溝口敦のレビュー一覧

  • パチンコ「30兆円の闇」

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    パチンコが30兆円産業とはすごい。宝くじが1兆円、中央競馬が3兆円、パチンコの圧勝です。自動車産業や医療産業に並ぶとのこと。この巨大産業が法的にグレーゾーンなんだから不思議です。その内幕がこの本でかなり垣間見れました。

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    2011年01月30日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    う~ん、闇が深い業界ですね。

    著者の綿密な取材に基づく裏社会のルポルタージュはいつ読んでも圧巻です。よくもまぁここまで書けるものだと感心してしまいます。

    2004年当時の市場規模で30兆円。

    レジャー白書2010によれば、パチンコの参加人口は1720万人、2009年の市場規模は21 兆650億円だそうです。

    ゴトなどの周辺産業を含めるともっと大きいでしょう。

    わずか数年で30兆円が21兆円とすさまじく縮小していますが、それでも旅館1.9兆円、ホテル1,0兆円に比べて、レジャーの中でもダントツの規模です。

    2011年の一般会計予算が国債発行含めて92兆円であるのに対して、
    パチンコの

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    2011年01月20日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    週末家から見えるスロット店の行列が気になって、
    この本を借りました。

    恐るべしパチ産業。
    このお金を有効に使えたら。。。むずむずします。

    しかし一番感服したのは、この著者の取材の深さ。
    危険な取材もされているようで、その気概が読み手にも伝わってきました。

    この人の他の作品も読んでみよう。

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    2011年01月08日
  • 続危ない食品(小学館文庫)

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    テレビ等マスコミで「健康」と言われている食品の危険性を指摘しながら、巷の健康ブームに物申すといった感じの一冊。確かに消費者がマスコミが流布する健康情報に踊らされているといった側面は否めない。

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    2010年01月02日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    世の中不況だなんだかんだ言われながら、パチンコ産業は衰えません。30兆円ですか、、、自動車産業に匹敵するほどの市場規模なんですねぇ。

    お役所のお金の無駄使いの問題が事細かに報道される昨今ですが、このパチンコに関する警察行政や警察官の天下りとかについては、テレビ番組などで取り上げられることはありませんね。⇒本書を読んで、30兆円の何割かが、闇のお金になっているんだなぁという認識を新たにさせられました。

    まぁ、自分はパチンコをやらなくなってしまった人間なので、自分の懐の問題ではないと言ってしまえばそれまでなんですが、、、

    (2009/3/31)

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    2012年03月28日
  • ドキュメント 五代目山口組

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    偉大なる首領(3代目)、悲劇の暴君(四代目)。 それに比べて地味な感が拭えない5代目ではあるが何故彼が”5代目を襲名”し”山一戦争”を集結させたのかが詳しく書かれている。 3&4代目の本は既に読んだが5代目は記憶に新しいので「へぇ〜」と妙に感心させられた・・・。興味のある方は是非!

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    2009年10月04日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ネタバレ

    とても面白く読ませてもらった。タピオカがヤクザのシノギだということは初耳。原発の話はとても興味深い。

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    2025年12月04日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    幼少期からヤクザに関しては「悪」「世の中の厄介者」としてしか受け取っていなかった。

    20代以降、チラホラと、そんなヤクザにも必要悪的なポジションがあったと目に、耳にすることはあったが、そうした意見も発言は憚れるような風潮があるためか、どこかフィクションのように感じていた。

    入念な取材をもとにしているというマンガ『闇金ウシジマくん』を読んで大分意識が変わってきたが、本書で私の対ヤクザ意識としてはある程度の結実を得た気がする。

    暴力性が取り柄という特性を持つ連中、一人減の、生き延びていく上での一つのスタイルがヤクザであって、その捉え方の変化の方がむしろ劇的で、現在のヤクザ観を形作っているのだ

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    2025年09月15日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザは働かないことに誇りをもっているということが面白かった。儲かりそうなところに寄って行って、暴力で言うことを聞かせて上りを掠めとるのが、ヤクザ。発電機の根元につけると永久に電気代がタダになる機械を売る会社(完全に詐欺)に投資しようとした組長がいるという。騙されても暴力で回収するから構わないのだそう。

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    2025年07月16日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    溝口氏と鈴木氏の対談形式で最後まで行く。
    教養としてのヤクザ、といったら、まずはヤクザの定義とか、どういう組があり、勢力はどうで、シノギやらヤクザ専門用語解説といったところ体系的なところを期待したのだが、基礎知識があるのを前提で話が進んでいくものだから、なんとなくそうなんだろうなで読み進めてしまうところも多かった。面白かったが、タイトルから期待したのとは少し違ったかな。面白かったのは、ヤクザというのは個人事業主の集まりで、暴力団とは互助会みたいなものというとこまりというところ。映画やドラマで描かれるヤクザのイメージがあまりに良すぎて、強くて不器用で悲しい過去をもち兄貴と弟のギリ人情の世界かと思

