溝口敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011年発行なので少し古い情報だが、暴力団の組織構造やシノギ手段など基本的なことは知れた。ただ、筆者の持論が少し多かったかもしれない。
個人的には第4章がシンプルに面白かったが、劉煥榮のエピソードは理解できず。なぜあんなに台湾で同情を集めたのか。
第5章が微妙。暴対法が暴力団の違法性を十分に指摘していないとする見方は分かるが、そこからの主張の論理展開が分かりにくい。警察が暴力団を維持したいとは本当か?暴力団は政官財にあまり影響してないとは本当か?十仁会の話を眉唾物と言いながら紹介したのはなぜか?筆者の感覚的な話が多く、信じづらい。
暴対法より暴力団排除条例の方が効いているという話は面白かった -
Posted by ブクログ
幼少期からヤクザに関しては「悪」「世の中の厄介者」としてしか受け取っていなかった。
20代以降、チラホラと、そんなヤクザにも必要悪的なポジションがあったと目に、耳にすることはあったが、そうした意見も発言は憚れるような風潮があるためか、どこかフィクションのように感じていた。
入念な取材をもとにしているというマンガ『闇金ウシジマくん』を読んで大分意識が変わってきたが、本書で私の対ヤクザ意識としてはある程度の結実を得た気がする。
暴力性が取り柄という特性を持つ連中、一人減の、生き延びていく上での一つのスタイルがヤクザであって、その捉え方の変化の方がむしろ劇的で、現在のヤクザ観を形作っているのだ -
Posted by ブクログ
溝口氏と鈴木氏の対談形式で最後まで行く。
教養としてのヤクザ、といったら、まずはヤクザの定義とか、どういう組があり、勢力はどうで、シノギやらヤクザ専門用語解説といったところ体系的なところを期待したのだが、基礎知識があるのを前提で話が進んでいくものだから、なんとなくそうなんだろうなで読み進めてしまうところも多かった。面白かったが、タイトルから期待したのとは少し違ったかな。面白かったのは、ヤクザというのは個人事業主の集まりで、暴力団とは互助会みたいなものというとこまりというところ。映画やドラマで描かれるヤクザのイメージがあまりに良すぎて、強くて不器用で悲しい過去をもち兄貴と弟のギリ人情の世界かと思 -
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試し読み
Posted by ブクログ
本書は2012年に書かれたものだから、既に12年が経過し、暴力団の勢力図も変わっていると思われる。が、しかし抗争=暴力の世界は未だ続いているかもしれない。本書タイトルが表す「抗争」はある意味で動物であるヒトが持つ本能的な要素の一つなのだと思う。縄張りを侵すものがあれば排除する。縄張りの中で生きる為に狩猟する。獲物を探し餌とする。動物的本能剥き出しであるが、そのやり方も社会の変化や法制度の変化に合わせて変わって行く。単なる暴力、腕っぷしの強さだけでなく、頭を使い、法の隙間を隙間をギリギリをすり抜け、町中に死角がない程に設置されたカメラの隙間を縫って、生きるための活動を繰り広げる。勿論私はそうした
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