あらすじ
自らの父親をモデルにした最高傑作『血と骨』の原点にして、著者のあまりに凄絶な半生記――破天荒な青春時代。マルクス主義への傾倒。詩への耽溺。事業の失敗。大借金。大阪を出奔し、仙台へ。再び無一文になり、東京でタクシードライバーになる。神をも恐れぬ強大な父親への骨肉の葛藤と、女と酒に溺れた無頼と放蕩の日々を綴る衝撃の回顧録!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なぜ作家になったのか知りたくて読んでみた
結果としてなぜは解けなかったが
高校生の頃から詩を書いていたこと
ヂンダレに参加し仲間と議論したこと
組織を批判した仲間と新しい詩誌を
創るが続かなかった
毎日酒と女と議論の繰り返し
若くして事業を起こすが
大借金して親族がいる仙台へ
しかし再び酒と女の日々
仙台に居られなくなり東京で
タクシー運転手になる
壮絶な半生だ
姉は自殺
父親の暴力に耐えて生きた母は癌で死に
父親は酒と女と暴力の日々
自分の中にある父親と同じ血
よくぞ生きてきたと思う
ヤクザな道は踏まずに
でも近いことはしている
そこから紡ぎ出される文章はやはり血が出そうな感じがする
Posted by ブクログ
映画の血と骨が好きだったので読みました。あの映画の数々のシーンが実体験に基づくものと知り、戦慄するとともに作者の多様な経験談に驚きっぱなしの一冊でした。在日朝鮮人をテーマにした作品は初めて読みましたが、戦後のまた違った側面を見ることができてとても面白かったです。
Posted by ブクログ
「血と骨」の作者であり在日2世の小説家・梁石日の自伝。現代においてもなお、在日朝鮮人への差別がある中、戦前・戦後はいかほどか。事実は小説より奇なり。筆者、父、母、友人と、誰一人平凡な幸せを手に入れられない。大阪・コリアンタウンも今は観光スポットとなっているけど、暗い歴史があったんだよなあ・・・
Posted by ブクログ
『血と骨』ちうのは、ほとんど実録だったのですねぇ。ほうっとため息。
どうなのでしょう?あたくしは面白かったですが、どうやら父があたくしの部屋へ
入ってこれを盗み見したらしく、ちょっと挙動不審なのよねぇ。うざいの!
Posted by ブクログ
半分は主人公が実父をモデルだという血と骨で読んだ内容とほぼ同じ。残り半分が自身がタクシードライバーになる前までが書かれてます。実父が獣みたいな人で酷い家庭環境。更に在日朝鮮人ということもあり差別を受けながら仕事環境も酷く、水商売に携わったり、事業を興しても失敗に終わり借金まみれ。それでも昔から文学や詩を好んでいたようで長い間その才能を発揮する場もなく埋もれていたんですね。