瀬田貞二のレビュー一覧

  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画にもなった「ホビット」原作。ドワーフと魔法使いに連れられて竜のところに宝物を取り返しにいくビルボの冒険の話。

    「ホビット」も「ロードオブザリング」も見たこともなければ読んだこともなかった。そもそもファンタジーに興味があんまりない。小さい頃から本はそこそこ読んでたけど、ファンタジーには手をつけてこなかったせいか読み慣れてない。
    ファンタジー好きの夫に勧められて読んでみたけど、やる気のないビルボがドワーフの仲間達と旅を続けていくにしたがってだんだん頑張ろうと変わっていくのは読んでて微笑ましくなった。ビルボ、偉いねえ。
    でも私が惹かれたのは、ちょっとしたところに挟まれるユーモア。言い回しともい

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    2023年03月02日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    指輪物語の前のお話。児童文学とは思えない。大人も大満足な冒険活劇。
    やっぱり私は、ハイファンタジーが大好きなんだ、と思わせる作品。

    ほのぼのとした雰囲気もあれば、お先真っ暗な状況まで、読者を冒険の世界に引きずり込む展開はあっぱれ!
    翻訳者である瀬田貞二さんの書き言葉も独特でおもしろく、指輪物語で引き続き翻訳されていることも納得。

    続いて下巻へ。

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    2022年10月25日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    きた、やはり蛮族といえば南方にあり、砂漠の向こうに住んでいるわけだ。絵を見るに、オスマントルコとかがモデルかな?
    まぁそんな蛮族ではあるけども、ラバダシは命乞いなどせずに非常に潔い。砂漠を馬で越えて、補給に困った様子もなく、なかなか有能な武略家ではなかろうか。単なる王族のボンボンではないのだ。そのあたり、心ある歴史家なら評価を見直しても良いのではないか。
    何しろいけ好かない正義を振りかざして良い子ちゃんの北方民族に比べて、カロールメンはアツいと思ったけど、あっさり最後は日和るんだもんなぁ。やっぱ魔法は怖いってことよね。いや、そりゃこんな得体のしれないもんは怖いわ。ティスロックは正しく、現実主義

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    2022年08月25日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    相変わらず時代感がナイスで、こういう表現を使った本が今後生まれることはないだろうから、貴重なんじゃないか。
    今回のポイントは巨人かね。ただ石を投げるだけの愚かな巨人、という方はまだしも、賢い巨人の方は恐ろしいというか、まぁある意味ペットから見た人間てなもんで、エサをやって気が向いたら食うわけで。これを読んで子どもたちもベジタリアンに転向すること間違いなしである。
    更には言葉を理解しない獣は食って良いけど、理解する獣は食っちゃだめ、という、知的なら殺すな西洋主義が理解できるのではないか。イルカはダメでブタはOKなわけですよ。
    てかブタは蔑視表現として連発されているので、ブタも可哀想に。まぁ美味い

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    2022年08月15日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ナルニアも、ついに4巻。
    前の巻が海なら今回は地下の冒険。
    王子を探して冒険する話だが、みそは「目的の忘却」にある。登場人物が皆自分が何者であるか、忘れてしまう。何が正しいのか分からなくなるというのが今回のテーマ。
    それ故、これまでと比べてグダグダで新キャラの泥足にがえもんの性格も相まってじめじめした雰囲気がある。
    ただ、最後にそれらを吹き飛ばすカタストロフがやってきて大団円になるのでとても読み心地が良い。

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    2022年08月07日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    なんとなくずっとあとまわしにしていたのだけどやっと読んだ。
    指輪ははるか昔に読んだきりなのだけど、そのときと同じく、やはり疲れるんですよこの長旅が――。
    ハイファンタジーって、自分もいっしょに旅した気持ちになるので、なんかぜーぜーする。

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    2022年04月18日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』第5巻。第4巻からは数百年前に遡り、第1巻『ライオンと魔女』と同時代におけるひとつのエピソードを描く。第4巻において、古くから歌い継がれてきた歌として「馬と少年」の名は現れていたが、今巻はその内容(少年と少女と、2頭のものいう馬による新天地への旅路)が語られる。
    次巻でナルニア国の始まりが、次々巻の最終巻ではナルニア国の消失が描かれ、物語が終局へ向かっていくからか、この巻は明るく伸び伸びとした冒険物語といった印象。

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    2020年05月28日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画を観たことがなくて、恥ずかしながらロードオブザリングも観たことがなくて、まっさらの状態で想像していきました。速読が推奨される世の中だけれど、こういう壮大な冒険はゆっくりじっくりよんで頭の中に想像の世界を築くといい。
    はやく続きが読みたい。そのあと指輪物語も読まなくちゃ。

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    2020年05月11日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画を見たので復習。
    なんとなく話の流れと言葉が噛み合わない感じがあって調べたら、瀬田氏訳には色々異論があるのがわかった。
    原作好きとしては、これも英文で読まなければいけないのだと思った。
    指輪物語より子供向けな感じではあるが、ストーリーは大人が読んでも楽しめる。まあ、訳し方の問題なのだろう。

