瀬田貞二のレビュー一覧

  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    久々に心踊る冒険物を読んだ。冒頭の手書きの地図を見ながら、少しずつわかる場所が増えていく楽しさ。
    主人公が中年のホビットというところもいい。ドワーフたちと旅を進めるうちに深まる絆。独特なワードセンスの訳文もツボ。

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    2025年01月17日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    おもしろい!!

    映画『ホビット』を観ているから、
    どうしても登場人物をイメージして浮かぶのは、
    映画の役者たちなのだけれど、
    この冒険、ドラゴンスレイヤーを文章で読めるのが、
    なにより嬉しくて楽しい。

    ファンタジーの礎。
    子どもの頃に読みたかったなぁ。

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    2023年04月12日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    作者が4人の自分の子供たちに語り聞かせた話が元になっている。
    一方で、大人である親こそ読むべきとも述べている。
    主人公がホビットという種族とはいえ、「中年のおじさん」で、静かな団欒と煙草を愛する冒険など夢にも思わない。おまけに普通であることを自慢に思ってすらいるという設定はいかにも「つまらない大人」を思わせる。
    しかし、親である大人も昔は子供だったのだ。
    さて、このつまらない大人を思わせるホビットのビルボ・バギンズがどうなるか、
    是非読んでいただきたい。

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    2023年03月11日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    作者のトールキンは、純粋に子ども向けにこの物語を書き始めたことがよく分かる導入。それが次第に興に乗り、大人にも納得のいくハイ•ファンタジーへと発展した。さらには、重要なプロップとして指輪を登場させた事で、次回作の構想まで立ち上がったのだろう。私達は、この物語に出逢えて幸せだ。

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    2022年05月24日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    小学生の頃、指輪物語の方を挫折してしまい、今回リベンジするためにネットで調べてみたらホビットの方が前日譚であることを知りました。
    まず試しにと映画の方を目にしたら、そちらがとてもステキではまり、「ならば!」と原作の日本語訳を手にとる決心にいたりました。

    映画とは異なる点もかなりあり「あれ?」と思うところも多々ありましたが、やはりこちらもハラハラドキドキ、ワクワクするすばらしい冒険譚でした。
    子どもの頃、FFやドラクエといったRPGゲームをひたすらやってきた身としては、こう……胸が熱くなり、こみあげてくるものがありますね。

    下巻も楽しく読んでいきたいと思います。

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    2021年11月20日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』第4巻。第3巻から70年後のナルニアを舞台に、ユースチス、ジル、泥足にがえもんたちによる、カスピアン王の息子・リリアン王子の救出劇を描く。

    アスランからの指令を尽く間違えながらも、悪戦苦闘して先へ進む3人の道行きが面白い。
    巻を増すごとに物語の完成度も上がっているように感じる。

    ‘地上世界は存在せず、ただの夢であり、この世には自分が統べる地下世界しかない’と催眠をかける夜見の国の女王との舌戦が印象的。
    泥足にがえもんの切る啖呵、
    「よろしいか、あたしらがみな夢を見ているだけで、ああいうものがみな(中略)頭のなかにつくりだされたものにすぎないと、いたしましょう。だ

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    2020年05月27日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ナルニア国の中で今のところ一番面白かったです。舞台が中東なところが目新しいし、他のナルニア国はアスランが出てきたら全て解決〜という感じがあるけど、本作はしばらく先が見えない展開が続きます。馬と少年(“The horse and his boy”)というタイトルが示す通り、馬が主役級に頑張ります。立派になったエドマンドも登場します。

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    2020年01月09日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    ネタバレ

    大作『指輪物語』へと繋がるファンタジー小説。
    ホビット(小人族のひとつ)のビルボ・バギンズが、魔法使いガンダルフに誘い出され、13人のドワーフ(同上)たちとともに、龍から宝を取り戻す旅へ出る物語。

    「地面の穴のなかに、ひとりのホビットが住んでいました。穴といっても、ミミズや地虫などがたくさんいる、どぶくさい、じめじめした、きたない穴ではありません。(中略)なにしろ、ホビットの穴なのです。ということは気持ちのいい穴にきまっているのです」―――といった調子で物語は始まる。語りかけるような文体だからか、馴染みがないはずの異世界へ、読者が自然に分け入っていけるように感じる(瀬田貞二の訳文の巧みさもあ

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    2018年08月10日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    ホビット族の主人公、ビルボ・バギンスがひょんなことから旅に出て、また戻ってくるお話。
    子供向けな語り口調や筋書きの作品とはいえ、古英語(イギリスで5世紀頃に使われていた言語で、今の英語とはまったく違う)で伝えられてきた伝説、イギリスの文化や伝承に影響を与えたと言われる北欧神話や、アイルランド神話など、たくさんの要素が詰め込まれた作品。
    作者のJ.R.R.トールキンが児童文学作家である前に古英語の研究者だったことを考えながら読むと、その作品世界の背景の深さにけっこう圧倒される。

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    2016年03月15日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画を観てから読みました。映画のキャストを観ながら読むのが楽しかった!でも、正直なところ、子どもの頃に自分の想像力で楽しみたかったなぁと少し思いました!それくらい想像をかきたてられる素敵で少しほろ苦いお話。

