溝口敦のレビュー一覧

  • 暴力団

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     まえがきの「暴力団のあらかたについては本書を読むことで、一般の方々にも理解できる」という言葉のとおり、ヤクザ・マフィアもののフィクションをほとんど読んだことがなく予備知識のないわたしでも読み通せました。

     ただ、ところどころ暴力団やマフィアに関する予備知識が必要とされている記述も見受けられます。たとえば、
    ・『男はつらいよ』の寅さん、清水次郎長の稼業(第一章)
    ・バブル期に暴力団が地上げや株取引で稼いでいたこと(第六章、第七章)
    ・イタリアのシチリアマフィアやメキシコのコカイン・マフィアが凶暴であること(第七章)
    といったことは詳しい説明がないままさらりと流されています。これは常識だろうと

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    2014年03月07日
  • 溶けていく暴力団

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    アングラ化する社会

    暴力団が合法的な集団とされつつ、その社会的排除が顕在化した世の中で、暴力団としてこれからも存続できるのか?その答えがこの本で説明されている。一方で、マネーに隷属化し、どんな理由であろうと金儲けさえできれば良いという歪んだ意識は、暴力団ではない社会人詐欺集団の増加を招くとして問題提起している。
    国が暗闇を持たずしてクリーンな社会を実現できるとは思わないが、誠実正直で、人情味のある人々が不幸な思いをする状況になることはよくない傾向であろう。本来の任侠とは何なのか、そして暴力団の消滅は人々の生活や犯罪の危険性にどのように影響してくるのかを考えなければならない時期にきている。

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    2014年01月22日
  • 続・暴力団

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    『彼ら』の取材に関してはその道の第一人者といわれる筆者の描くその実態。前作に引き続き溝口氏ならではの豊富な人脈を用い、『彼ら』の内懐に飛び込んでいった取材結果と最新の動向が記されております。

    長年にわたって『彼ら』を取材し、時に脅迫を受け、さらには襲撃されるなどし、それでも「彼ら」を追い続け、このジャンルのライターとしては第一人者である筆者の『暴力団』の続編に当たるのが本書です。『業界』の最新事情や、最近で顕在化してきたいわゆる『半グレ』のことにも詳しく解説がなされております。

    最近の動向としては本書には福岡県が『そちら』の社会ではもっとも『ホット』な場所で、現地に根を下ろす『彼ら』と福岡

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    2013年06月29日
  • 続・暴力団

    購入済み

    暴力団を排除することの難しさ

    最近の暴力団がらみの事件を消化しながら、暴力団の現在、警察の実態などがよくわかる内容だった。できればもう少し暴力団の現在の実態や、暴力団内部の実情などを消化してほしかった。
    暴力団排除条例の意味と、今後の暴力団の位置づけが理解できた。

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    2013年04月22日
  • 続・暴力団

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    暴排条例施行後の状況を踏まえた内容。条例による「警察対暴力団」から「住民対暴力団」への変質、警察と暴力団の疎遠化による検挙率の低下。警察が暴力団の「生かさず殺さず」存続を希望している、というのは同感。ただ、暴力団の非合法化が妥当か、は疑問もある。

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    2013年04月03日
  • 続・暴力団

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    ネタバレ

    「暴力団」が書かれた2011から2012年まで。
    2001年の桶川ストーカー殺人事件が警察増員の転換点。
    警察は相変わらず暴力団を手駒として使っている。
    「半グレ」の台頭。
    日本とイタリア以外はほとんどが「半グレ」で、組織的ではない集団。マカオの「三合会」も、組織だってはいない。
    日本の暴力団は、地域に根づき、有力者とも懇意になり、表経済の闇の部分を担う。

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    2013年03月05日
  • 続・暴力団

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    今回も溝口氏の主張である、「暴力団は絶対に認めてはならない」ことや、警察と暴力団のズブズブな関係に触れられていた。
    また、今回は2011年頃から各都道府県で出されている「暴排条例」を事例として出し、「暴排条例」のある一定の効果を認めつつも、「暴力団対市民・民間企業」という構図を作り出した警察行政を批判している。
    さらには、芸能界と暴力団の癒着について、島田紳助引退問題を事例にして紹介されている。基本的に溝口氏は、暴力団の存在に対して否定的な立場をとっている。
    本書では昨今の暴力団の情況変化、警察の捜査力低下、アングラ化していくアウトロー等の問題を取り上げている。

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    2013年01月30日
  • 続・暴力団

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    評判になった「暴力団」の続編。暴排条例の施行とその有効性などに触れている。著者はこの筋の取材をしてきた人だけに説得力がある。暴力団の存在を、自家繁栄の手段としている警察など、この問題が袋小路に入っていることを感じさせる。

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    2012年11月23日
  • 続・暴力団

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    前作も良かったが、今回も非常にわかりやすく暴力団のしくみや問題点について書かれており、特に海外のマフィアとの比較などは興味深いものであった。
    演歌歌手と暴力団の関係性というのもなるほど納得なところがあり、あの大御所も関係が噂されていたとは驚きである。