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    2017年05月09日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画を観たのでもう恐れることはない!
    子どもの頃に読みたかった。ひらがなが多くて読みづらい…ああ。下巻へ続く。

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    2015年07月12日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画を先行して観てからこちらを手に取る。
    映画よりもより登場人物みな人間臭く、そうガンダルフさえよく怒ったりおびえたり、描かれている。
    新しい翻訳のものも読んでみたくなった。

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    2015年01月12日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    ここからはじまる…
    指輪物語の本当の始まりの物語。
    こども向けなんで読みやすいように書かれてますけど
    結構、面白く読みました。

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    2014年10月20日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    映画が面白かったので…
    原作は上下巻におさまってしまうんですね。絵本のような口調で訳されていて、ホビットやドワーフの雰囲気が可愛らしく見えます。

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    2014年04月16日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    映画で観ていない部分へ突入
    まったく前知識なく読みましたが、
    面白かった!!
    朝びらき丸より面白かった気がします

    ユースチスが、すっかり頼れる子になってて感激。
    最後、カスピアンがユースチスと会わずに死んでしまうのは寂しいなあと思っていたから
    ナルニアではない場所だけどふたりが再会して嬉しかった

    現実の世界に戻って、いじめっこたちをおどかすっていうのは
    ちょっと違うような気がしましたが、
    それがきっかけで学校も正されるっていう展開は、
    卒論で調べたルイスの、学校嫌いなところがそうさせているのかなと思いました。

    ナルニアを読んでいると本当に、
    セントールやフォーンや小人やドリアードたちが身

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    2014年02月27日
  • 魔術師のおい ナルニア国ものがたり6

    yuu

    購入済み

    素敵だ。

    どの巻から読んでも一つの作品に
    なってるところが素晴らしい。

    私は、ぜひ子供に読ませたい。
    そして大人になってから
    また読んでほしいです。
    私がそうだったので。

    アスランが最高に素敵だ。

    アスランに会いたい。

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    2013年11月27日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    おすすめ度:80点

    冒険に次ぐ冒険。一難去ってまた一難。
    ひととき、小学校の時の読書に熱中していた時代に戻ることができた。岩波少年文庫を読むのもよいものだ。
    映画「ホビット 思いがけない冒険」が公開される。どのような映像になっているのか楽しみだ。

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    2013年11月04日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ネタバレ

    ナルニア国ものがたりの中で唯一、異世界の子どもたちが直接登場しないおはなし。時系列で並べるとちょうど1巻と2巻の間にあたり、1巻で異世界からやってきた子どもたちがナルニアで王と女王になっている時代にあたります。(したがって、子どもたちが異世界からやってくる描写はありませんが、異世界からやってきた子どもたち自体は登場します)

    この巻あたりから作者の好みが出てくるのか、「おしゃべり好きでパーティや服やぜいたくなことにしか興味のない女の子」をばかにするような描写が数々でてきます。その良し悪しはともかく、自分の好みを押し付けるような描写がちょっぴり気になりました。

    お話しとしては典型的な貴種流離譚

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    2013年10月13日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ネタバレ

    ナルニア国物語の4つ目の話。一日30~40ページずつ、ゆっくりと読みました。心理描写に重きを置き、主人公である子供たちの成長をじっくりと描く、ルイスの技法を味わっていきました。
     今回の話は、前回初めて登場したユースチスとその友人の女の子ジルが主人公。なんだかよろしくない新教育が学校に取り入れられる中、これまたよろしくない級友たちからいじめられるジルとそれを庇い逃げるユースチスが、扉をくぐり逃げてきたところがナルニアだった。前回の冒険から数十年がたった、カスピアン10世の末期の頃。魔女が現れ王子リリアンをかどわかし、連れ去り数年がたった時であった。その王子を探しに、ユースチスとジル、そして沼人

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    2013年09月25日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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    息子(小6)のために買った本。息子が「めちゃめちゃ面白から読んでみ!」と言うので読んでみた。ドワーフやらトロルやらホビットやら…想像力の乏しい私には、なかなかついていくのが大変だったけれど、大変な冒険の中にほのぼの可愛らしい雰囲気があって、楽しく読めた。

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    2013年06月05日
  • ホビットの冒険 (全1冊)

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     冒険への憧れ。 ワクワクと胸躍らせながらたどる道。 見知らぬ土地を歩く楽しさ。 それとは裏腹に沸き起こる未知への恐れ。闇の恐怖。 遠くなる故郷への思い。 本当に帰れるのだろうか。 若い頃、バイクで野宿をしながら旅をしたことを思い出す。 楽しさと、心細さのないまぜになった気持ち。 すべてが冒険のようで。 すべてが目新しくて。 でも、一人の夜はとても心細い。 日が沈むとザワザワと変わる空気。 火の明かりの届かぬ先に蠢く息遣い。 人里離れた空間は、どこか異世界へ通じているかのような。 が、夜明けとともに訪れる、生まれ変わった空気と生気。 無事、生きていることへの感謝。 冒険譚が好きだ。 しかし、そ

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    2017年08月16日