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    2014年05月08日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ナルニア国ものがたり第5巻。今回はナルニアの世界の少年少女が物語の中心となります。漁師に拾われたシャスタは奴隷に売られそうになった処をもの言う馬ブレーと共に逃げ出しナルニアへと向かう。途中同じくもの言う馬と親元から逃げ出してきた少女アラビスと出逢うのだった。
    ブレーもアラビスも気位が高く、シャスタはそんな姿にまごつくのだが、実はシャスタは…という貴種流離譚の流れを汲む物語は王道であるが故に面白いです。自分の生まれを知ってから使命に目覚めるのでなく、使命に目覚めたことが生まれを知ることに繋がるのがいいですね。そして今回もアスランが美味しい処をもっていきますなあ。まあ、そういう存在なのだから当たり

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    2014年03月22日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ネタバレ

    前作ですっかり成長したユースチスが活躍します。いじわる癖は抜けきっていませんが、空想や冒険に浸りがちな他のキャラクターと違って「現実主義」的な部分が全体的な良いアクセントになっています。
    沼地を越え、荒れ地を越え、巨人のくにをくぐりぬけ、地底の国にいたる、他の巻にはない長い冒険が繰り広げられます。手に汗握る展開が多く、全7巻のうち、冒険物語としては一番完成度の高い巻だと思っています。

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    2013年10月13日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ナルニア国ものがたり第4巻。ナルニアに呼ばれたジルとユースチフは沼人の泥足にがえもんと共に行方知れずの王子を捜しにいくのだった。
    一本調子にも思えるが起伏に富んだ物語です。アスランからの忠告をことごとく守れなかったり、ジルとユースチフのコンビがちくはぐしていたり。それでもトントンとお話は進んでいきます。だから二人が真に心通じ合った場面が胸に沁み入ります。
    特筆すべきはにがえもんさんのキャラクタでしょう。愛すべき悲観主義者。子どもたちの気持ちを萎えさせることもしばしばなのですが、そんな彼だからこそ最後まで希望を失わなかったのは、お話のもって行き方として素敵ですね。

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    2012年10月18日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

    購入済み

    オモロイ!

    意外にもはまってしまいました。

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    2012年05月05日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    馬といっても普通の馬ではありません。登場するのはナルニアの国の馬。逆境から抜け出そうとする少年と馬、王女と迫りくる戦争の物語です。

    自分を捨てて襲い来る敵の知らせに急ぐ少年と、人間に囚われて長年普通の馬を演じて暮してきた気取り屋で臆病な馬の葛藤。

    この物語の主人公はまさしく「馬と少年」。心に残る物語です。

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    2012年04月04日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ナルニアの北の巨人の国へ、行方不明の王子を探しに行く物語。
    凍える寒さと雪、謎の巨大な建造物と巨人達の王宮、
    地下の世界と黄泉の国。
    魔法にかけられたリリアン王子の脳天気ぶりが泣かせます(笑)

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    2012年04月04日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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      ナルニアの7巻のうち、この巻が大好きなのは、なんといっても、沼人の泥足にがえもんさんが登場するから。

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    2011年11月11日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ナルニア国物語第5章。他の章と違い”ナルニア世界に住む少年少女が試練に向かっていく”話。しかも、舞台の中心は、ナルニアの南、敵国カロールメンから始まる。小さな漁村で金髪に白い肌のシャスタが、馬のブレーに出会ったことから、ナルニアの危機を救うまでの旅を描いています。

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    2011年05月20日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ネタバレ

     ルーシーにかわって登場する女の子は、いじめられっ子で少し意地っ張りなジル。この子がまたかわいいんだなあ・・・・

     ユースチスとジルはいじめっ子に追われているうちにナルニアへと導かれていきます。
    そして、アスランの命により、2人は行方不明になったカスピアンの息子、リリアン王子を探しに行く旅にでかけます。旅の道連れは少し悲観主義な沼人、泥足にがえもん(このキャラクターがまた秀逸)です。

     巨人たちの国を超えて、3人が行き着いたのは、狡猾な魔女が支配する地下の国。そこにいたのは銀のいすに腰掛け、呪いをかけられたリリアン王子の姿でした。そして彼らもまた魔女の誘惑に心を奪われてしまいますが、それを

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    2011年05月04日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    すーーっごく面白かった。
    子どものように心からワクワクドキドキするこの感覚、今もあるんだなあって実感した。
    私は人を信じやすくて騙されやすいところがあるから、泥足にがえもんの用心深さや警戒心を見習わなくてはと思った。ネガティブなことばっかり言っている反面、危険なところでは男らしく勇敢に立ち向かうギャップがまた彼のいいとこ。
    ハルファンの存在を知ったことは、はたから見たら希望がもてて2人を元気にすると思いきや、実際はかえって2人をますますみじめにして悪い結果を及ぼした。先のためにも今を慎重に確実に過ごすことが大事だなあなんてしみじみ。
    あと残り3冊だ。あーーーーワクワクする。

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    2011年01月23日