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    2025年02月01日
  • 詐欺の帝王

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    率直な感想は、詐欺ってこんなに儲かるんだと言うこと。
    儲かるなんてレベルじゃなくて濡れ手にアワとはまさにこの事。
    ある詐欺師が日本に詐欺被害者が多いのは日本人は義務教育で圧倒的にお金の教育がされていない、と言ってたのが刺さった。
    これが改善されない限り日本は詐欺大国のままだろうな。
    改善される気配は全く無いけど。

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    2024年09月12日
  • 抗争(小学館101新書)

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    本書は2012年に書かれたものだから、既に12年が経過し、暴力団の勢力図も変わっていると思われる。が、しかし抗争=暴力の世界は未だ続いているかもしれない。本書タイトルが表す「抗争」はある意味で動物であるヒトが持つ本能的な要素の一つなのだと思う。縄張りを侵すものがあれば排除する。縄張りの中で生きる為に狩猟する。獲物を探し餌とする。動物的本能剥き出しであるが、そのやり方も社会の変化や法制度の変化に合わせて変わって行く。単なる暴力、腕っぷしの強さだけでなく、頭を使い、法の隙間を隙間をギリギリをすり抜け、町中に死角がない程に設置されたカメラの隙間を縫って、生きるための活動を繰り広げる。勿論私はそうした

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    2024年08月20日
  • 暴力団

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     初版が十数年前の発行で社会情勢が変化してきており、現在のヤクザ像と若干離れているが、その当時に、現在の暴力団の衰退と半グレの台頭を的確に予測しており、またリアルなヤクザ像の描写は、反社取材の第一人者として的確な洞察力を感じた。本書を読むまで、溝口さんの著作は割と暴力団側に立った目線で書かれているのかと思っていたが、感情を排して客観的、合理的に書かれた姿勢から、内容に信憑性を感じられた。

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    2024年01月09日
  • 喰うか喰われるか 私の山口組体験

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    学校で習った歴史は、勝者の歴史だったり、権力者の歴史だったりする。
    刺されて負傷したり、編集部が暴漢に襲撃されたり、息子さんがつけ狙われたりしながらも続けた、暴力団幹部たちへの取材を振り返る、自伝的ノンフィクション。読んでいると昭和のヤクザ映画的効果音が聞こえる、マッチョな内容。
    50年にわたる暴力団の「歴史」としても読めるけれど、その「歴史」の陰の名もない人たちは見えづらい。と、感じるのは「ヤクザ・チルドレン」を読んだ後だからかもしれない。

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    2023年11月05日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    衰退していくヤクザ。ヤクザと半グレ。
    食品からオリンピック〜政治やメディアまで近年のヤクザ事情がなんとなく分かった。

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    2023年07月04日
  • パチンコ「30兆円の闇」

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    ギャンブル自体はやればやるほど胴元の期待値どおりに負けた状態に陥るわけだけど、それでもやりたい人は自分の判断でやれば良いと思います。
    ただ、警察官が汚職まがいの行為でパチンコ業界から甘い汁をすっているというのが真実なら、それはきっちりと取り締まってもらいたいです。

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    2023年05月26日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    基本的に暴力団が衰退した現在を前提とした対談なので犯罪集団とか任侠といったイメージの話は少ない。法規制によって暴力団はもう何もできないという認識を基調とした話がメイン。

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    2022年10月15日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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    ヤクザが絶滅危惧種としても、半グレみたいな集団は結局残ってしまう。暴力や恫喝の思考、根絶はなかなかに難しいわけですね。

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    2022年09月12日
  • 闇経済の怪物たち~グレービジネスでボロ儲けする人々~

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    すっきりせんな。
    グレージビネスもはわかるが、やっぱり「被害者」は存在するわけで。
    確かに、心意気とかビジネスマンとしての目は堅気にも役に立つ部分はあるのだろうが、やっぱり、すっきりせん。
    最後の、モロヤクザ、脚色も勿論入っているだろうが、こう言う、あるのかないのか分からない「任侠」ってのが一番すっきりするって言うのは。

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    2022年06月29日
  • 職業としてのヤクザ(小学館新書)

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    著名な暴力団ルポライター二人による対談形式のヤクザ講座第2弾。ヤクザないない方がいいに決まっている。しかし世の中からアンダーグラウンドな世界を無くすのは無理。日本式マフィアのヤクザは必要悪なのか、、と改めて考えてしまう。

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    2021年11月18日