飯間浩明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったー!
国語辞典ってこうやって作るんだね。
ワードハンティング楽しそう。
舟を編むの本を読んでみたくなった。(アニメも)
国語辞典作るのって意外と大変:;(∩´﹏`∩);:
ってゆうか著者の人、国語辞典(?みたいなの)読みながら学校に登校してたってどんなだよ(笑)
国語辞典って読むものだっけ(笑)
二宮金次郎みたい(笑)
せめて物語にしよ:;(∩´﹏`∩);:
あと落語の本読んでたって言ってたけど幅が広いな(笑)
国語辞典から落語まで読んでたって頭すごく良くなりそう。
頭良くなりたいな〜( ´_ゝ`)
本を読んでるから漢字の読みは得意だけど書きがな〜( ゚д゚)
暗記パン欲しい(笑)
-
Posted by ブクログ
「ことばって、伝わらないですよね。」
人と人とがことばでうまく伝え、かつ受け止めるために、ことばのつまずきについてまとめられた説明文。
言葉に対して柔軟に受け止める姿勢が、つまずきを減らすために大切だと感じた。ことばは時や場所の変化と一緒にかわっていくもの。使われたことばが正しいか誤っているかにこだわっていては、コミュニケーションがとれなくなってしまう。
変化していくということばの頼りなさを知ったうえで、より合ったことばを選んで自分の意思を伝えられるように、相手のことを受け止められるようになりたい。
ことばって、伝わらないんだけど、それでも伝えることをやめてしまうのは…なんだか寂しい -
Posted by ブクログ
辞書編纂者が書いた本で、とても読みやすかった。
コミュニケーションという言葉が氾濫するこの頃、なぜうまくコミュニケーションとれないか、という部分の答えが出てると思う。
「脳内辞書は人それぞれ」「読書とは、自分とは違うことばを使う多くの書き手と触れ合う営みです。他人のことばを理解し、誤解を防ぐために、読書は有効です」「ことばの正解はひとつでない」「ことばは頼りないから役に立つ」という部分は特に印象的だった。
書き言葉、話し言葉…いろんな要素が時間の流れとともに絡み、たくさんの言葉や本、会話が生まれてるって、つまずきやすいけど、凄いことだと感じた。 -
Posted by ブクログ
三省堂国語辞典の飯間さんが「国語辞典はこう作る」という話と、そんな飯間さんがどうやってできたのかを書いた本。
子供のころから言葉が好きだったというエピソードの数々を読んで我が子にそっくりなのでほっこりしました。
ツイッターでの発言などをみてある程度理解していたつもりでしたが改めて本人の口からこう聞くと嬉しくなり、また、自分も言葉や人生に対する姿勢を「正しい/間違っている」以外の軸にもってこなくては、と思います。
「『まちがい』とは決めつけない」(p.148)
「どのことばも、理由があって生まれてくる」(p.158)
「 もし、辞書には正しいことばや意味がのっていて、『そこにないことばや意 -
Posted by ブクログ
さすが飯間さんと思わせる、丁寧で分かりやすい内容の本でした。
冒頭で読者にこの本の目的がタイトル通り「つまずき」を解消することであり「間違い(=正解がある)」を正すことではない、としています。「言葉には正しい・誤りがある」というありがちな誤解をまず指摘しているのは重要なところだと思いました。
そして「あなたと私の脳内辞書は違う」ことをまず認識させ、その違いに起因する「つまずき」をいかに乗り越えるか、その手段として「つまずき」例を挙げ、それを避ける手段を最後に説明しています。
「つまずき」としては、時間的変化、方言など地域差異、専門用語や若者ことばなど集団語などが挙げられています。
時間的変化に -
Posted by ブクログ
『三省堂国語辞典』の編集委員が書いた一冊。国語辞典を編集するプロセスに合わせて章を立て、それぞれ実例を挙げながら解説する。昨年12月に出版された『三省堂国語辞典第7版』の編集作業と並行して書かれただけあって、臨場感たっぷりだ。
著者によれば、辞書の編集とは、1.編集方針を立て、2.用例を採集し、3.取捨選択をして、4.語釈を書く、5.最後に手入れをする、というステップをふむのだそうだ。どのステップも面白いが、中でも語釈を書くところがいい。「右」の語釈を「南を向いた時の西にあたる方」としても「南」の語釈を「日の出る方に向かって右の方」としてしまうと循環論法に陥る。そこで「アナログ時計の文字盤に向 -
Posted by ブクログ
そもそも「辞書の違い」って知ってますか?
この本を読むまでは、収録数の違いくらいだと思っていたけど、辞書ごとに「編集方針」があるそうな。著者は「三省堂国語辞典」の編集委員ということで、三省堂国語辞典のできるまでが克明に書かれている。ちなみに、こちらの辞書は「中学生にでも分かる説明」をモットーにしている。なんだか、とっても簡単なような気もするコンセプトではあるが、なかなかに奥が深い!ちなみに、この辞書は「ものを書く人」や「スピーチ」を良くする人が言い回しなどを調べるのに、重宝するらしい。これは久しぶりに辞書を手にしたくなってきたぞ!笑
文字の専門家が書いた本だけあって、とても読みやすいのに、読 -
Posted by ブクログ
読もう!と思ってもなかなか小説以外の本は途中で挫折してしまったり(新書など)するのに、
これはそんなこともなく、次はどんなことが書いてあるのだ!?と小説のように先が気になってあっという間に読んでしまった。
「舟を編む」を読んでいたから用例採集がどういうものかイメージしながら読むことができたような気がする。また言葉の語釈を加え忘れた時の悔しさや、これでいいんだろうかと不安になるところも。
よく言葉の正誤に厳しく、とてもこだわりのある人がいるけれど、いくら気を使っていてもその人自身、間違いをすることもあるはずで、時代の変化によって変わってくる言葉には柔軟に対応できる人の方が素敵だと思う。
( -
Posted by ブクログ
三省堂国語辞典の編纂に関わる飯間氏が、その改訂の過程を、丁寧に著した本。
言葉に向き合う飯間氏の真摯さがひしひしと伝わってくる良著です。
いわゆる誤用も、「誤り」とばっさり切り捨てるのではなく、日本語の変化、派生の仕方の一つととらえるなど、「今の」日本語の姿を的確にとらえようとする姿勢がよくわかります。
辞書には、言葉の「かがみ」としての2つの役割があって、そのうちの一つは「鏡」、つまり、日本語を映し出すもの、もう一つは「鑑」、つまり、日本語の規範となるものですが、三省堂国語辞典は前者の「鏡」であることを、より強く意識している、とのこと。
言葉は日々変化することを考えると、そのこと