうな。頭の中で「である」調にして読み進めたけど。暴力団の概論なんだろうな。今後の半グレ集団の動向が不気味だと感じた。著者とそのご子息が暴力団員から加えられた危害は、背筋が冷たくなるのと同時に、ジャーナリスト魂に尊敬の念を抱いた。

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    2017年09月06日