あらすじ
1都1道2府41県にまたがり、1万8000人以上の構成員を擁する日本最大の広域暴力団・五代目山口組。そのドン渡辺芳則の素顔に迫る! 四代目組長の座をめぐり山口組から分裂した一和会は、四代目組長・竹中正久を射殺した。血で血を洗う「山一抗争」から、新体制・五代目山口組の誕生までを、最高幹部へのインタビューをまじえ、徹底した取材で描く。
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Posted by ブクログ
偉大なる首領(3代目)、悲劇の暴君(四代目)。 それに比べて地味な感が拭えない5代目ではあるが何故彼が”5代目を襲名”し”山一戦争”を集結させたのかが詳しく書かれている。 3&4代目の本は既に読んだが5代目は記憶に新しいので「へぇ〜」と妙に感心させられた・・・。興味のある方は是非!
Posted by ブクログ
映画の話や小説の話や、もしくはニュース関連などの話をしていた時に、ふと話が暴力団とか麻薬密売とか密入国などに及ぶと、つい説明に熱が入ってしまう。どうしてかわからないが、小学生ぐらいの時から任侠物映画が好きでした……。
当然、当時の美化に美化を重ねた映画やドラマが元なので、現在進行形で社会を脅かし続けるヤのつく人たちに対して何らの共感も覚えるわけではないのだが、普通に地味に社会生活を営んでいる身としては余りにもかけ離れているがゆえに興味深いというか何というか……要するにヤジ馬根性的に興味がある。
とはいえ、この山口組が全く無関係かと言うとそうでもない。山口組が全国展開を始めた時期、我が家近くの地元ヤクザと結構大掛かりな抗争事件があり、連夜ニュースに取り上げられるわ、近所のそのテの職業の方の自宅付近には警備の為の制服警官が24時間張り付き、銃撃事件だの何だのの騒ぎが一過性とはいえ身近に経験している。後でこの手の書籍で何があったかを知ったわけだが、当時は何が何やらわからず、怖いとも思わなかった。
別に知り合いたいとも関係したいとも思わないのだが、そんなわけで私の書棚にはこのテの書籍が棚一列に余るくらいは存在している。