梁石日のレビュー一覧

  • 冬の陽炎

    Posted by ブクログ

    事業に失敗して借金を抱え、返せるあてもなく家族を捨てて東京へ。
    タクシー運転手のアルバイトはその日暮らしだったが、一人の生活はそれなりだった。
    なのにある日、集団自殺しているワゴン車を見つけ、ニュースに出たため、家族に知られるところとなる。
    同時に集団自殺の中で助かった女性がいたことから、運命が動き始める。
    女に溺れ、家族と暮らす金も遊ぶ金も更に借金を重ねる。
    その上、危ない物にまで手を出してしまう。
    呆れてしまうくらいのどうしようもなさだけど、そんな主人公が正直過ぎて憎めない…

    2021.3.9

    0
    2021年03月09日
  • 闇の子供たち

    Posted by ブクログ

    人間は、人間のままどこまで他人に無慈悲になれるか書かれている。文体がドライなのと、日本が舞台じゃないので最後までは読めるけど、世界のどこかの現実なんだろうな、と思うとやるせ無さは残る。

    0
    2020年12月11日
  • 闇の子供たち

    Posted by ブクログ

    これ映画化されて、ノンフィクションと紹介されてたけど実際にはフィクションということで随分と騒がれた覚えがある。

    0
    2020年06月24日
  • 闇の子供たち

    Posted by ブクログ

    タイの子供の人身売買の話。
    なんていうか…本当にこんな事があるんだろうか、と疑問に思う自分は恵まれている人って事になるんだろうな、と。
    子供に下剤を飲ませ、空っぽになってから麻薬を入れるって…

    0
    2020年03月17日
  • 睡魔

    Posted by ブクログ

    何をやっても続かず借金ばかり。
    それなのに毎晩のように飲み歩く趙奉三と悪友の李南玉。
    タクシー運転手だった趙奉三は事故に遭ったことから、そのことを小説に書いたりしていたが、失業中だった。
    南玉に誘われ、色々と仕事をしてみるが2人ともいい加減な性格だから、続かない。
    南玉から健康マットを売る仕事に誘われた時、趙奉三はねずみ講ではないかと警戒し、なかなかやるとは言わなかった。
    それなのに、ズルズルと引きずり込まれ、こんなことをやっていてもいつかまたダメになると思いながらものめり込んでいく。
    たまに自己啓発の講習会でもあるけど、その場の雰囲気というか、そんなものに流されてしまうんだろうなぁ。
    これが

    0
    2020年02月27日
  • 異邦人の夜(下)

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    ヤクザを殺し大金を手にしたマリアは日本名を名乗りクラブを開店させたが、再びヤクザの接触を受ける。一方、過去に怯えながらも木村は事業拡大には成功するが、アイデンティティを求めて氏変更の裁判闘争に挑む娘・貴子に苦慮していた。日本で懸命に生きようとする異邦人の物語は慟哭の結末へ…。国境を越えて生きる者の愛と絶望を描く傑作。

    0
    2019年11月05日
  • 異邦人の夜(上)

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    フィリピンから出稼ぎで来日した娼婦・マリア。彼女を愛した榎本は実業家・木村秀夫に脱税の手助けをさせられていた。木村はかつて自らの犯した父殺しの罪に怯えながらも成功した在日韓国人だった。豊かな暮らしに執念を燃やす二人に残酷な運命が襲いかかろうとしていた…。異邦人を受け入れない日本を描く「断層海流」の続編、待望の文庫化。

    0
    2019年11月05日
  • 闇の子供たち

    Posted by ブクログ

    あくまでフィクションのタッチで綴られているが、限りなくノンフィクションに近い。映画も制作されているが、現地での上映は拒否されている。幼児の売買春や臓器売買(ここは本意気に否定されている)がテーマで、読み進めるのがとにかく気持ち悪い。でもこうした弱者が構造的に作られていることは否定できないし、事実であることは間違いない。なぜ人は慎ましやかに生きられないのだろうか。

    0
    2019年08月06日
  • 夢の回廊

    Posted by ブクログ

    夢か、闇か、夢の闇なのか。久しぶりの梁石日を読んだ。彼の短編集は初めて。
    長編は面白いけど、どっぷりと重いので、これは気楽に読めるので、まだ読んだことのない人にはお勧め。