    半グレ集団をうまく使い、シノギを行っている現状を理解することが、自分のを守ることになるはず。そういった点で一読の価値ありな本。

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    2012年11月04日
  • 続・暴力団

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    ネタバレ

    これだけでも十分読める(が,興味があれば,「暴力団」も読めばいいと思う)。
    現在,暴排条例によって,今は「警察vs暴力団」ではなく,「市民vs暴力団」という構図になっていて,警察は市民を単に支援するだけ,暴力や反社会的行動から十分には守ってくれないということが,この本を読むとよく分かる。
    条例で市民を締め付けて,結果として暴力団の力が弱まってきたのはいいとして,そこに付け込んで新しい反社会的グループが台頭してきているけど,それを定義して取り締る法律も条令もなにもないから,警察はほとんどなにもできない。
    現状はよく分かったが,安全な市民生活を送るにはどうやったらいいのか・・。

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    2012年11月03日
  • 血と抗争 山口組三代目

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    少なくとも、昔の暴力団に対する最悪なイメージが変化しました。戦後の日本の混乱の中、経済を基盤とする三代目の栄光と没落。暴力団の先には(根っこの部分には)政治家や企業家がいて、そ知らぬ顔をしていたり。国がしっかりしなきゃいけない点を、触らずに置いておいたり。持ちつ持たれつの関係の上、最後にばっさり切り捨てられる。肯定はしないけれど、この国の綺麗事な部分だけで果たして外国からの犯罪に対処できるのか。かなり不安になりました。港湾労働関連の内容も多く、別の面でそちらも気になるテーマです。

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    2012年05月23日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    警察とパチンコ,パチンコを取り巻く周辺産業,さらにそれを取り巻く周辺産業といった1つの「パチンコ産業」について書かれた本。パチンコが等価交換以外は違法であるという点は知らなかった。
    今まで読んできたギャンブル依存症に関連するの本の中では,一番当事者が読むべき本だと思った。パチンコ(をやりたいという衝動)をコントロールする対処法などはもちろん載っていないが,パチンコに少し嫌なイメージがつくという点で良い。もともとイメージは良くはなかったですが,さらに嫌なイメージがつきました。表紙のオヤジはパチンコ関連のワルイ人をイメージしたのか?謎だ。

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    2011年12月25日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    これを読む限り、パチンコ業界は汚れきっています。特に警察とズブズブの関係は最悪に思えます。パチンコと言う超巨大ギャンブル産業が、関係者の利益のために野放しにされ、まともに監督されていないのは異常です。

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    2011年06月23日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    年間30兆円の産業になったパチンコ、その背景には、貧困ビジネスを増長させた、パチンコ業界と警察の癒着がある。
    今後どうなるかは、わからないが、パチンコの平和的利用を願う。

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    2011年04月02日
  • 食肉の帝王

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    良く調査されていると思うが一部憶測というか恣意的な解釈が混じっていることもあり、週刊誌の記事的な雰囲気は拭えない。
    それでもタブーとされていた領域に踏み込んで調査した著者の心意気は感じられた。

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    2011年03月24日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    パチンコが30兆円産業とはすごい。宝くじが1兆円、中央競馬が3兆円、パチンコの圧勝です。自動車産業や医療産業に並ぶとのこと。この巨大産業が法的にグレーゾーンなんだから不思議です。その内幕がこの本でかなり垣間見れました。

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    2011年01月30日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    う~ん、闇が深い業界ですね。

    著者の綿密な取材に基づく裏社会のルポルタージュはいつ読んでも圧巻です。よくもまぁここまで書けるものだと感心してしまいます。

    2004年当時の市場規模で30兆円。

    レジャー白書2010によれば、パチンコの参加人口は1720万人、2009年の市場規模は21 兆650億円だそうです。

    ゴトなどの周辺産業を含めるともっと大きいでしょう。

    わずか数年で30兆円が21兆円とすさまじく縮小していますが、それでも旅館1.9兆円、ホテル1,0兆円に比べて、レジャーの中でもダントツの規模です。

    2011年の一般会計予算が国債発行含めて92兆円であるのに対して、
    パチンコの

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    2011年01月20日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    週末家から見えるスロット店の行列が気になって、
    この本を借りました。

    恐るべしパチ産業。
    このお金を有効に使えたら。。。むずむずします。

    しかし一番感服したのは、この著者の取材の深さ。
    危険な取材もされているようで、その気概が読み手にも伝わってきました。

    この人の他の作品も読んでみよう。

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    2011年01月08日
  • 続危ない食品(小学館文庫)

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    テレビ等マスコミで「健康」と言われている食品の危険性を指摘しながら、巷の健康ブームに物申すといった感じの一冊。確かに消費者がマスコミが流布する健康情報に踊らされているといった側面は否めない。

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    2010年01月02日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    世の中不況だなんだかんだ言われながら、パチンコ産業は衰えません。30兆円ですか、、、自動車産業に匹敵するほどの市場規模なんですねぇ。

    お役所のお金の無駄使いの問題が事細かに報道される昨今ですが、このパチンコに関する警察行政や警察官の天下りとかについては、テレビ番組などで取り上げられることはありませんね。⇒本書を読んで、30兆円の何割かが、闇のお金になっているんだなぁという認識を新たにさせられました。

    まぁ、自分はパチンコをやらなくなってしまった人間なので、自分の懐の問題ではないと言ってしまえばそれまでなんですが、、、

    (2009/3/31)

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    2012年03月28日