梁石日のレビュー一覧
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非常にデリケートな問題なので、僕はこの問題につい点自分の立場を明言するのは避けますが、主人公の金淳花がたどった過酷な運命にはページをめくる手が止まるかもしれません。
ここに書かれている「従軍慰安婦」の問題は相当デリケートなものなので、僕はここではその是非に対する明言は避けてあくまで物語としてこの本に関する記事を書きます。
主人公の金淳花が十七歳のときに「いい仕事がある」と日本人の憲兵にいわれて連れて行かれた「キンスイ楼」 というところから彼女の過酷な運命が始まります。この小説に出てくる日本人および日本兵がまぁ見事なまでに「東洋鬼子」を地でいくような人たちばっかりで、読んでいてたびたびページ -
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やっぱり何回読んでもラストがライオンキングの某シーンにしか見えないです。タマゴのキャラ濃すぎですね。完全に主役二人は食われてます。
でもガクとテツのコンビは好きです。頭で考えるタイプのガクと直感で行動するテツ。お互いそれぞれ認めてるところがあるんだろうなぁ。信頼関係とはちょっと違う気はしますが、喧嘩ばっかりしてるのにいざって時は意見が合っちゃうというか合わせちゃう二人は良いパートナーなんでしょうね。
譲ったり譲られたり、見てて微笑ましかったです。
タマゴとテツも不思議な関係ですね。テツのちょっとお馬鹿なところがタマゴやガクを癒してるのかな。
もし映画化とかされたら見てみたいなって思うけど、さ -
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フィリピンから来たマリアと在日韓国人の実業家、木村とその娘の貴子。彼らが織り成す物語は読んでいてハラハラさせられました。僕も昔彼らと付き合っていたことがありましたので、他人事とは思えませんでした。
詳しく書くとかなり危険なので、 さらりとしか書けないけれど、 僕は東京にいた頃、自分の身近にマリアのような女性や木村社長のような「異邦人」がいた。そういうところに身を置いていた事がある。だから、この小説の中に描かれている彼らの生態がものすごくリアルだった。すごく良く書けているなぁ、と思った。
ただ、彼らと深く付き合ったことはないし、現在はそんな生活とは無縁である。でも、東京で「彼ら」から酒の席で -
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ネタバレ描写の生々しさに絶句。
フィクションではあるものの、現実でも同じようなことが起こっているらしい。
自分の知らない現実に衝撃を受けた。
小さな子供たちが酷く扱われている描写は目を覆いたくなる。胸が締め付けられるようで、読み進むことが辛かった。
けど、最後まで読んで良かったと思う。
読んだからと言って、この子たちに何かしてあげられるわけでもなければ、明日からの生活が変わるわけでもない。
明日からも資本主義の歯車として生産と消費を続けるのだと思う。
でも、一人でも多くの人がこういった現実を知り、受け止めていくことが問題をよくすることにつながっていくのではないかと思った。 -
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1998年第11回山本周五郎賞受賞作
梁石日氏命日なんですね
著者の実父をモデルとしているとのこと。
1930年頃の大阪を舞台に、出自による差別や当時の労働環境への反抗を描いた作品だと予測して読み始めました。
もちろんそうした側面もあるのですが、それ以上に圧倒されるのは、父とされる男の家庭に戻ってからも延々と続く暴力と酒と女。終わりの見えない乱行に辟易してしまい、私は上巻でギブアップしました。
下巻で大きな転換や救いがあるのかもしれませんが、そこまで読み進めることはできませんでした。
文章から伝わってくるのは、父親の目的すら見えないほどの圧倒的なエネルギー。その凄まじい存在感は、読ん -
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【2026年76冊目】
人気中華料理店のオーナーである劉から、漢方薬の取引を持ちかけられたガクとテツは、巨額の利益が得られる可能性を感じる一方で怪しさを感じていた。ガクはクラブの開店と一人の女に執心し、テツは引き継いだ店の経営に躍起になる中、じわじわと闇が忍び寄っていて…。
タイトル通り、カオスな話でした。ガクとテツが主人公なのですが、ニューハーフのタマゴも物語に色濃く入ってきます。ガクとテツの話だけだと、そこまで変わった物語でもなくなりそうなところを、タマゴが色付けしていった感じでした。というか、タマゴが乗っ取った感じでしたね。サイドキャラクターが、ここまで目立つのは、果たして狙って書かれ