高橋知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
軽度のスペクトラム障害を持ちながら、音楽エンジニア、自動車修理工場経営などで、成功してきた著者が、中年になって、脳の一定の箇所に電圧をかけるというTMS療法の実験台となり、他人の感情を理解する能力を得ることができ、その療法の効果は短期間で消えたものの、その後もひとの感情を気にかけるという能力が残ったことにより、その後の人生が豊かになったという実録。
もっとも、同時期に同じ療法を受けた彼の息子は、TMSの効果が消えたあと、特段のプラスはなかったようなので、うまくいったのは、特殊事例なのかもしれない。
なぜ、アメリカの本は、この程度の内容なのにこんなにページ数が多いのか、不思議だ。 -
Posted by ブクログ
時は2010年代。トランスジェンダー、性自認が肉体の性と異なる感覚を抱いていると主張する人が、特に欧米の、未成年の少女の間で急増していることがわかった。理解が広まった結果なのであれば喜ばしいことだが、調査を始めると、全く別の、社会全体に関わる重大な問題が顕になってきた――。
少女たちは、真性のトランスジェンダーと何が違うのか。
少女たちが自ら望む "Irreversible Damage――回復不能な損害" とは。
本書を短絡的にジェンダー/トランスジェンダーの問題に分類すれば、必ず問題の本質を読み誤る!
少女たちの "流行" の実態を明らかにし、ジェンダー思想と性自認の実情、思想と彼女たちを政治的に利用する人々、そして副次的に "キャンセル・カルチャー" の問題まで社会に突きつけた衝撃のルポルタージュ。
本書で示された問題が解決したとしても、内面にある真の問題を解決しない限りは、似たようなことはこれからも、何度も起きるのでしょう。第二次性徴期/思春期を迎えた子と親に読んでほしい。
なお、原著の刊行は2020年で、作中で紹介された問題や課題、用語を英語で検索すると、2024年現在、ディトランジショナー(性別移行のプロセスを中断したり元々のジェンダーに再移行した人)らが性急な性別移行の危険性を訴えたり、WHO(世界保健機関)がケアの対象を成人に限定することを求める見解を発表したりするなど、行き過ぎたトランスジェンダー称賛に対して社会全体で揺り戻しが進んでいることを確認できる。
"トランスジェンダー/Transgender"
"ディジスター/Desister"
"ディトランジショナー/Detransitioner" -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回はしっかりと感想を書いてみたいと思います。
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この本は『アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)』である筆者が、
『TMS』という治療実験を受けた時の経験を軸に、
自閉症の人の思考や行動、脳科学、自身の家族など色んな内容が書かれている本です。
難しい部分もあるけど、とても興味深くサクサク読めたり、グッと考えさせられる部分もあります。
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では、そんなてんこ盛りの内容のこの本で、僕が一番面白かった内容に触れます。
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脳には【視覚野】という部分があります。
この部分は、簡単に言うと、
『視覚(目で見た)情報を使って、周りの状況(距離や方向)を把握する部分』
つまり、道に落ちている障害物を避けて歩く時に使っている部分って事です。
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ここでひとつの疑問が浮かびます。
「目が見えない(視覚情報がない)人の【視覚野】は使っていないのでしょうか?」
上の説明からすると『使っていない』ような印象を受けますよね?
ところがどっこい、
「目が見えない人も【視覚野】をしっかりと使っています。」
そもそも【視覚野】という名前は『目が見える人が多い』からこの名前が付いてるだけであって、先に書いたように、この脳の部分の本質は『周りの状況把握』をすることです。
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例えば、目が見えない人には『音(聴覚)』で物との距離が分かるようになり、歩いたり走ったり出来るようになる人もいます。
(ここが僕がとても面白いと思ったトコですが、)
この【視覚野】という部分を使い『音が聞こえる』のではなく『音が見える』ようになるのです。
目が見える人:見る→視覚野→避ける
目が見えない人:聴く→視覚野→避ける
ってこと。
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凄くないですか?人間の脳って!!
入力(視覚や聴覚)が変わっても、同じ行動(避ける)が出来るのです。
車のエンジンに例えるなら、
ガソリンだろうが、軽油だろうが、灯油だろうがどれでも大丈夫ってこと。
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この事実を知った時、面白くてたまりませんでした!!
難しい単語が多かったので少し読み難くはありましたが、自閉症などに対する理解を深める上でも、一度は読んでおいて良い本だと思います。 -
匿名
ヘイターにしか評価されない本
産経がまともな本を出版するはずがないといえばそれまでですが、これを読む時間とお金があり、本当にトランスジェンダーについて理解したいと考えているのなら、高井ゆと里/周司あきら両氏の『トランスジェンダー入門』(集英社新書)のような良書があるので、そちらをお薦めします。
帯でわざわざ「ヘイトではありません」などと言い訳していますが、既に原書に当たった方々から問題点は指摘されていますし、X(Twitter)でトランス差別を行っている人々がこぞって擁護している時点で推して知るべし。貴重なお金と時間を無駄にするのはやめましょう。