うめざわしゅんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ動物の解放をめざしカリフォルニアの生物研究所に突入したALAの一味は、そこで人間とのあいの子を孕んでいるチンパンジーを発見。生まれたヒューマンジー・チャーリーはチンパンジー研究の権威スタイン夫妻に引き取られ育てられた。
ハイスクールに通い始めたチャーリーは、知性も身体能力も高く、周囲から浮いてしまうが、ルーシーという女の子と仲良くなる。
動物解放を目指すALAはステーキ店爆破などの過激な犯行に及ぶ。彼らは自分達の主張を認めさせるためチャーリーを誘拐しようとルーシーに近づき、スタイン家を襲うが、チャーリーに阻まれる。
チャーリーはALA一味のいるホテルに乗り込み、警察への出頭を勧める。彼ら -
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深く考えさせられる
読んでいて重い気分になってしまう作品ではあるが、人間とは生き物とは という根源的な問い合わせをしている。アメリカを始め先進諸国で流行している、差別反対 ポリコレの範囲は、人間という種にとどまるのだろうかという、問い合わせもある。深く考えさせられる作品である。
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どんどん謎が深まっていく
話がどんどん深くなっていく感じ。
いわゆる「風呂敷広げ過ぎ」とも違う、奥深さが増すというか。
過去に類似作がないだけに、今後どう展開していくのか全く読めず、非常に興味深いです。
ラストでなかなか衝撃的な展開も出てきましたね。
1巻の母チンパンジーの並べたカードの意味はなんだったんだろう?
「I am won」かと思っていた(正しい文法ではない)んですが、「I am W son」(これもおかしいけど)だったとか?
あと、ALAの戦闘力が大きくなりすぎている気がするけど、バックにかなりの大物がいるってことなんでしょうね。
今後どうなっていくのか、楽しみです。
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祝・マンガ大賞2022 受賞!
奇才、うめざわしゅんの最新作。
絵は初期作のようなクセが減り、かなり一般的にマイルドになった印象。
ただ、中身は奇抜極まりない設定や、やりきれない想い、特殊な思想の人たちの考えなど、従来作と同じようなテイストが感じられる。
ちょっとした思想の違いの様だが、それが永遠に交わる事のない、決定的な違いにもなる。
登場キャラクターたちの考え方の違いが様々な軋轢・事件を生み、物語が進んでいく。
この先、どういう展開を見せるのか、この作者だけに全く予想できなくて楽しみではある。
(主人公の考え方が一番わからず、不気味というのがまた新しい要素)
ところで作中の「ALA」、映画(