梁石日のレビュー一覧

  • 睡魔

    購入済み

    どうして「睡魔」なのか?

    作者の他の作品がえぐそうなので、比較的読みやすそうな「睡魔」を読みました。
    主人公と周りの人達にツッコミどころがたくさんありながらも、それは読者だからであって、私が現実にその立場なら冷静でいられそうにありません。
    数少ない人達だけが良心的で、他の人達は人としてどうか、というような人達です。
    初盤はちょっと冗長ですが、途中から引き込まれました。
    梁ソギル氏の文章は魅力的だと思います。
    マットの描写が気持ち良さそうで、欲しくなってきてしまいました。
    あれ?私はセールスに巻き込まれるタイプ?
    気をつけないと。

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    2018年12月10日
  • 闇の子供たち

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    この本の題材は、タイを舞台にした少年少女達の売買、
    売春、そして臓器提供。

    ノンフィクションでもドキュメンタリーでもなく、分類すると
    すれば、「事実に基づいた小説」ということになるんだろう。
    この題材でノンフィクションにするには危険すぎて、この
    悲惨な現実を世に伝えるには、「事実に基づいた小説」
    という形をとる以外にはなかったのかなという気がする。

    こんな凄惨なことが根絶できない理由の一つには、需要と
    共有のバランスが保たれているという現実と、そのバランスを
    利用し、肥大化させるシステムの存在がある。
    国から見離され、事実上隔離され、生きてゆくには自分の
    子供を売るし

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    2018年11月18日
  • 闇の子供たち

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    内容(「BOOK」データベースより)
    貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。

    この本を読んだ時に受けた衝撃は未だに忘れられません。が、あくまで創作にも関わらず、事実であると言ってしまったのが良くなかった。ソースも無しで想像のみで書いたとしてもこの作品の価値は変わらなかったのにそこはとても残念です。

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    2018年03月12日
  • 修羅を生きる

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    「血と骨」の作者であり在日2世の小説家・梁石日の自伝。現代においてもなお、在日朝鮮人への差別がある中、戦前・戦後はいかほどか。事実は小説より奇なり。筆者、父、母、友人と、誰一人平凡な幸せを手に入れられない。大阪・コリアンタウンも今は観光スポットとなっているけど、暗い歴史があったんだよなあ・・・

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    2017年07月25日
  • めぐりくる春

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    あまりにも壮絶過ぎて言葉が出ない
    サディズムと性欲の繰り返しで、読んでいて辛すぎた
    教育によって身の毛もよだつ鬼となる日本兵
    いやあれが人の本性かもしれない
    愛はない。ただ欲望と反省の無さと意志の弱さ
    正義などないのが人間かもしれない。従軍慰安婦、男の性欲のはけ口にされた悲しき存在
    天皇陛下を異常に崇拝しているのも狂気じみてる

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    2017年03月06日
  • 雷鳴

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    韓国に戻るのも地獄
    日本に行っても果たして幸せが待つてるとも思えない
    日本統治下における苦難に満ちた韓国女性の生きざま

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    2017年02月06日
  • 海に沈む太陽(下)

    購入済み

    刺激的

    サスペンスであり、多分に刺激的な気分を味わいました。

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    2016年03月01日
  • めぐりくる春

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    元従軍慰安婦への取材を経て書き上げられた、日本軍の朝鮮慰安婦の悲劇。ページをめくる毎に、息苦しいほどの悲惨な体験。人間として扱われないような状況を作り出しているのは、全て戦争なのだと痛感させられる。特に女性に目を逸らさず読んでほしい一冊。

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    2016年02月24日
  • 睡魔

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    梁石日さんの著書は初めてです。
    この本も随分昔に買って、、、、なが~~~~い間、本棚で眠ってました。なんで買ったのかなぁ?

    著者、、並びに主人公が在日朝鮮人。
    ご自身がモデルと言われてます。
    はじめはダラダラと物語が進行してたんだけど途中からのめりこんで読みました。

    最初、マルチ商法を覚めた目で見ていた主人公がどんどんとぬかるみに陥るようにマルチ商法にのめりこんでいく様がうまく描けてます。

    この主人公の周りの世界、そしてマルチ商法の世界、今の時代にもきっとあるんだろうなぁと思わせますね。
    そしてそこには色恋沙汰と暴力がお金と複雑に絡み合い、糸を紡ぐように存在してるんでしょうね。
    なので読

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    2016年01月26日
  • Y氏の妄想録

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    読後は暗澹たる気持ちになるのだが、もしかしたら、これが現実なのかも知れない。サスペンスの要素もあり、全体に漂う雰囲気から、日常ホラー小説とも言える。

    勤続37年で定年退職を迎えたY氏。彼を待ち受けていたのは、社会の歯車から外れ、社会からも、家族からも疎まれるという現実だった。妻からは、ご苦労様の一言も無く、娘と息子は怪しげな仕事に手を染め、Y氏の酒量は増していき、現実と妄想の境界を行ったり来たりする日々…