    0
    2019年07月19日
  • タクシードライバー 一匹狼の歌

    購入済み

    タクシー運転手と業界の裏話

    タクシー運転手時代の作者のお話が、まとまってます。都市考察は鋭いですが、時代を感じさせます。タクシー業界への改善すべき点が載ってます。タクシー業界やタクシー運転手の苦労が半端ないです。作者の他の作品が過激なので、それに比べたら常識的な印象を受けました。

    0
    2019年01月01日
  • Y氏の妄想録

    Posted by ブクログ

    定年退職したY氏の歩む、寂しく虚しい日々と驚愕の過去。
    家族を省みず、会話もなく、会社だけが生き甲斐だったサラリーマンの成れの果て…にしてもあまりにも辛すぎる。

    2018.3.18

    0
    2018年03月18日
  • 子宮の中の子守歌

    Posted by ブクログ

    事業に失敗し、妻の姉の夫(義兄)を頼り大阪から仙台へと向かった秀生。
    しかし、そこでも真面目に仕事をせず、女性にのめり込んでいく。
    とにかく自分をコントロール出来ずにどん底まで堕ちていく秀生。
    ただ、そんな秀生の生き方に惹かれる何かがあるような気がして…

    2017.10.9

    0
    2017年10月09日
  • 闇の子供たち

    Posted by ブクログ

    これはひどい、人間扱いされていない。完全にもの扱い。人間の相手をするから人間なんだろうが、やはりものでしかない。しかも安い、安すぎる。
    一方で、NGO活動の無力感もやるせない。利権に守られており、むなしい活動になるばかりでなく、命の危険にもされされている。

    そう、全般的に命の値段が安すぎるのだ。人の命は地球よりも重い?感嘆に人が殺される世界では、重みを全く感じない。それは貧困者だけではない。暴動時の狙撃や街中での殺人が多すぎるし軽すぎる。

    筆者はこれが現実だ!として世界がみえていない平和ボケしている私たちに何かを突きつけようとしているだろうか?それとも多少なりともかかわってしまっている買う

    0
    2017年06月26日
  • Y氏の妄想録

    Posted by ブクログ

    定年退職したY氏の妄想。どこまでが現実でどこからが妄想なのかわからなくなり、読む方も不安になる。息子と娘もグレーゾーンに踏み込んでいるが、それもどこまでが現実だかよくわからない。なかなか読みごたえがあるが、よくわからないまま終わる。読後感も悪いが、敢えて悪くさせられているので、悪い気はしない。

    0
    2017年05月21日
  • 睡魔

    購入済み

    波乱万丈

    どこかにあるような話なのに起こりえない空想のようで大変楽しめました。

    1
    2016年03月08日
  • カオス

    Posted by ブクログ

    在日韓国人のテツとガク。
    上手い話に手を出して、抗争に巻き込まれる。
    テツの恋人のニューハーフのタマゴが、よい味を出している。

    2016.2.27

    1
    2016年02月28日
  • 冬の陽炎

    Posted by ブクログ

    粘着質な小説です。
    うすぐらぐジメジメした世界観。
    追い詰められ限定された中で、
    どんどん、狭く暗くなっていく。
    重いです。

    0
    2015年10月18日
  • Z

    Posted by ブクログ

    同僚に借りた、梁石日さんシリーズ。
    正直、お腹一杯。
    北朝鮮、韓国、日本の力関係と戦争、そして在日の方の苦悩。
    毎回この作家さんが書く、国籍や自分のアイデンティティー。
    連続して読んだせいもあり、本作品は先に読んだのと比べるとイマイチかな。

    0
    2015年06月02日
  • 異邦人の夜(上)

    Posted by ブクログ

    「断層海流」の続編。
    マリアと木村のその後の話が続く。
    逃亡中のマリアは、夜の世界でしたたかにのし上がりつつあるが、木村はかなりヤバくなってきました。
    下巻の展開が気になる!

    0
    2015年05月17日
  • 大いなる時を求めて

    Posted by ブクログ

    戦前からの朝鮮で日本教育を受けた、韓国人主人公。終戦を期に変わる価値観。日本へ密航し日本で生きていく様を書く。
    朝鮮が日本の植民地であったころの朝鮮の様子、戦後の在日朝鮮人の活動等がイメージでき興味深い。

    【印象に残ったこと】
    1948年朝鮮民主主義共和国樹立、アメリカを後ろ楯にした韓国とソ連を後ろ楯にした北朝鮮の対立は激烈に、ほとんどの在日朝鮮人は北朝鮮を支持

    在日朝鮮人の活動家達は日本共産党と連携

    0
    2015年03月26日