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    2015年12月13日
  • めぐりくる春

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    戦時中、日本軍の従軍慰安婦にされた韓国人女性の過酷な運命を取材し、それを元に小説化されたもの。
    戦争は戦った兵士が死んでいくだけではなかった。慰安婦にされた女性たちも苦しみを味わいながら死んでいった。
    あまりの酷さに何度も目をそらせそうになった。でも、どんなに目をそらしたとしても現実は変わらない。

    2015.10.1

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    2015年10月02日
  • めぐりくる春

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    慰安婦の現実を衝撃的にお勉強できた。女性に戦争の前線へ行け、と言っても行けない。だからってこんな役割が回ってくるのは何とも酷すぎる。

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    2015年07月04日
  • 異邦人の夜(下)

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    ネタバレ

    やっぱりマリアの最後は悲しかった。
    でも、束の間でも幸せだったのかな。
    木村の最後も納得。
    やっぱり最後は祖国に戻る気持ちはわかる気がする。
    幸せって何だろう?
    いくらお金があっても、それだけで幸せにはなれない。
    自分は一体何者なのか?
    最後に自分のルーツに戻る二人を見ていると、切なくなる。

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    2015年05月20日
  • 夜を賭けて

    購入済み

    今にどう活かす?

    不都合な真実をどう受け止め、今にどう活かすのかが問われている時代。

    李承晩ラインに強制連行

    互いに嘘だ捏造だと水掛け論を繰り返していても発展性はまるでない。

    感情を政治に利用されている現実を知り、その目的を知ろうとすべきだ。

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    2014年07月15日
  • Z

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    あまりにも 朝鮮のことをしらない。
    それを覚醒させるような 大胆なテーマ。

    36年間 日本が占領していた。
    そのことが、朝鮮という国を 大きくゆがめた。
    在日であると言う アイデンティティが
    朝鮮とは 何かを問いかけながら
    その中で、日本との関係を浮き彫りにする。

    作家 朴敬徳は 在日で 奇妙な夢を見た。
    あなたは殺されるといわれ、
    殺し屋に 殺せと言ったオトコを
    逆に殺せと言って 殺した夢を見る。

    そして、韓国に出版パーティのために韓国に初めて行き
    自分のふるさと 済州島まで 行った。
    そこで、自分の戸籍を見ると 1944年に
    自分は 死んだことになっていた。

    死んだことにしたのは 

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    2014年07月08日
  • めぐりくる春

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    この人の小説はいつも刺激的で衝撃を受ける。
    慰安婦の問題は単純ではないが、一読する価値あり。

    橋下市長が読んだら、どういう感想を言われるであろうか。

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    2014年01月11日
  • めぐりくる春

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    非常にデリケートな問題なので、僕はこの問題につい点自分の立場を明言するのは避けますが、主人公の金淳花がたどった過酷な運命にはページをめくる手が止まるかもしれません。

    ここに書かれている「従軍慰安婦」の問題は相当デリケートなものなので、僕はここではその是非に対する明言は避けてあくまで物語としてこの本に関する記事を書きます。

    主人公の金淳花が十七歳のときに「いい仕事がある」と日本人の憲兵にいわれて連れて行かれた「キンスイ楼」 というところから彼女の過酷な運命が始まります。この小説に出てくる日本人および日本兵がまぁ見事なまでに「東洋鬼子」を地でいくような人たちばっかりで、読んでいてたびたびページ

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    2013年10月14日
  • カオス

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    やっぱり何回読んでもラストがライオンキングの某シーンにしか見えないです。タマゴのキャラ濃すぎですね。完全に主役二人は食われてます。
    でもガクとテツのコンビは好きです。頭で考えるタイプのガクと直感で行動するテツ。お互いそれぞれ認めてるところがあるんだろうなぁ。信頼関係とはちょっと違う気はしますが、喧嘩ばっかりしてるのにいざって時は意見が合っちゃうというか合わせちゃう二人は良いパートナーなんでしょうね。
    譲ったり譲られたり、見てて微笑ましかったです。
    タマゴとテツも不思議な関係ですね。テツのちょっとお馬鹿なところがタマゴやガクを癒してるのかな。

    もし映画化とかされたら見てみたいなって思うけど、さ

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    2013年06月23日
  • 断層海流

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    フィリピンから来たマリアと在日韓国人の実業家、木村とその娘の貴子。彼らが織り成す物語は読んでいてハラハラさせられました。僕も昔彼らと付き合っていたことがありましたので、他人事とは思えませんでした。

    詳しく書くとかなり危険なので、 さらりとしか書けないけれど、 僕は東京にいた頃、自分の身近にマリアのような女性や木村社長のような「異邦人」がいた。そういうところに身を置いていた事がある。だから、この小説の中に描かれている彼らの生態がものすごくリアルだった。すごく良く書けているなぁ、と思った。

    ただ、彼らと深く付き合ったことはないし、現在はそんな生活とは無縁である。でも、東京で「彼ら」から酒の席で

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    2011年07月02日
  • 裏と表

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    金券ショップを舞台に様々なお金や人情が交錯する恋愛(が絡んだ)小説。景気の良い時代のお金の事情を垣間みることができる。

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    2011年03月04日